桧塚奥峰とキムチ鍋 (2007年11月24日)

明神林道駐車場9:20−明神平10:45−桧塚奥峰11:50 13:04−明神平14:20−駐車場15:35

 今年は秋が短い、「晩秋の明神平でなべをやってみよう」と急に思いたち、このはな山の会のHさんと2人で出かけた。紅葉も終わったので、人が少ないかなと思っていたが、駐車場も半分くらいは車で埋まっていた。今年は紅葉が遅れているようで、駐車場あたりはもみじが真っ赤で見頃だった。それでも明神谷を登っていくと、山は初冬の様子だった。明神滝を越えていくと、山頂の方には残雪もみえてきた。登山道にも、霧氷から落ちた霜柱のような氷が引きつめられていた。明神平は、もう初冬の景色だったが、快晴の空のしたぽかぽか陽気だった。

 鍋をするには早すぎるので、桧塚奥峰をめざすことにした。一度、冬にわかんをつけてめざしたこともあったが、時間切れで途中で引き返したこともあり、一度行ってみたいと思い続けていた山だった。三塚、明神岳は何度も行ったことがあり、快調なペースで奥桧塚への下りと入った。冬の経験しかなかったので、方角を決めて下降した、ふみ跡はないのかと数分下降していくと、尾根上にしっかりとした道がついていた(分岐点は明神岳山頂を10mほど先に行ったところだった)

 標高差で100mほど下降し、あとは緩やかなブナ林が続く、静かな山歩きとなった。このままこぶのような山頂に出るのかと思っていると、視界が大きくひらけ、目の前に、小山のようなピークがあった、とても視界が利く、最後の斜面を登っていくと、三角点は静かなブナ林の中にあった。さらに、そこから数メートル奥にすすむと、素晴らしい景色が広がる展望台にでた。峰続きの桧塚、さらに、大台へ続く峰々、明神岳への登り返しが気になったが、「この絶景の中でこそ、キムチ鍋をしたい」と思い、鍋タイムとなった。しかし、ここでアクシデントが??鍋ということで普段はガスを使っているのに、今回は
1年ぶりに白ガスを持ってきた。ところがうまくつかない。あせった、このまま空腹のまま、重い食材をかついで下山しなければと思った。ガスバーナーを振って、再度、挑戦するとガソリン臭い、これはいけると火をつけると今度は点火、安定するのに時間はかかったが、無事にキムチ鍋を堪能することができた。時間短縮とヘルシーさを求めて、白菜、きのこ3種、焼き豆腐、豚、とり団子、いわし団子、もやし、ラーメン1玉のメニューだった。おいしかった。

 帰りは、やや体が重くなった気もしたが、ゆっくりぺースで、前山経由で明神平へ、時間もあまるくらいだったのでコーヒーを楽しみ、下山、帰りにやはた温泉にゆっくりとつかり帰阪した。ぽかぽか陽気に中で、初冬の楽しい山行となった


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