尾瀬・燧ヶ岳(2006年7月8日)

7 7日 京都八条口22:00−〔夜行バス〕
78日 JR沼田7:10−鳩待峠9:42 10:13−山ノ鼻ビジターセンター11:23(植物研究見本園     周遊)13:13−三又13:51−竜宮小屋14:34−弥四郎小屋 15:10
7 9日 弥四郎小屋7:10−山頂11:00 11:42−弥四郎小屋14:23
710日 弥四郎小屋7:11−白砂峠8:44−沼尻休憩所9:26−三平下11:40−三平峠12:45−大清水        14:55−路線バス−土出温泉:千代田館15:40
711日 千代田館9:28JR沼田駅11:18−特急―東京―新幹線―京都16:33

 尾瀬には、長年、一度は行ってみたいと思っていたが、機会に恵まれなかった。今回は、職場のワンゲル部の夏合宿として企画した山行で、日程的にはゆっくりと尾瀬ヶ原を楽しめるものだった。京都から夜行バスで沼田へ、予約したジャンボタクシー2台で鳩待峠に出た。峠は、観光客とバス、タクシーでごった返していた。尾瀬ヶ原にむけて、木道を下っていった。夏休み前で、行列ができるほどではなく、緑を楽しみながら沢沿いに山の鼻まで行き、そこからは、荷物を置いて、周遊コースを楽しんだ。そのあと、尾瀬ヶ原を縦断していった、季節はワタスゲのピークで真っ白な花で湿原は覆われていた。ヒツジグサなど湿原固有の植物などを楽しみながらゆっくりと下田代をめざした。天気は下り坂であったが、幸い雨にふられずに弥四郎小屋に到着した。小屋には、尾瀬ヶ原を見渡せる展望風呂があり、ゆっくりとお風呂を楽しみながら、尾瀬が原の夕暮れを満喫した。食事も山の幸中心の手づくりでよかった。

 
2日目、予想どおりの悪天模様だったが、桧打ち岳をめざす、5分も歩かないうちに雨具を着ることになる。それでも森の中であり、すすんでいく、雪が多い年だったためか、沢沿いには残雪がところどころ残っていて、歩きにくいところもあった。天気は悪くもよくもならなかった。だんだんと高度があがると森から潅木帯、這い松帯へと登っていく。視界は途中で少し尾瀬ヶ原がみえたが、上にでてからは濃いガスの中だった。頂上にはたどりつけたが、風もあり、寒さをしのぎながらの昼食となった。それでもワインで乾杯は忘れなかった。下山は、山慣れていないメンバーには急な沢伝いの道で歩きにくそうであった。雨具を最後までぬげない1日だったが、充実感があった。メンバーの感想は「もう1回行こうとは思わない」が多かった、雨、展望なしでは厳しいだけの山行と感じたようだった。

 3日目は、朝から小屋の屋根をたたく激しい雨音、天気はやはり荒れ気味、昨日の疲れもとれていないメンバーも多かったので、至仏岳を越えて下山予定だったが、急遽コースを変更し、尾瀬沼経由で三平峠を越えて、大清水に出ることにした。天気は徐々に回復していった。谷を巻きしながら緩やかに登っていく道だった。森を楽しむいいコースだ、そして小さい峠を越えると小さいながら白州湿原に出た。尾瀬ヶ原では、シーズンが終わっていた水芭蕉が、ここではまだきれいにみることができた。予定外のコースだったが、思わぬ収穫があった。記念写真や花の写真をたくさん撮った。尾瀬沼も静かで雨上がりで緑も際立ちよかった。半周して峠を越えていった。登りは案外あっさりと登ってしまったが、下りは結構長く感じた。大清水からは路線バスできょうの宿、土出温泉:千代田館に向かい、大宴会で締めくくりとなった。