藤原岳2005.3.21

自宅700−登山口11008合目1300― 藤原小屋1400−山頂1430 1550−下山 1730 

 守口7時、西名阪を走るが事故で10kの渋滞に巻き込まれる。40分くらいのロスか、藤原岳の登山口には11時まえに到着、事故渋滞が痛いが仕方ない。聖宝寺口から登る、寺の石段を登り、本堂の右手から山道となる。林道を行き、沢を越えると山道となり、かなりの急斜面をジクザグに登っていく、一気に標高をかせぐ、また沢筋に降りたところで、休憩をとる。
 沢から反対側のやはり植林された樹林を登っていく、やがて自然林と出会う、福寿草が咲いていないかキョロキョロしながら登ると、あった、ひとつ、ふたつみつけ、写真をとる、道の右手側に、福寿草の群落をみつけ、福寿草に導かれながら、登山道から大きくはずれながら尾根の台地の上に出ると、たくさんの福寿草が咲いている。冬枯れたままの林に、鮮やかな黄色に咲く福寿草は見事だった。
 登山道を求め、林を行くと、すぐ道に出た。尾根上を登りながら右手に谷筋に道が降りるあたりから積雪が残っている。足元もドロドロ、ちょうど下山する人とすれ違った時に、「朝はこのへん新雪が積もっていたよ、きのうの晩は雪だったようだ」と言われた。この季節の山は、気圧配置や前線の通過で雪になるらしい、なかなか侮れない。しかし、昼過ぎでそうした雪ももうほとんど解けていた。8合目の大貝戸道との分岐点にでた。ここまで2時間、山頂にむけては、白い雪面がみえる。ここからは、雪山の世界のようだ。林をぬけると、大きな急斜面となり、樹木もまばらで、残雪に覆われた世界となった。それでも、樹の根元で雪どけしたことに、黄色い福寿草が咲いているのには感動した。下山時にカメラにおさめようと思っていたが、日が傾くと花が閉じてしまっており、この写真を撮っておかなかったのが悔やまれた。たくさんお登山者が降り来る、午後に入り、雪は完全にくさって、アイゼンなしでも大丈夫だった、夏の雪渓みたいな雪だった。天気は最高で、日暮れまでの晴天を保障する青空だった。青と白と冬枯れたままの木々、光、最高の春山を楽しむ、藤原小屋には予定どおりコースタイムで2時に着いた。きょうのランチはOさんの希望で鍋となっており、下山を考えると福寿草もみた、春山も楽しめたから山頂を諦め、昼食にしようと言ったが、「小屋のトイレの前では気分がでない、山頂まで行こう」というたくましい女性2人の意見におされ、少し時間が気になったが、頂上をめざした。コルを挟んで、すぐそこにみえた。笹原も雪に埋もれ、快適に斜面も登れた。最後の急登に少し喘ぐがすぐに頂上に着いた。360度の視界を楽しみながら、ちょうど鍋を囲んで下さいというような岩があり、そこでチゲ鍋を楽しむ、当然、ワインで乾杯!!
 1時間も宴会をしてしまい、あわてて下山へ、日暮れと競争になったが、大貝戸道が歩きやすいとアドバイスもあり、そちらに下る。本当に快適な道で、快調に飛ばし、なんとか5時半、明るいうちに無事下山できた。
 帰りは、湯の山温泉で露天風呂を楽しみ(女性はなかったらしい)、とろろめしを食べて帰阪した。道はすいていたのに、家に帰ったのは11時を過ぎていた。「よく遊んだ」がみんなの感想でした。