「白山」山行記録(2001年8月10日から12日)

同行 他1名
行程 8/10 自宅から車にて出発 5:00−別当出合マイカー駐車場 9:00−別当バス停 9:30−中飯場 10:20−別当覗 11:10−甚之助避難小屋:昼食 12:00 13:00−南竜山荘 14:00/11 南竜山荘出発 7:00−アルプス展望台コースから室堂をめざす−展望台 9:00−    室堂 10:00−御前峰(白山)山頂 11:00−お池めぐりコースから下る−室堂(昼食)12:00 13:00−観光道コ−スより下山−殿が池避難小屋 14:00−分岐 15:00−別当出合 16:00              (車にて市ノ瀬・永井旅館へ)

 1日目は今にも降りだしそうな中を出発し、1時間も歩かないうちにきっちりの雨に打たれる、3ピッチ目には雨が激しくなり、寒く身体がうごきにくい、避難小屋でコンロを出し、大休憩をとる。雨は少し小ぶりなった。あい変わらずの単調なのぼりが続くが、あっけなく南竜山荘への分岐にでる。そこから水平道となり、お花畑が広がる静かな山行となり、ご機嫌、あっという間に、南竜山荘についてしまった。お花畑に囲まれた少し広いコルにある山荘はとてもいい雰囲気だった。天気が悪いのが幸いし、小屋はすごくすいていて快適、ワインで乾杯し、昼寝をとる。夜はボランティアによる自然観察のスライド会があり参加、高山植物の名前や特徴が少しわかった気がしてきた。
 次の日は、ご来光を望める天気ではなさそうで、5時から自然観察会に参加するが、誰も来ず、ガイドの女性と2人で1時間周辺を観察にまわりながら、白山のことをいろいろと聞かしてもらう。
 朝食は6時と少しおそいがしかたない、7時出発となったが、天気は上々、雲海が広がっているものの安定している感じ、きのうと変わり軽快に尾根道を行くと高度がどんどんあがるのがむかいの別山、そして、乗鞍、遠くに北アルプスをみながらの登りは苦にならない。足元には高山植物の花で賑わい、鳥も多くさえずりどころかすぐ近くに姿もみせてくれた。楽しい2時間あまりの展望コースをぬけ、室堂で休憩、ビジターセンターの建て替えの真っ最中で工事用のヘリコプターが行き来していた。ここにくると登山者も多く大変な賑わいであった。すぐ近くにみえている山頂は結構時間がかかった。それでも雲海と眺望の素晴らしさにたびたび足を止めるのも楽しい。山頂にほぼ予定どおりに到着、記念写真をとっている間に、心配していた雲海が競りあがってきて、あっという間にガスにつつまれてしまった。それでもせっかくなのでお池めぐりコースから下った。地獄のような荒涼とした岩と石、池、不思議と色が微妙に違う、その間に高山植物の群生はなかなかである。特に、チングルマとイワカガミの見事な群生はちょっと簡単にみれないものだった。
 ここも楽しい周回コースだった。室堂に戻って、昼食にした。今年は水不足で水がもらえず、少し手持ちが少ないのが気になったが、下り3時間ならいいかと思った。

 最初は沢ぞいに下り、黒ボコから観光道に入る。馬のたてがみはすごいスケールのお花畑であった。あいにくのガスと驟雨のなかで遠望がきかないのが残念だったが、お花畑を堪能することができた。なかなかの長い尾根道の下りで飽るわ、ひざが痛いわ、水もあまりなく、雨は降ったりやんだりですこしえらかった。しかし、白山禅定道から分岐し、高度を下げると見事な広葉樹の林と出会うなどなかなかのものである。樺やブナの大木は見事がある。できれば下からゆっくりと登る機会をつくりたいと思いながら、工事用の道まででてやっと水場にありつく、あと少しはゆっくりと下り、8時間近い少し長いめの一日が終わり、この日は麓の一軒宿の永井旅館に泊まる、素朴な料理(2日間の山行きのあとで肉が食べたかったが、イワナと山菜の精進料理)と温泉を味わいゆっくりした気分になった。温泉は水ぶろもあり、交互に入ると1時間も入っておれた。最高!