HUMMING-G と PALFREY・・・(最終更新:2005/5/25)

血迷ったか???2004年も師走が迫った頃に仲間入りである!


左はハミングG一応整備完了!試走〜!!の図!!
右はハミングGの部品取り用にと入手したけど、初期型でクイックスタート式で(タップスタートだったような?)
  左レバー廻り始め、殆ど流用部品が無く。勢いで、当初ハミングで考えていたロードゴーイングQR50!
  ・・・を、進めている様な?ただばらしている様な?・・・な、パルフレイちゃん。


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ハミング購入のいきさつは!?
まず体力の著しい低下で、SLR650やAX−1を乗る気にならない・・・
・・・と言うのが有りました。
そして、毎週末の買出しは現在基本的に車だけども、
おっさん亡き後、ヨメはんの足となるべきDioはあちこち弄ってしまい
足つきが悪い等、チョイと問題が・・・
・・・と言うのが、始まりなんですが。。。

やっぱり「バイクお馬鹿」なので、イザ!となると遊びたいなと・・・

本当はストリートマジックUの110が欲しかったのですね。
「2ストはなぁ」とか、「二人乗りできないのでは下駄にならんなぁ」とか。
最大の理由はヨメはんの足つき。。。XLR80Rを乗りこなせないヨメはんも
操作がスクーターと同じで楽やろう?と思ったのに足が届かん。。。
・・・・・・・・・・・ってな、過去が有りました。

ストマジは中古でも結構高いのですよね〜〜〜。
(50cc買ってボアアップ!・・・は?・・・50ccも高い〜!)

で、・・・って、繋がってませんが。。。
1000円スタートの「ハミング」・・・柔軟材ちゃいますよ〜
大昔、ワタクシメが原チャリ免許を取った頃のファミリーバイク。
ロードパルのバリエーションモデル。
変速しません。オイルバスの中をチェーンが入ってたかな?
最高速40kmも出なかったかと?
当時のバイクの本でも「あっという間に30km/hに・・・」当たり前やろ!!
鍵もなく、動くかどうかも分からない、だけど近いのでチョイと引き取りにいけるので、
そして何より、確実ではないですが、QR50と同じパワーユニット。
QR50でも買って郊外で遊ぼうかな?・・・と言うような考えも有ったのですが。。。
しかしQR50も安くはないし。ナンバーないし。・・・と、躊躇してまして。

で、目指すは、普段は下駄で、気が向いたら車に積んで郊外に行き、
ナンバー付きロードゴーイングQR50風味!!
・・・で、スタート!!

ハミングがやって来た!!

ハンドルが溶接してあるとは・・・
クランプ固定なら緩めて廻して・・・と考えていたのですが
車に斜めに積んで帰ってきました。
ステムナットを緩めれば外れますが、(巨大モンキーも持参)
ワイヤー類に余計なストレスが掛かってもマズイかな?と。



←オークション画像です。
う〜む?四半世紀を経過したにしてはきれいかな???
落札金額は、3300円也。
せいぜい2000円までかな?と思っていたけど・・・
悩んでいたストマジが終了直前に取り消されたのもあって
ちょっと、熱く!(熱くって・・・3300円・・・)
鍵無しでしたが、本体落札価格並(2625円)で調達。・・・金食い虫かな???
   (ここで既に6000円である!)

どんなんかな〜〜〜。ちぇ〜っく!!
ハンドルストッパーが削れ、曲がり、チャリンコみたいに右は際限なく切れた。。。
右ステップはいい感じに曲がってるし、結構派手に右にこけてる???
エンジンはまだ未確認。さ〜てどうなることやら・・・
なんせ、現状車!『キック降りて圧縮有り気』ましーん。
シートはコンビニ袋。じゃ〜ん!!とイリュ〜ジョン。破れとか言うそんな状況では・・・

ハミング無間地獄!!

ちょいとだけメンテに毛の生えた程度の予定だったのに、
ハミングはエンジン以外はバラバラでおます。
ひゃ〜マフラー割れてるし〜〜〜。

(ガンガンやってるときは結局余裕がなく画像なし・・・
  左は、未だちょっと残ってますね。)






まずはフロント廻り。
ダストシールがボロボロで、片方は脱落。もう片方もかろうじて引っ掛かっているだけ!
オイルダンパーは無いので、インナーパイプの前にダストガード付けるだけで十分だろうけど・・・
交換しようとPLを見ると・・・
   (おっと!ここで。PLも買いました。1170円送料・振込料共。ここで既に7200円である!)
なんと、ASSY扱いになっていて、
インナパイプ、サークリップ、スライダー、リバウンドスプリング等など、
全部で品番ひとつ!!チープが鉄則なのに!!

リバウンドスプリングが付いているのは右だけ(画像左側)
ストッパーラバーが組み合わさるのは左だけ(画像右側)

片方ダストシール脱落してますが、それが付いた状態でASSY!


というわけで、倒立風?安物Fフォークのパーツを完璧にバラバラに!
カシメでもなくスプリングロールピンでもなく?溶接だったら諦めるところだったけど
ピンを打ち込んでいたので、コンクリ釘(監督やってて良かったなあ〜と思う瞬間)
頭を石トウハンマーで潰して平らにし、押し出しに成功。(時間かかったけどね)
・・・・・手は痛くなるし、悲惨この上ない。
     HOP価格票でスプリングロールピンを見つけ、発注するも届いたのは
     もう見たくも無かったバラシた奴そのもの!JAWSをほうふつさせるギザギザ!
     プライヤーぐらいでは変形しない奴。SRPのイメージと違う。。。

さて肝心のダストシールですが、品番が分からない。
明らかに買わなければどうしようもないパーツも有るのでShopへ。
何度か足を運んで、パーツリストを見せてもらい確認するものの・・・
同時期のパルシリーズ。パルホリデイ・パルディン・パルフレイ・ロードパル何れもASSY。
狙いをつけたバリエ・ダックスはアウターパイプ形状が明らかに違いそう。
現行バイクで使えそうなのは?モンキー・ゴリラか?
アウターパイプ径、ボトムエンドの形状寸法共にサイズが違うことを確認したけども
やむを得ず。ASSY交換は絶対イヤなので、何とかしよう〜。


何とかしてるの図。
PP樹脂板をPP用両面テープで巻き付け、隙間をグルーガンで埋めました。
金属板も考えましたが、電蝕されては困るので。



「HUMMINGはハミングしながら。」と思っていたけども。
・・・ドツボ状態〜!・・・がしかし、鼻歌を歌いながら〜〜〜♪
なんせ、いちいちエキサイティングにやってたら持ちそうに無い〜。
パーツもスグには揃わないし、タイヤなんかも限りなく安く!
と、思ってるので、じっくりとふふふ〜〜〜〜ん♪と。
・・・薬をやめたので(医者を逆切れさせるほど、徹底的に言いたいこと言いましてん)
着火性良くなってるので・・・鼻歌なんぞこいてる余裕無し!
チープに行く為に細かい努力の積み重ね〜。

細かい努力の積み重ね〜。その1・リヤブレーキスイッチ。
配線が切れ、ケースも割れて分解状態でした。
作動位置や配線そのものの導通確認をして、
端子のハンダ付け。
7.5mmの外径をキープするのが大変。
こいつもグルーで。


※せっかく作りましたが、微妙に太くなっていたのか気持ち良く納まらず。
コンコンと叩きいれようとしたら、ポイントがずれてスイッチの頭をはねてしまってパー!

細かい努力の積み重ね〜。その1・リヤブレーキスイッチ。の再チャレンジ。。。

上から、
折れてしまったスイッチのスライドピン。
試作1号。・・・スプリング側約1.7mm径・・・代用可能な絶縁物質って・・・
         色々やってみましたが強度が無く、被覆鉄線で。
         スイッチを作動させるうちにズリズリと被覆がずれる。
試作2号。・・・心材は同じ。接点部分の被覆を剥いてカシメ。
※これまたせっかく作りましたが、スイッチボディを極限まで削ったつもりでも、
やっぱり微妙に太く仕上がってしまい。。。
結局は後に購入した部品取り?パルフレイから移植。(移植第1号)
パルフレイはグレイ色のケーブルカバーなのでカバーは入れ換え。

細かい努力の積み重ね〜。その2・まふりゃ〜。
・・・と、このように思い切り凹み、
且つ、溶接線で割れております。

最低地上高が105mmしかなく、
その一番低いのがエキパイ・・・
そりゃ当てますわな。。。


当初、加熱した状態でRBを差し込んで、てこの原理でと・・・
ガスボンベのトーチでは赤々とした状態までは加熱しきらず。
RBが曲がってお終い。・・・まあ、カーボンは落ちましたが。
で!ドリルで凹みの反対側に穴を開け、叩きまくり!



空き缶(スチール)の両側に5mm程度の間隔で切れ目を入れ
エキパイのカーブに合わせ巻き付かせて、
その上に鉄線を隙間無く巻き付かせ、
更にアルミテープで巻いて、
そのまた上にアルミ箔の脱落防止のため鉄線を巻いております。


細かい努力の積み重ね〜。その3・フューエルコック。

ガソリンがダダ漏れ・・・とまではいきませんが
じわ〜ぽた・・・ぽたっ。。。
高いんです!!これも劣化するのは、
中のパッキンに決まってるのだから、
交換できるようになっていれば良いのに・・・
重要保安部品???COMPです。
カシメをドリルで削り分解。
3mmのクロロプレンゴムでパッキンを自作。(タンク取り付きのパッキンと分岐パッキン)

※これまたせっかく作りましたが・・・
当初は良かったのですが、耐油性があるクロロプレンでもさすがにガソリンにはあかんようで。。。
フヨフヨにふやけて、分岐穴などを塞いでしまい、ガスがキャブに行かず。

細かい努力の積み重ね〜。その3・フューエルコック。の再チャレンジ。。。
ダメ元で、オリジナルのパッキンに戻し、押さえ圧を増して対応することにし
同サイズに切り抜いたガスケット(Dioのリードバルブガスケットの残骸)を
挟み込んで復元。テストでは漏れも作動にも問題なし。

細かい努力の積み重ね〜。その4・テールランプベース。

レンズが割れているのはオークションの説明文にもあり認識していたのですが・・・
よく見ると、ベースの受け台座のみならず、それが有った場所のケース外殻までもが
もげて無くなっており、穴が・・・
この材質は接着剤が効きにくいし、振動で落ちたらしゃれにならないので
通しボルトで固定すべく上のような加工を。
乳白色の台座はクララ・・・(ペーターとか出てきまへん、アルプスの少女ちゃうから)
・・・咳止めのケースです。。。

※これまたせっかく作りましたが・・・
首下が最低52mm程度無いと貫通してワッシャー及びナットが掛かりません。
が!M3ボルトでそんな長いのは無い!!
高ナットで繋ごうにもM4からしか無い!!
寸切りボルトでとも思ったがこれまたM4からしか無い!!

細かい努力の積み重ね〜。その4・テールランプベース。の再チャレンジ。。。

せっかくのクララでしたが、イタシカタナイ。
カールプラグで台座部分を建て直し。
ベース外側からスクリュービス止め。
レンズの脱落の可能性があるので、SUSワイヤーか何かで補助固定が必用やろね。

細かい努力の積み重ね〜。その5・リヤフェンダーステー。。

疲労破壊?まるで折れました!見たいにスパッと切れてました。
なんでやろ???破断面は、ほぼ隙間無く付き曲がった形跡も無い。
そんな硬い鋼種を使ってるのかな?
いずれにせよ素材の問題で有る様に思われ、新品を付けても同じか?
・・・と、添え木(ボルトの残骸)・アルミテープ・SUSワイヤー巻き。




それでも、パーツ発注など積み重ねていくと結構な金額になってきました。。。
どうしても買わなければならない物は有りますからね。
   エアクリーナーエレメント、テールライトレンズ、同パッキン、スピードメーターバルブ、
   エキゾーストパイプガスケット、ウインカーバルブ(2個)、Fフォークダストシール
   ピンスプリング・・・・・で約4000円(ここで既に11200円である!)

   タッチアップ用塗料、使わなかったけどもマフラーパテ、で1500円(ここで既に12700円である!)
   前後ホイールもパワーツールでケレンし錆を落とし、錆止め及び仕上げ&クリア塗装で・・・
   一応手持ちの奴で塗装したので計上しないけど・・・

細かい努力の積み重ね〜。その6・前後タイヤ。
タイヤを新品にせざるをえないし・・・スリックタイヤ状態。。。
前はひびひび!後は論外でスリック。

後輪をシャフトから抜くのに相当の苦労をしましたので・・・
(ターンバックルを使ってプーリープーラー状態でもダメで叩きまくり!)
多分錆が酷く幾らソフトバイクでパンクはチャリンコ方式でいけても
タイヤ交換は無理やねえ・・・ということでスリックだった???
と、何せ、安く上げたいのでヤフ物に手を出しました!
2セットにすることで一本当たりの単価を下げようと(送料と振り込み手数料を按分)
1395円/本!!・・・ということで、ここでの努力は調達努力
最近のタイヤなんで当然チューブレスだから、硬いよなあ・・・
硬かった・・

・・・で、2本、2800円(ここで既に15500円である!)

お次はシート

←シート。コンビニ袋をはがすと〜〜〜。
 スバラシイ!!


シートの破れは簡単に考えていたが大甘でした。
手持ちのタッカーでは歯が立たない・・・
オレンジのフレームカラーなので青いシートにして
HONDAの一昔前のOFF車風にして〜と思っていて、
SLR改造用に置いてあったKMX125シート
(実際にはサイズが違いすぎて使えず)
表皮を剥いで、ハミングシートにかぶせてみたけど、幅が足らん!
極めつけ!タッカーが効かない!

タッカーが利かなかった事で脱力。

防水の為、厚手のビニールシートを貼り付け。
その上に、100円ショップで調達のシートカバーを。
・・・最近のスクーター用なのででか過ぎ!
型に沿って切ってテープ止め。
(あまり意味が無い?)

このブルーのシートカバーも
100円ショップで調達。
ポリエステルタフタのカゴ用カバーを
型紙に沿って裁断し、ミシンを踏みました。
(踏んでへん、踏んでへん!電動ミシンや)

しかし、シワが・・・・・

何でこんなにシワシワか〜?
・・・型紙。。。ビニールで取った・・・脱力もの。
が!しかし!ビニールで取ったのが敗因ではなく、
スポンジ剥き出し状態で取った型紙を
防水用のビニール、その上のカバーを貼り込んだ時点でチェックしなかった。
大して変わらんやろ?と、高をくくってました。
(ここで既に15700円である!)


フューエルコック「補修その2」が意外と良い様なので、試走を決意!(冒頭の画像はこの時)

エンジンを最初にかけた時(購入時)にはウインカーがフロントしかつかず、点滅もせず
原因はリヤの球が切れているからで、バルブ交換で点くかと思いきや、リレーがアカン???
アラートが壊れているので、それもビミョ〜に影響???
ま!いいや!(良くは無いけど・・・)ガソリンを入れに自走を!
出だしがモワ〜ですなあ。意外と途中から気持ちいい!!
スクーターだとステップボードの後ろ側につま先で踏ん張って乗るところが
ステップなのでついつい、ブレーキング時に右足をカクカクと空振りするのが笑える!

あれ?メーターが動いていない???おかしいなあ???完全に廃盤で
Dioのケーブルを泣く泣く新品で買ってホイールまわしてメーター側のインナーワイヤーの
回転を確認したのに???・・・と!ふと走りながらケーブルを見ると!!!
グネッと変形!!早く気がつけば良かったのに・・・新品で走行数百mで切れた。。。
ガソリンを入れて帰宅。う〜む?で、早速半ば壊れてるパルフレイケーブル移植を。
短いのね〜。仕方ないからステーを切って曲げて5cmほど下げる段取り。
続きは明日に。と移動してると。またアウターケーブルがグネ!
なんでやねん〜〜〜!!せっかくのワンオフステー(錆止め塗装までして明日仕上げ・・・)
意味なし?ケーブル、ぱー?
これはメーターに問題あり???綺麗な外観に騙された???
またばらして、四角錘のドライバービットで廻そうとしたら・・・廻りまへん!!!
CRCかけまくりで、チカラワザでぐりぐり廻してはまたCRC!
錆汁は出てこないけど、10分ぐらい廻して(手がだるい・・・)軽やかに・・・
メーターワイヤーが切れてる中古は、メーターも要チェックという教訓を。。。
高くつく勉強代!ハミングにかけているお金を計算するのが怖い〜。

と、実は、更に出費のDioメーターワイヤ819円也(ここで既に16500円である!)
     (しかし、メーターワイヤは暫定・・・もう1回Dio用買わな・・・)

ヘルメットロック兼シートロックがハミング用に存在するのですが、
ハミングと言いながら実は廉価版のハミングGなので装備されず。
シートロック部品は完全に廃盤(ハミングのみ使われた?)
・・・シートロック部品が無いと純正ヘルメットロックの意味が無いので
   チープに南京錠をボルトと手曲げ金物で固定。また出費。。。


Dioに自家改造ではないビッグリードとハイスピードプーリーを付けれた???
それを言ったらお終いやん。。。

と、ここで一応は終了。
・・・・・・・・では無いのです。。。

まあ、ハミングの途中でパルフレイパーツが登場してますわ・・・で、

2005/4/15追記。
先日evePAX改AF18E搭載モデルをお遊びマシンにしたので
ナンバー返納しました。また永い眠りに?
お金と労力は結構かかってますがねえ。。。



パルフレイがやって来た!!


大阪市北部からの引取りなのでさすがに、ハミングのように
積んで横に立てかけて・・・とは行かず。(往復70km?)
高さもハミングより45mmほど高いので
Fホイールを外して載せてます。




←オークション画像です。
う〜む?四半世紀を経過したにしてはきれいかな???
(画像に騙されてはアキマヘン)
落札金額は、1600円



パルフレイ・・・
ハミングの無間地獄!にどっぷりと嵌り込んで〜〜〜。
パーツ調達のため、兄弟車種を探し、基本的にはハミングが有ればいいのだけど
ウソやん!!・・・な価格!!GooBikeなんかでは3.8万〜9.8万円
四半世紀前に新車で6.7万でしかもHY戦争前夜、3台、10台まとめてナンボの
叩き売りバイク!ヤフ物でも1.0万円〜・・・部品取りのボロボロでも・・・・・
と言う時に、発見パルフレイ!!
以外や以外、他にも入札者がいて、スタートの1000円では落とせず。
大阪市からの出品だったので、南側であることを願いつつ・・・
思い切り北やん!!東淀川区・・・堺からメッタなことでは北には車を走らせないのに・・・
・・・と、何せ無事帰ってきましたが・・・使えそうな部品は・・・・・ゲロゲロ!!
メーターワイヤー切れてる〜〜〜、左右のレバーホルダー形がちゃう〜〜〜
未だ見てないけど、とにかくスグ欲しいのはフユーエルコックとブレーキスィッチなんだけど
危ういなあ・・・
(落札価格1600円、阪高片道700円・ガソリン代700円=3000円)


@メーターワイヤーは幸いにもインナーは生きており、アウターのハブ側ソケットに損傷なので
  テーピングで十分機能する状態へ。
Aブレーキスイッチは左が特殊なホルダーなので形状が違ったものの、
  右は色違いで生きていたので、ハミング移植済み。
Bフューエルコックは出側の向きが異なるだけかな?・・・
  しかし、条件はこっちのほうが厳しい感じなので、ハミング補修版がOKの間は・・・

パルフレイ無間地獄!!??

ハミング部品取りマシンのはずで、必用なものを取ったら終わりのはずが・・・
放置する訳にも行かず。。。
とりあえず全部剥くか!?とやり始めたのが運の尽き!!??
サビサビましんなのでいい加減にしないと切りが無いと思いつつも・・・

儀装を全部取り外し。
『ミセスのバイク』と言うコンセプトだったらしく。(どーいう、コンセプトや?)
基本的にはロードパルと同じつくりなのだけども、
メインフレームがチャリンコの婦人車よろしく「U」と言うのか「J」と言うのか?湾曲。
そして、フレームの交差部が全て樹脂パーツ。

・・・そこがハミングと対照的で、
ハミングのほうが機能的で今でも通用しそうな造りであるのに対して
相当見劣りする。カバーされるのをいいことに溶接が汚いし
フレームが美しくない・・・・・って評価してどないすんねん!!

樹脂パーツを外すと・・・おお?こいつもオレンジフレームで
しかもホイールがデカイ分、ロードゴーイングQR向き!!??地獄の入り口へ・・・

シートはどないや?
表皮がボロボロなのは当然だから動ぜず。
お!ベースは鉄板か!爪で引っ掛けてあるからこれは良いぞ!と・・・
剥がし始めて・・・・・おや?爪が一緒に・・・・・・・・・・・
巻き込んでいる部分が錆びてます〜。
・・・と言うことで、表皮残骸と共に、爪が全部取れ・・・既に1/3が折れていて
「ベースだったもの」がこんにちは!・・・どないせいと・・・?


フォークの曲がり矯正。
さて!儀装が取れたのでと・・・やけにステムの辺りがカクカクするとは思ったけれど・・・
なんと、ボトムレースが落ちてる!スカスカ!?何で???
儀装が有った時は分からなかった、フォークの曲がりが!!

フォークの肩の上、ステムが刺さっているところで折れてます
ハミングと違い、ストッパーは左右健全だったし
ステップに曲がりも無くだったので事故車じゃないと思いましたが。。。
正面衝突???やめてくれ〜〜〜しゃれにならん〜〜〜!!
ステム頂点で20mmぐらい変形?


まだ、修正し切って無いやん!!とは言わないで〜〜〜。
3キロハンマーで叩きまくりでもびくともせず!!
色々やった挙句、ついには車の下に単管を入れ、
そこにステムを刺し込み、反力を取った上で、フォークをパンタジャッキで上げ
FFのタイヤが浮き上がるぐらい持ち上げて静的荷重が掛かった状態で
これでもかと叩いてここまで!!(またしても手根幹症候群!)

これ以上は無理と、ここで妥協。
ボトムレースは変形していないのに?とステムパイプにレースを入れて細部を見ると!
なんと!!ステムパイプはパイプではなく、モナカ構造!
しかもフレームが下に向かって湾曲してるのが更に災いしているのか?
(これは、ロードパルと比較しないと分からないけど恐らくは!)
レースが入る分ぐらいしかパイプ形状になっていない!!
モナカの合わせの溶接が破断する前に、曲がりメインフレームに潜り込む形に変形している。
これは・・・今なら欠陥かなあ?設計ミスやねえ。
ロードパルとディメンジョンが同じで(軸距も同じだから多分同じ)メインフレームを下にびよ〜んと
引っ張った図面を起こして・・・かな?フレームの交点を同一のままでやってたら、こうなる。

・・・と、HONDAを非難しても目の前のパルフレイはそのままなので・・・
上下ボールレース、上下コーンレース、ベアリングを洗浄或いは清掃し組み込もうとして
よ〜く見ると、アッパーボールレースはクラックが入っていた。う・う〜〜〜む。
怪我ぐらいで済んでいることを願います〜〜〜。

この時代のバイクなのでベアリングはバラバラ。
ハミングと同様の辛い作業。。。上下26球づつ。計56球を1個1個グリスを塗りこんだレースに
くっ付けて〜。。。未だ老眼ではないけど、ピントスピードが遅くなりつつあるので辛い。

お次は動力系
スペアとしては純粋にエンジン廻りしか使えない。
クイックスタート式のエンジンだから。
パルフレイも後期のGになるとハミングと同じキックになるのだけど。。。
しかし、なんせ掛かるかどうか動くかどうかを確かめねば。

キャブのスロットルバルブ固着〜。
キャブ側のワイヤーを解除してもスロットルグリップ廻らず〜。

へいへい!もうみんなバラシや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
ハミングは取っ掛かりにエンジンが掛かることを確認し問題なかったので
キャブはOHしてないのに・・・パルフレイちゃん!お手数掛けさせてくれるわ〜。
まあ、儀装をばらす時に、オイルタンクからは酸化して乳白化したオイルが出てきてたしなあ、
ガソリンタンクからも微妙な液体が滴ったし。

見事にガビガビ!ジェット類は詰まり倒し!
クリーナーその他の溶剤臭と毒気にやられて頭が痛いしふらつく〜〜〜
で、しばし中断。


・・・この後、本当にシャレにならない体調の悪化を迎え、完全放置。

年明け、再開。
キック周りの若干の渋さを解決せんが為、高いガスケットも買ってドライブケースを割りメンテ。
必死に組み立てました。。。

エンジンかかるところまで持っていきましたが・・・なんでこんなにスローが効かない?
圧縮もあるし、手回し異音も無いしと腰上チェックを怠ったワタクシメがアホウで御座います。。。
シリンダーはさすがに鋳鉄なので綺麗な感じですが・・・
ピストンとピストンリング!!
ぎゃ〜〜〜〜〜〜。ヘアーラインとかいうレベルではなく縦溝だらけ
まるで歯車!!焼き付までは行かずとも抱き付を起こしていて、
それを前オーナーがイージースターターで廻しまくったと言う感じかな?
スモールエンドもビッグエンドもシャフトのベアリングも焼けていなくて
ピストンだけ無残なところを見ると。。。

がっくし。。。気力を失い、完全にバラバラ、
フレームは既に売りました。
エンジンとタイヤは未だですが・・・

と。エンジンもタイヤも売れました。
樹脂パーツと、その他諸々の細かいパーツが残りました。

一応、ハミングの予備パーツという整理ですが・・・
肝心のハミングがナンバーを返却し不動ですからねえ・・・


ん〜〜〜しかし?何でこんなに原チャリイジリに入れ込んでしまったのだろう???




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