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昭和20年(1945年)6月26日小浜湾で演習中の6隻の駆逐艦「榎」「柿」「菫」「雄竹」「初梅」「楠」が米国の艦載機グラマンやB29の機銃掃射及び機雷の攻撃を受けた。
「榎」は燃料補給のため移動したところB29が投下した機雷に触れ爆発、艦首が上に傾き沈没寸前になったが「菫」「初梅」の曳航により危うく難を逃れた。
しかし機雷により乗り組み員26名が死亡、さらに6月30日にもグラマンによる機銃掃射により多大な被害を受け、さらに10名の死者を出した。折りしも、仕事にむかう人々はそのときのすさまじい射撃音と同時に、道端に身を伏せたという。
小浜公園には、この駆逐艦「榎」の犠牲者を弔う慰霊碑が建立されている。