わたしが実践する3パターンは・・・
@ タイトルを決めて、連想で現象を考える! |
これはダジャレ系のものが多いですね。言葉で引っ掛けて現象を生み出す。
ばかげているようで、結構おもしろいものができたりします。生真面目なマジシャンには嫌われますが、合間のギャグとして、
またお茶の間で団欒する際のちょっとしたコミュニケーション向けの作品が多いですね。
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A 起こしたい現象を決めて、手順とギミックを考える! |
これが正当方法ですね。
決めた目的地に行き着くまでには、色々な交通手段と、様々な手法・知識を駆使しなければなりません。
あるときは困難に妥協して、目的地を近くに変更することもあるでしょう。
できるだけ最短距離で、乗り継ぎを少なく抑え、いかに単純な道のりを選択できるかがポイントです。
次のページでこの項目を具体的に、かつ抽象的(笑)に書いています。
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B 技法から、起こしうる現象を考える! |
手順を考える上で、どうしても行き詰まる箇所というところがでてきます。
それがあるひとつの技法で、いとも簡単に解決することもよくある話ですが、発想としてはニーズではなくてシーズの見方になります。
『こういう技法があるから、こういう現象に結び付けれるんじゃないか』ということです。
大きな意味では、ひとつ目と同じ発想方法ですね。
ちなみに、わたしは『エルムズレイカウント』から何か引き出すクセみたいなところがあります。これが最初に覚えたカウントだからでしょう。
ただ『技法は現象ではない』ということを考慮しなければなりません。 技法は、あくまで手順の中の一動作だと思います。
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3パターンには入れませんでしたが、もうひとつ。
これはマジックを研究する方々が、必ずと言っていいほどかかる病気でもあります。
この道具なんとかマジックに使えないかなあ症候群です(笑)
ちょっと珍しいモノを見ると、本来の用途・存在価値を無視し、いかにマジックに結び付けれないかと検討してしまう行動・思考パターンを起こします。
自己意識していないところが怖いところです。
ちょっと茶化してしまいましたが、でもこれも立派な創作方法です。
新素材により確立したマジックも多数ありますし、これからも東急ハンズや百円ショップで品物を物色して微笑む誰かしらの姿を見続けることでしょう。
わたしもそのひとりだったりしますしね(笑)