各章編集後記&あとがき A blank diary 〜交差する想い〜

 

一章編集後記&各々の心境 04/03/26

二章編集後記 04/04/08

三章までのまとめ 04/06/13

三章編集後記&各々の心境 04/05/16

四章編集後記&各々について 04/06/13

五章編集後記&各々について 04/06/29

六章編集後記&各々について 04/08/19

七章編集後記&各々について 04/09/20

あとがき 04/09/22

 

 

 

 

 

─一章編集後記&各々の心境─

●創英の心境
はっきり言って微妙過ぎます;
許婚っていうのは、結婚する相手が決まっていて結局生まれたときからそういう風に育てられるから相手に対して恋愛感情を抱くことがあったのだろうか……。
最初からそうなると決まっているものを酷く愛することなんてあるのだろうか。
寧ろ、そういう関係だとそういうものは一切なくて互いに別の人に恋なんてしてしまって、どうしょうもなくなることのほうが多いのではないだろうか。
でも許婚の相手とはいくら嫌でも、そういう運命にあるわけで、どうしようもない。
創英はそんな感じですね。
微妙だ……。
創英は加恵のことが好きですが、加恵と信彦はラブラブです。
たしかに二人は付き合ってはいませんが、それには誰も介入することは出来ないと思われます。
ですから、創英はいくら好きでとしてもどうしようもありません。
一方、美由は創英のために色々としててくれますし、毎日来て色々と話してくれて、いい感じの人です(まぁ、元々付き合ってたわけだし
そこまでしてもらって、創英は美由を裏切れません。
ここで加恵に告白なんてしてしまったら、僕が怒られます(ぇ

●美由の心境
彼女は一途で、気が変わらぬようにと懸命です。
今ここで創英の気が変わってしまって別の人を好きになるなんてことになったら大変です(実際そうなっていますが
だからそれなりに創英に尽くさないと自分が辛いことになります。
何やら大変ですね;

●信彦の心境
彼も微妙です。
自分も好きで相手も好きなら付き合えばいいじゃないかというのが彼の考えです。
でも加恵はそれに応えてくれません。
一章では上手くまとめられてしまって結局前のままです。
何が変わったかというと、加恵の意思がはっきりしたことでしょうか。
それでも心配なことには変わりありません。
致し方ない状況です。

●加恵の心境
彼女の気持ちも分からなくはありません。
あの、付き合うっていう一線を……ってやつですね。
まあ、信彦とは幼馴染みで前々から仲がよくて回りからも付き合ってるんじゃないかと言われるほど仲がいいわけです。
学校にしても、帰り道では何時も一緒だし、行き道も何時も一緒です。
こうなれば回りの人がつけいる隙間なんてありません。
まるで兄弟のような感じなんで、周りからも違和感がないし。
本人はしばらくはそういう関係のほうがいいんでしょう、多分。

●義直の心境
元カノから突然電話がかかってきて自分の友達と付き合っているなんて言われては言葉の返しようがありません。
単純にショックなことです。
; ̄ロ ̄)!!って感じですね、多分。
でもその友達が事故に遭って記憶喪失だと言われて、実際行ってみると本当にそうだった……で、さてこのあとどう動くでしょうか。

●知美の心境……というか、はっきり言って一章の時点ではすごく陰が薄いです。
なぜかというと創英に直接的な関わりがないから。
一章は病院をメインとして動いているのに彼女は病院へ行ったことがないのです。
この先も、果たして創英と会うことがあるんでしょうか、云々。
それは僕も知りません(ぃゃ
気が向いたら会うんじゃない?って感じで書いてます(ぉぃ
ともかく、彼女は3章以降で活躍しますので、しばしお待ちを。

こんな感じでしょうか。
2章は単純に回想なので、1章のときにそれぞれが中学校の時のことや高校の時のことを話してますが、それを詳しくしたものだと思っておいてください。
結局、今のところは飛ばしてしまっても差し支えはなさそうです。
僕としても3章のほうが書きたいし……。
でも2章は回想ですからそれなりに長いものになりそうです。
短い人もいるかもしれませんが、そうなったら仕方ない。
それはそれで諦めましょう(ぉぃ
まあじっくりと書いていきます。。。

─二章編集後記─

心境の方は今回は回想ですし、何かとややこしいので控えておきます。
それよりも順番の方を書いておきましょう。

                          ←中・高・大の順
↓主人公/話 ←学期/↓各話登場人物
美由/10                               創英・信彦・加恵
創英/14                       美由・信彦・加恵・義直
信彦/13                                   加恵
加恵/11                                     美由・創英・信彦
義直/09                                   美由
知美/12                           義直・美由

複雑……。
はっきり言って、順番なんて僕の頭の中にも入ってません。
この時期にこんなことがあったということくらいです。
あまりに順を意識しすぎるとややこしくなるので、深読みは止めましょう。
軽く読んでいただけるほうがよいと思われます。
何やら設定も多いですが、以後使われることは少なそうです。
それほど重要視する必要のないものも多々あります。
とりあえず回想なのでこれくらいで簡単に済ませておこうと思います。

─三章までのまとめ─

ここまでをテキトーにまとめてみましょう(テキトーて

●MとSについて
創英も随分変わってきましたね…。
ストーリーの中で、人を変えるっていうのは難しいのです。
何かに影響されてこうなったというのでも、ありがちな展開ではなんとも。
マンネリと変わりません。
彼が影響を受けたのは漫画ですか?
漫画にもう少し力入れるべきかいな…。
ファンタジーものだし、それをまた別の小説として書くのも悪くはないけど。
"拘束"っていうのは好きじゃないので、書かないかも。
まあネタにつまったらということで(ぁ
もとい、彼は一章に比べると大分変わりました。
まあ本編にもあったように記憶喪失は初期化だってありましたし、その中にデータが入れば変わっていくものです。
成長っていうんですか?
誰しも生まれたときは初期化されたもののような感じでしょ?
そこにデータを入れていって、成長するわけだ。
創英は生まれ変わったわけです、色んな意味で。
だから人格が形成されたってわけですよ。
まあ……ね、うん。
後々出てくるけど、そのへんのことは。
美由のほうは、大分強くなったような気がします
(パワーアップとは違う;
いや、精神的に……ね。
他の人が好きだなんて言われて、あまり悲しんでませんし;
まあ美由からすれば創英が好きになった人は加恵だということだから、そこは信彦が黙ってはいませんので、少なくとも加恵に惹かれてもくっつくことはありません。
まあ当然ですわな。
だからといって、それに安心感があるなんてことではないと思いますが…。
それで安心感なんてものが得られるなら、愛とはなんだってことになります。
そう散々になってますから、なんのこれしきってほうがあっているかと思うのですが。
……まあ、難しいわな;
とりあえず二人は付き合っていますが、ぎくしゃくというよりかみ合って無いようです。
まだ無理やね……。
あんな状態では。

●NとKについて
なんか羨ましいですね(ぃゃ
まあ色々と苦難もあるんでしょうが、羨ましいです。
幼馴染みで、物心つく前から一緒に居るような二人がああなるんですよ?
羨ましいじゃないですか。
フツーは長いこと一緒にいるからイヤなところの1つや2つ、見つけちゃうものなんですけど。
で、いることに疲れたりするんだわ(ぁ
ようするにマンネリ〜(黙れ
信彦は……、性格がはっきりしない;(ぃゃ
加恵といたいんだ。
それはわかる。
それ以外の要素……。
美由から厚い信頼を得てる。
彼らは友達です。
創英とは単なるクラスメイトだったというだけで、さして仲がいいという訳ではない。
寧ろ、加恵があんなこというから創英に対して嫉妬してますが。
あ〜あ……。
その他諸々の性格って言われても……あげられないな;
正義感が強いとか、お節介だとか、酷く焼きもち焼きだとか、そういうわけではない。
でもまあ、加恵に関してなら誰よりも知ってるはずでしょう、うん。
幼い頃から一緒にいるんだしね。
一緒にいるのが当然で、いない世界など考えたこともないっていうし。
好きだというより、一緒にいたいって感じだろうね。たぶん。
一緒にいたい⇒好きだってことでしょう。
好き⇒一緒にいたいってわけではないと思います。
加恵はやっぱりお節介です(苦笑
また首突っ込んでますしね(ぃゃ
まあ信彦もそういうところが好きだなんて言ってましたし、いいんじゃないですか?
……訂正。
そういうところも好きだ。にしておきましょう。
限定付けるのはよくないですね。
この先、二人の仲はどうなるでしょ。
二人だけの物語なら、ここで終わっても成立するんですけどね。

●YとTについて
義直のストーリーの中に、知美はまだ出てきていません。
だからこそ、知美の影が薄くなってしまうんです(汗
美由の元カレだった義直ですから、他の人の観からもうつります。
出てくる回数がある程度あるわけです。
知美はまだ少ないです。
全然出てきません;
3章を切っ掛けとして、5章でメインに回ってもらいます。
4章?
それはとりあえず置いといて。
整理期間ね;
片付けなきゃならないことがまだあるから。

─三章編集後記&各々の心境─

●創英の心境
順々に心を動かされつつあります。
まあ美由にあんなこと言っちゃいましたけど。
とりあえず漫画の存在は大きいです。
でも完全には移行していません。
なんとなく……って感じでしょうか。
今回はカミングアウトが一番大きかったです;
ああ言うのも必要なんでしょう。
とりあえず、結果ですね。
問題は。
でも普通は言わないと思いますが。
まだ美由に対して思い入れがなかったんですよ、たぶん。
だから軽々しくあんな発言を……。
……軽くない?
彼なりに悩んだ結果でしょうか。
僕はあんまり悩ませたつもりはありません;
でも軽はずみな発言をさせた覚えはありません。
きちんと考えた、彼なりのやり方でした。

●美由の心境
創英にあんなことを言われてしまったわけですが……。
あんまり美由ばかり悲しませるのは嫌だったので、今回は怒ってもらっています。
悲しんでるシーンは書くのも大変だし、辛いしね……。
とりあえず創英には責任とってもらいましょうと言うことで、誓わせてしまいました。
そりゃ、それくらいのことはしてくれないと。
まあ創英も今後がお互いに楽になるように考慮して言ったわけですから、本望ですよね?
とりあえず約束したからには責任があります。
果たしてもらいましょう、そのへんは。

●信彦の心境
軽はずみな発言は気をつけましょう;
本当はああ言う風に書くつもりはなかったんだけど;
どうにかキスくらいにもっといけたらなと思ったんだけど、結局抱きつかれてるよな……。
抱きつく……て。
キスとどっちが大胆なんだろ……(ぇ
ともかく、彼は彼女が告白されたなんていうものだから大変ですよね;
創英が何か様子がおかしいのは気付いてたんだろうけど、まさかこんなことになろうとは。
まあ創英は美由が好きになりたいといっているわけですから、とりあえずは安心できるのでしょうが。
でも嫉妬するのは当然かと。
いくら加恵から聞いたといっても……ねぇ;

●加恵の心境
女の勘は当たりますね(ぃゃ
予測可能な範囲ですから、外れた場合の可能性に何が上がるのかを考えるほうが難しいです。
もう少し勘というものを上手く描くべきでした。
ともかく彼女にしてみれば信彦しかいないわけで、創英がなんと言おうと興味津々って言うだけです。
またお節介でもなんでも;
そういうことに首を突っ込むのが好きなんでしょう。
まあ悪くはないですね、きちんと助けて上手くいってますし。
そういえば二章で信彦が"また"なんて言ってたけど美由と創英以前に誰の仲を取り持ったのだか……。

●義直の心境
昔の彼女の彼氏が彼女以外の人を好きだと言われた場合。
もし卑劣なことをやるなら、昔の彼女をとるでしょう。
でも義直はそうはしなかったので。
彼はそうでなくて、美由を励ましています。
私はあんなことできないです……。
昔の彼女の彼氏との仲を励ますなんて。
一種の理想像でもありますか。
模範的だな;
まあそれも彼のいいところの1つでしょう。

●知美の心境
動き出します、動かせます。
5章でトリをとってもらいます。
4章の後半も活躍してもらいますが。
ともかく、好きな人に会うチャンスができたのです。
それも何年か振りに。
ここで思いきらないで、どうしろというのですか。
せっかくのチャンスなのに。

心境というより作者の感想が多い;
……;
1章のときと大分違うな;
真面目に書きましょう;

─四章編集後記&各々について─

●創英
美由のところへ見舞いに行きます。
そこで、あの漫画の続きを見つけます。
あの漫画の内容は即興です。
一応、続きは考えてありますが本編で出すかどうかはわかりません。
あとがきでは続きの展開を書こうと思いますが。
後半では、知美から協力を求められます。
そこで彼は了承。
数日後、義直と二人っきりです。
ああ、なんだか気まずい雰囲気。
居心地悪そうです……。

●美由
創英が心配していた疲れが風邪となってできました。
まあ鼻風邪ですし、大したことないんですけど。
創英と美由を繋ぐ漫画。
記憶のなくなる前の創英が、そんなことをしようと言い出すとはとても思えないので持ちかけたのは美由でしょう。
創英はなんとなく同意したような気がします。
でも家ではその漫画を大切にしていそうな気がするのですが。

●信彦
この物語中最も落ちついている二人。
大したトラブルもありませんし、幸せそうです。
私も書いていて楽しいですし。
逆に落ちこんでいるのは書くのが辛いのですが。
彼らはどれだけでも書きたい、書けるような気がする。
こうありたいっていうのは、高望みでしょうか;

●加恵
今回は信彦が出てきません。
信彦の方では加恵は出てきますが。
あと美由の方でも加恵と信彦が一緒に出てきます。
本屋では創英に遭遇してしまいました。
遭いたくなかったのに、気まずいからね。
でもそのおかげで美由と元通りになりました。
とりあえず安泰と。

●義直
あのとき両想いであったという事実を知っても今更何もありません。
それより、5章では活躍してもらいます。
やっと春です。
でも中学校のときの知美に対する意識は薄かった模様。
目が合えば俯かれてしまいますし。
それにしても義直は鈍い。
たぶんこの物語の中で一番鈍いのではないかと思う;

●知美
正念場です。
5章のメインキャラなので。
しかし彼女も扱いにくいキャラです。
女性のいる状態で、男性の前ではあまり喋りません。
女性のいない状態で、男性とはよく話します。
何故こうなってしまったのでしょう……。
辻褄合わせ……;

心境は無視;
だんだん書きにくくなってきましたので。
それに以前ほど複雑でなくて、ある程度目的(?)が明白になりましたので。

─五章編集後記&各々について─

●創英
過去の事実を知って、それから。って感じです。
それに対して彼は嫉妬しているわけで。
彼女の元カレに嫉妬しているということは、彼女が好きだということです。
本人は気付いていないのですが。
最初に"告白"について書いたのは意味があります。
今はまだ何の意味も持さないけれど。
もう少し待ってもらえれば意味が分かると思います。
その言葉の意味するもの。

●美由
義直に対しての想いが少し多めに構成されています。
過去の想いと織り交ぜながら、メインである創英に対してもきちんと書いているつもりです。
もちろん今は創英のことが好きなんですが、過去の衝動にも駈られて。
鈍感な二人を相手に、彼女も大変です。
義直は気付いてくれなかったし、創英は気付いていなかったし。
彼女の気持ちに、自分の気持ちに。
鈍感な男も困ったもんですね……(ハハハ;

●信彦
相変わらず幸せそうだ……。
独立路線まっしぐら。
あんまり書くことないんですが。
こういう感覚、環境が理想でしょうか。
好きだと言わなくても、あえてそうだと言わなくても、わかりきっている状態。
常々確認しているようでは単に安心感が持てない=信頼していないような感じがしますし。
こういう風にありたいな。

●加恵
彼女も書くことがあまりないんですが。
小学校の時分の回想が少し。
エピソードですか。
別に短編のストーリーを書けるなら、この部分を書いてみたいです。
二章の内容は、番外編というより必要だったので。
エピソードの内容はストーリーとは直接的には関係ないので、本編で書かないと思います。
信彦は泳ぎは苦手だったようですが、加恵はどうだったのでしょう。
とくに触れていないので考えてもいなかったのですが。
ああいう風に書いた限りはやはりある程度は泳げたのではないかと思います。
いかがでしょう?
[同盟の企画により番外編できました]

●義直
鈍感な彼は今になって、やっと真相を知る。
初めから両思いだったこと。
今更知っても意味はないのですが大切なことです。
それより、やっと知美と会いました。
彼女とは大して関わりもないみたいですが、これからどうなるのでしょう。
1週間、待たせて期待させて何もなかっただなんてひどいですよね。

●知美
彼女のキャラクター性はホントに微妙。
人がいないと盛りあがるらしい。
本当にこんな人いるのだろうか、云々。
ともかく、告白は終えました。
あとは1週間後の返事を待つのみです。
この返事によって、今までの想いの行く末が決まるわけですから。
それが損と出るか得と出るか。
全ては6章に決まる。

今回はYTメインでやってまいりました。
おかげでNKはサイドストーリーっぽくなっています。
まあYTと直接的な関わりがないから、仕方ないのだけども。

─六章編集後記&各々について─

●創英
期待させておいて何もなかったんですが。
記憶とは、そうは簡単に戻らないらしい。
潮風の感覚は何処かで感じたような、らしいですが。
45話「空白」とは、抜け落ちた記憶のことです。
題名の意味に繋がるところです。
この小説の一番肝心なところ、のはずですが。
感動の再会シーンもなかったな;
私としてはもう少しひねりたいところ。

●美由
思い込みが激しいと落胆も大きいわけで。
結局何も起きなかったわけです。
真実をひとつ明らかにした、とでもいうのでしょうか。
変わったことといえば、それくらいですね。
昔の彼への想いといいますか、そんなものも書いてます。
好きになった理由みたいな感じで。
少しまとめみたいになっていますが;

●信彦
今回は会話なしで、雰囲気を演出してみました。
おかげで少し寂しいです。
加恵のほうでは会話はあるのですが。
昔について語ってます。
とくに小学生時代を中心に。
なんだか妙に懐かしくなる。
馳せて、今へ繋ぐ。

●加恵
一緒にいても、気持ちが繋がってても、切ないものは切ないです。
未来に対しての大きな安心感を得たいとでも、いうのでしょうか。
"永遠に"とは誰しも願うことです。
それが何であれ、幸せは長く続いても悪いことなんてありませんから。
後半は信彦の方と同じように小学生時代の回想です。
番外編の元になった部分ですが、よければそちらもどうぞ。

●義直
結果はOK。
理由は7章の始め辺りで。
6章でも少し触れているけども。
自分の想いと知美の想いを重ねて、比べてみます。
そこで共通点が意外にも多いことに気付きます。
まあそんなことも少なからず影響したのでしょう。

●知美
昔の創英や美由ではなくて、彼女こそシャイというべきだろう。
彼女に兄弟がいることが初めて明らかになるのですが、本編では出ません。
短編を書くとすれば、繋がる可能性もありますが。
告白は叶ったわけでして、5年の想いも実を結んだわけです。
しかしゴールではなくてスタートです。
義直にエスコートしてもらいそうな気がするのですが。

─七章編集後記&各々について─

●創英
物凄い特権はいつ役に立つのでしょうか、云々。
それはさておき、今の創英に1つの目標ができました。
それは、過去の自分を越えること。
同じ人であっても、性格はまるで違う。
美由からすれば、二人のヒトに見えるはずです。
だからこそ、元カレのような昔の自分の存在を越えなければならないと。
でなければ、美由はいつまでも過去の創英、記憶を追い掛けるままだろう。
でも、何かの偶然で戻る可能性があるということはありえますが。

●美由
過去との決別。
そんなところでしょうか。
ちょっと苦しかったかも知れませんが。
彼女のためでもありながら、知美のためでもあり義直のためでもあるわけです。
いつまでも彼を固執させて、知美に妙な心配かけさせるのも申し訳ないだろうし。
彼女自身もきちんとけりをつけて、専念したいって。
神社の境内での彼との喧嘩の切っ掛けは語られず終いです。
設定はありますが。
また機会があればどこかで。

●信彦
真相判明?
それは何か変か。
ともかく、カレがいなくなったことは信彦にも影響を及ぼしていたらしいのです。
創英も嫉妬の宛所なんて、変な役柄をもらったものだ。
元々関わりの薄かった関係だから、その程度しか。
高校時代のとき、加恵に協力して創英と美由を二人きりにしたのは、二人を結ぶことによって自分の嫉妬心が開放される見込みがあったからでしょう。
二人が結ばれてしまえば、加恵も構わなくなるだろう。
すると、自分のところに来るはずだと。
現実問題、そうでもなかったようですが。
おかげで加恵の前では強がっている嫉妬心も偏屈したらしい。
本音は、二人だけでいたいってところでしょう。
でもお節介な加恵が相手ですから、そうはいかなかった。
多分、ここが辛いところだろうな……。

●加恵
加恵が創英に構った理由も明かされず終いです。
なんだかな……。
まあ彼女がお節介だってことからある程度分かるかも知れませんが。
別に信彦に嫉妬してもらおうだとかそういう憶測でもなかったんだろう。
ただ単に構いたかっただけ?
持ち据えた性格が故に。
無理して回りの男子と会話を合わせている創英が放って置けなくなったとか。
もちろん、両想いだろうと踏んでいた信彦のことは好きなのですが。
そういう感情ではなくて。

●義直
彼も彼で、楽しんでいるようです。
ただ、別の人が浮かんできて、眠っていた罪悪感が夢となって現れたけれども。
いつまでも固執していては護りきれないと、お姫様を。
やっと気付いたようです。
喧嘩にしても、美由が意図的に起こしたもので、電話までああして切られると、もう。
諦めるってわけではなくて、いい加減に卒業しなきゃならないと。
喧嘩の後の彼はあまり詳しく語っていないので、その辺りはご想像にお任せします。
随分甘そうな感じだけど。

●知美
急接近。
これがキーワードです。
近付き過ぎかも。
あんまり気にしてると始まらないな;
ともかく、この二人は書いていてゆったりとできます。
なんだか甘くて……。
彼女はどちらかと言うと、ある一点まで到達するのには散々時間がかかって、それが過ぎたあと、速度を上げるというか。
車の走る音みたいな、そんな感じです。
それもなんだかやりきれないくらい甘いです。
こういうのを書くのって、なんだかいい感じ?
“お姫様”については一切のことをご想像にお任せします(苦笑

─あとがき─

Postscriptです。
こちらは上のような各人に分けて書くものとは別ですので。
普通の、あとがきです。
と、まあ注意書きを。
さて、この小説もおよそ6ヶ月がかりで終わりました。
半年とは思えないほど早い気がします。
なんだか似たようなキャラがいるなとお思いの方、あれはわざとじゃないんで。
ただ、まだまだ進歩が足りないってことです、はい。
今回、小説中に蛍が出てきますが、あれは源氏ではなく平家のほうです。
ゲンジボタルはもう少し期間が短いので、9月に見かけることはないと思われます。
ヘイケボタルのほうが小さくて、期間が長いというわけです。
どうあれ、ホタルが舞う姿は夏の風物詩です。
一見する価値は大いにあります。
作中の通り、近年数が減っております。
理由は環境が悪くなったと言うことですね。
昔はいろいろなところで見られたらしいのですが、今は村興しの名物として扱われるほど減りました。
なんとも寂しいものです。
ええっと、話を小説のほうに戻しましょう。
自作オリジ小説2作目ということで、文章的にはまとまっていると思います。
ストーリーのほうは、少し不手際なところも目立ちます。
アップダウンが少ないって言われてしまいました。
そこは素直に認めるしかありません...
途中で続編がかけそうな雰囲気になったのですが、なんだか上手くまとまってしまいました。
少し曖昧だったかも知れませんが、彼らの夏休みはここで終わりですので。
電話がフル活用されている本作、またケータイがある時代のものも書きたいかなと。
あれを使うとやり辛いっていうか……、いつでも連絡できるっていうケータイの特権は辛いものがあります;
まあなんとか、アイディアが浮かべば書く試みをして見ようと思いますので、よろよろです。

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