◆京将棋の5大特徴の詳細


1.振り駒敗者にも権利を付与 ・・・もう振り駒に負けても安心です

・・・京将棋では、対局開始時に先手を選ぶ権利と、新種の駒である「京」が左方にある左京将棋「京」が右方にある右京将棋のいずれかを選ぶ権利の2つの権利があります。振り駒を現行将棋同様に行い、勝ち方がまず上記2つの権利のうちの1つを選び、負け方は、残った権利を行使します。すなわち現行将棋では、先手を選ぶ権利1つだけのため、振り駒敗者には、何の権利もありませんでしたが、京将棋では、振り駒敗者にも権利が付与されます。将棋では、わずかながら先手番有利ではないかという説が有力であり、京将棋では、左京か右京か自分の得意配置を選択できる権利の優位性で、先手番の優位性を相殺させ、対局者双方に対し公平性を確保する事を企図しています。
・・・やや説明が長くなりましたが、「京将棋対局ソフト」を実行させ、振り駒(画面右中央の「と金」ボタンクリック)から始めて、コンピュータ対局を試していただくと理解が早いと思います。

2.10x10の広大な将棋空間 ・・・マンションから庭付き1戸建てに引っ越した様です

・・・広大な将棋空間の中で将棋頭脳を縦横無尽に活性化できます。

3.新種の駒「京」「銅」により多彩な技が可能 ・・・新しい動きが新鮮で楽しめます

・・・「京」は、桂馬より1段先へジャンプできます。2文字では「京翔」「京鳳」「京凰」を用います。
・・・「銅」は、金から横の動きを取り除いた動きができます。2文字では「銅将」ですが、「二中歴」(12世紀頃成立の古典)に記載がある大将棋の銅将とは動きが異りますので、ご注意下さい。古典将棋に関する参考文献として、「将棋の起源」(増川 宏一 平凡社1996年)などをご覧下さい。
・・・[駒動作の図表示はこちらです]

4.現行将棋と同じ9x9の「小京将棋」も選べる ・・・やはり9x9が良いという方にお薦めです

・・・現行将棋の左右の桂馬のどちらか1つを「京」に替えます。銅は使いません。後は、現行将棋そのものですが、左京か右京か選ぶ権利があるのは、10x10の京将棋と同様です。

5.入玉・持将棋のルールが超簡単 ・・・たし算が苦手な人に朗報です

・・・双方入玉模様のとき、 「京」を2枚持つ方が勝ちです。両方に1枚ずつの時は、持将棋となります。ただし、競技会等で持将棋指し直しが不可のときは、後手番方を勝ちとする等の規定を別途設けます。このルールの由来は後段の補遺をご覧下さい。


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