LIVE HOUSEの心得
ーこれは学校の前期末課題で作った冊子の一部を抜粋したものですー
結構イタイ人が多いようなので載せることにしました。箱のマナーで一番大切なことは気遣いです。偉そうなことを言えた義理ではないけど、何に関してもああいう環境なので、かなり大きな心構えと覚悟が必要です。ちょっと押されたくらいで痛い痛いと叫ぶような人は最初から前に突っ込むなということです。
前回、SHAM03に参加したとき特に目立ったのがそれです。本気で痛くて苦しい人はじっと耐えているのに、痛いと言えばましになると思ったのかむやみやたらにしかも笑いながら痛いと連呼して、叫んでる輩がいました。
私の考えですが、箱に突っ込む限りはある程度我慢と妥協と広い心が大切だと思います。足を踏んでしまうことも、ひじが当たることも、人のチェーンなどがくいこむこともあるでしょう。でもたいがいは許してあげましょう。もし加害者になってしまった場合もできるだけ謝りましょう。そして許してあげましょう←ここ大切。お互い持ちつもたれつ。ただし、たまに意図的な妨害は例外。優しく注意してあげましょう。これは私のスタイルです。これが必ずしも正解とはいえませんし、私がだいぶ箱慣れしたからかもしれませんが、私はめったなことでは絶対声をあげません。痛いともいいません。理由の1つとして、ステージにいるアーティストに余計な心配をかけたくないっていうことです。ステージからは下の様子がよく見えるはず。顔をしかめてしまうのは仕方ないけど。あと大体は仕方ないので何もいいません。もちろん頭の後ろや横に、腕ががっと来たら自分も辛いので余裕でどけますがε=( ̄。 ̄;)あと、アーティストがしゃべってるときには絶対名前呼んだり叫んだりはしません。だって人が話してるときに言うのは失礼でしょ。ま、ただ反応してほしくて何か言うのは別ですが。
何が言いたいかというと...ちゃんと行く前に覚悟をしてほしい。どれだけ気を配っていても恨みを買うことはあるし、仕方ないと思います。私はだいたいは許すように心がけています。自分がされて嫌なことは人にしない!あと、前につっこんでこようと思う人は絶対倒れない体調でのぞんでください。なんでかというと、最前や前の方ってあまり経験したことがない人がいるかもしれないけど、倒れるってとても迷惑。後ろから出せばいいのに、たいがいイベンターは前に出そうとします。人が一人出るのに、どれだけの人の迷惑がかかると思いますか?協力するのは暗黙の了解ですが、それが何人もとなると正直ライヴに集中できない。人一人出るのに周りの人はもっと苦しくなります。出た拍子に足とか身体が当たったり。ほんと覚悟してほしい。それでも、ギブしちゃうのは仕方ないけど。たぶん自分の前でどんどん人が運ばれていく。アーティストも気が散ると思います。
これに同意できない方々もいらっしゃるでしょうが、少しでも心の隅においていただければ幸いです。こいつ偉そうなこと言ってるなと思ってる方もいらっしゃるでしょうが、これらは全て私が経験して感じたこと。もちろん自分の考えだけではなく、同じ箱を経験している仲間の意見も参考にした上での結果です。それでは参考になれば。箱のマナーです
○なるべくはきなれた靴、ぼろぼろになってもいい服で行こう。
何故かというと、もちろんすし詰め状態なので、服が伸びる、汗まみれになることは確実。着替えを持っていくのもいい。タオルを持っていくのもいいだろう。靴は踏まれたり将棋倒しになったり足場確保さえ困難なのでヒールのついた靴でなんて行ったらそれこそ大変。筆者お勧めで言うと、全面わたって底が厚い底の靴で行くのがベスト。(ex.バッファロー,Question
Mark,スケッチャーズ)背が低かったら厚底をはかないと見えない。
○ ポケットの多い服がベスト。財布は持たず、現金はポケットに入れてあとはロッカーに預けてしまおう
もちろんそんな密接状態で荷物を持っている人がいれば、周りの迷惑になるし、紛失の原因になる。ロッカーに一旦預けるとライヴハウスを出るまで出せないので、その辺は考えよう。大抵のライヴハウスは再入場が不可。物販用の現金とドリンク代くらい。現金も最小限に。紛失しない対策も考えておこう。
○ ポケットに500円
ライヴハウスは大抵ドリンク代500円を取られる。入場時のチケット切りと同時にドリンク代を渡して、引き換えにドリンク券をもらうため、入場時の手続きは迅速に行わないと後ろの迷惑にもなるし、場所確保するのが遅くなってしまう。最低限、左右のポケットに500円玉とチケット。ライヴ前にどこかで500円玉と両替しておくのが賢い。
○ 最前狙いはタオル
最前に行くにはある程度の番号確保が必要だが、最前に行けるといった確信がある場合、必ずタオルを持参しよう。最前だと後ろの人の重力をすべて背負うことになる。必然的に想像を絶する圧力がかかる。そこでステージに乗り上げないために安全バーが設置されていることが多いのだが、その安全バーが私達を苦しめる。お腹やアバラに食い込んで、内出血、圧迫といった結果になってしまう。それを少しでも和らげるためにバーにタオルを添えておこう。
○ 自分の空間は確保しよう
やはり空間がないと厳しい。この状況で空間を確保することは困難であるが、しないと酸欠になってしまう。大体の倒れる原因は意外に酸欠である。空間を確保する対策として、自分の身体と人の身体の間に必ず一方のひじを入れることをお勧めする。ひじによって少し隙間が生じる。実際やってみたらわかるのでやってみてほしい。もう一方は手を挙げて声援する用にとっておこう(笑)あと、酸素が薄い、どうしようと感じたときは冷たい空気が上に上がるので上を向いて息を吸おう。もちろんライヴハウス内はとても暑いのだが、意外に最前付近が涼しいことも確認してみると面白いだろう。
○ 最低限のfan同士のマナーは心得よう
それを気遣うのもこの状況では難しい。しかし、ライヴハウス初心者に限って心得てないことが多く、筆者自身も不愉快になることが多い。その大きな要因として、“前に行くとき”だ。皆前に行きたいのはよくわかる。しかし必ずといって無謀な者が現れる。何度もライヴハウスに足を運んでいる人の間では暗黙の了解となっているのだが、ある程度の位置を確保したら大抵は動かないものである。無謀にも加速をつけて行くような人がいようものならありえない。前に行く方法として、片方の膝を間に入れてぐいぐい行くというのがよくされている方法だが、その場で楽しもうと決めた人にとってはすごく迷惑。いわゆる“横入り”なのだから。もちろんすごい力で割り込まれると同時にすごい力で妨害する。横入りするなら覚悟したほうがいい。筆者個人の意見としたら、前に行くのは最悪いいとしても無謀にぐいぐい無理なところを無理やり突っ込んでいくのはいかがなものかと思う。ちなみに筆者は一生懸命前を目指すというより徐々に前に行って、限界を感じたらそこでとどまり、横入りするものがいたらひたすら妨害するというものだ。そこで性格がおわかりであろう(笑)こんな争いはその人の性格がもろに出る。あと、足は踏まない、盗まない。当たり前なことなのではあるが、足を踏まないでいくのは結構至難の業であるし、盗みも頻繁に発生する。いくら誘惑にかられても盗まないように。
○ チラシはアンプ付近、端に(えっと合法じゃないのでまねしないように<ぇ)
ライヴハウスでキャパが小さい所は特に開場の際にチラシが配られる。たかがチラシというが、そこにはたくさんの情報が隠されている。シークレットライヴの告知などがよく入っているのもその時に配られたチラシといったケースが多い。あと、アンケート、物販の通販の告知などが入っていたりする。予想できる通り、開場時に配られたとなると、ぐちゃぐちゃになって紛失してしまうのがオチである。終演後のライヴハウスはチラシが散らばってえらいことになっているのをよく目撃する。ということは、係員が掃除してしまうので必然的に無くなってしまう。そこで入ってすぐ、人が踏まないような後ろのドリンクスペース付近や、アンプの下などにおいてあとでもらって帰ろう。しかし、これは合法とはいえない。係員に注意されることもあるのでこっそりとすることをお勧め。そこに残っているかは一種の賭けである。
○ 会場には早めに到着しよう
これも合法とは言えないが、もちろんアーティストはリハの為に早めに“入り”をするので運がよければ“入り”が見られるかもしれない。対バン形式だと大体“トリ(最後のこと)”のアーティストから順にリハをする。入りは見れなくとも、リハの音漏れが聞けることもある。ただし、会場付近にたむろっていると近隣に迷惑がかかるので、スタッフにはけろという指示があることもあるのでその辺は注意に従おう。そこで入りの注意点だが、アーティストを本当に想っているのなら、近づいてもすぐにはけよう。いつまでもしがみついていればただの迷惑なfanに変わってしまうのだ。あと、早めに到着するのにはもう一つ理由がある。開場時も終演後も物販は販売するが、開場前、必ずといっていいほど物販を先行販売する。会場になるべく軽装で入るためにも、早めに確保してロッカーに入れることをお勧めする。終演後にはSOLD
OUTといったこともあるのでそれも頭に入れておこう。
○ アーティストの気をひくのは“間”
やはりライヴハウスに来たのだからアーティストに声を届けたいといった欲求が浮上するだろう。もちろんアーティストがしゃべっているのに名前などをぎゃーぎゃー呼んだり叫んだりすることは言語道断。相変わらずそんな人は多いのだが、逆の立場になって考えたら絶対嫌なはず。歌ってる最中やしゃべってる最中は黙って聴こう。そこでいつ声を出せばいいか。それは“間”だ。必ずといって途中でチューニングをする。そのときに声を出すか、アーティストがファンに対して聞いてきたときに出すのが効果的。もちろん聞いてすぐの時は、ファンが一斉に声を出すので個人の声として受け止められず、向こうも聞き取れない。そこで一旦騒ぎが静まったところを利用して叫ぼう。このタイミングをつかむのはまたまた至難の業。
○ 時間の延長は覚悟しよう
これがまた困った問題である。ライヴハウスはある意味なんでもありなので急なアンコールで延長になることが多い。逆に早まる事も多い。それ以外でも、入場に手間取って、開演時間が押すことも多々ある。そのせいで終電に遅れたりすることも多いようだ。ある程度の覚悟と余裕は必要である。
○ アンケートは必ず記入
これを忘れる人は多いように思う。意外に反映されることが多いのだ。アンケートに答える事によってお得な情報がメール配信されたりすることもあるようだ。あと、アーティストが反応を見るために実際目を通す事が多い。へたにファンレターを出すよりアーティストの目に触れる機会は多いと感じる。
と、少し参考になっただろうか?これを見て、心構えができたらいいなと思う。ライヴ後の満足感は言葉では表せないほど素晴らしいものなのでぜひ足を運んでみてほしい
おまけ
†シークレットライヴ†
最近噂レベルなのに公式HPのBBSでむやみやたらにカキコする者をよく見かける。それで少し感じたことを書いてみることにする。
今はwebが発達していて、いろんなところで情報が落ちていることが多い。Webは一瞬にして情報が広がる。情報が独り歩きして、どんどん変化して、噂が本当だという形でまちがって配信されることもある。決して信用し切らないでほしい。Webで少しヒントを拾いつつ、実際に問い合わせ、調査することが大切だ。会場が近ければ賭けと称してライヴに行ってみるしかないかもしれない。
そこで注意点、web内のBBSなどには絶対シークレットな情報は書かないことをお勧めする。それが誤報であれば迷惑がかかるし、せっかくのシークレットなのに、情報が広まりすぎてシークレットでなくなることもある。そのせいで出演が予定されていたのに、急遽アーティスト側がキャンセルするといったことも過去に起こっている。行動は何でも慎重に。言いたい気持ちはあるかもしれないけど、アーティストの意向もfanだったら気にかけてあげてください(笑)fan
siteに関しては制限しきれないんでなんともいえませんが。言い方悪いけど表向きシークレットにしてあげてください(笑)ずるがしっこい点でいうと、そんなところに書き込んだら多くの人が目にするわけで、チケが入手困難になってしまう。それって自殺行為だよね。
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