物語

目覚めた場所は、世界の外側だった。

鉄歯車に囲まれた塔。
ネジ巻きの刺さった大平原。
機械仕掛けの少女。

そこは「ブリキの国」と呼ばれていた。
人の世の力を司る管理者グリベルの国。

訳も分からないまま「役割」を与えられ、
「ニナ」と名づけられた僕の
終りのない日常が始まる。

登場人物
ニナ

「絡繰は夢を見るのか?」

主人公。ブリキの国で目覚め、
ブリキうさぎの飼育を任される。

19番目

「意思とは個人の象徴だからね」

絡繰の少女。ニナのお目付け役。
大人びた語りでニナを導く。

394番目

「心はありませんが、本心です」

美しい絡繰の女性。
食事処「女神の指先亭」の女主人。

先輩

「なんてな。人間らしい冗句だろう?」

ニナより先に国へ着いた人間。
「空飛ぶ金魚の卵工場」で働いている。

ゲームの内容

あなたはブリキの国の新たな住人「ニナ」となり、
ブリキうさぎの世話をしながら、何気ない日常を送ることになります。

この国の主な住人は人間ではなく絡繰。
それぞれが考えを持ち、表情豊かでありながら
心を持たないと主張する不思議な人形たち。

彼らと関わりながら、自分のゆくべき道を探してください。

終りがないと言われるこの国にも、
きっと、相応の終り方はあるはずです。

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