35 STONES TOUR in 京都会館第一

 

待ちに待った春ツアーがスタート!!
前日の神戸国際につづき今日は京都へ行って来ました。

家を出る前から鞄の中のチケットが気になってしょうがない。
だって私の鞄には6枚のチケットが入っていらっしゃる。忘れるわけには!落とすわけには!いかんのだー!
ちなみに大阪公演のチケットも友達に渡す為に持ってたので計8枚。
8人の楽しい時間がかかってる(勿論私も入ってます・笑)
鞄しっかり抱いて京都へ向かいましたね〜。
神経使ってたのよ?チケット出した途端「チケット屋か?!」はないでしょよっ、もぉ。

入場してまずはグッズ売り場へ。気になるのはやっぱり限定Tシャツ。
ところがところが限定Tシャツはすでに姿形もなかった。
今日は昨日にも増して☆超即完☆ いったい何枚用意してたんでしょう?
昨日ほとんどのグッズ買っちゃったから、Tシャツないなら用もない(涙)

とりあえず席を確認する為に中へ。
京都会館は初めて来たけど、頑丈な作りで格式ある立派な雰囲気。
ステージ上には巨大マーシャルアンプが整然と並ぶ・・・ 圧巻☆
しかし、金子さんのブースを振り向いて汗。
ただの会議用テーブルだった。 なんだかな〜〜(笑)
今日は8列目・・・座席まで行ってみると小田原さんの真正面だった。
という事は・・・ せっちゃんの嬉しそうな横顔もしっかり見れるって事ね・・うふふ☆

開演まで後20分。ライヴに備えて準備する。
お茶もタオルも準備OK!! バンダナも右手に巻いた、TシャツもROCK IS POPだぜぃ!
始まりを待つ。会場のBGMには「FRY ME TO THE MOON」が流れ出した。
神戸の時、これを聴いて鳥肌がたった。 この曲大好きなのよね。誰が選曲したんだろうなぁ。

私を月まで連れてって 星達の中で遊びたいの

木星や火星の春も見てみたい

そして

あなたに望む事 「私の手を握っていて」

そしてお願い 「優しくキスして・・・」

私の心が歌で満たされてる

だから アナタの為に歌わせて

アナタ自身が私の想い・・・そして私のすべてだから

私の願いは「この気持ちが真実であるように」

そしてアナタに伝えたい I LOVE YOU・・・

/fry me to the moon/



そして開演。せっちゃん毎度シンプルに登場しすぎ!
まわりの歓声で、せっちゃんが登場した事に気付いたじゃないの・・・(汗)

今回のツアー衣装はディッキーのツナギ。1番定番のタイプらしい (旦那談)
胸にイッパイ付けたワッペンは個々に好きなものを選んで付けているらしいです。
ワッペンもツナギも販売はしないって (金子さん談)
ツナギはね、神戸の高架下に行けば買えるらしいよ・笑  (りえぶーさん談)
靴は真っ白で、横に青のラインが入ったスニーカー。ナイキかプーマかな。
私的には・・・あんまりかしら?ツナギにそんな綺麗なスニーカー履かれても・・・ (苦笑)
もうちょっと全体的に崩して、男くささ強調して小汚く着て欲しい。
小田原さんなんてすんごくいい感じじゃない・・・くくくっ
車屋のツナギで例えれば、ディラー系なのよね。  USED系で行きましょうよ、せっちゃん!!

ははっ;; ついつい衣装にこだわってしまった(笑)
書き出すと長くなるので・・・ここでやめておきましょ〜☆


では、では本編へ・・・ (今回もぶっとんでる部分が多々あると思います。ごめんなさい)

会場はメンバーの登場とともに大きな歓声に包まれた。
薄暗いステージの中央に立ったせっちゃんにスポットライトが落ちる。
初っ端からアコギ1本かついで歌いだしたのは「BAD TIME BLUES」
力強く掻き鳴らされるギターの音色に会場は静まりかえった。

せっちゃん黙ってギターをエレキにチェンジ。
うって変わってハードに「ささくれ」
ドラムは弾けまくり、巨大アンプからはベースの重低音が、
私達の胸から足から勝手に体に入り込む。
爆音にのせられて、早くも体がジッとしてられない。

ポロリン〜ポロリン〜て音出して会場を挑発しながらイントロへ。
まだ始まったばかりだというのに「すっぱいぶどう」
飛ばすぅ〜せっちゃん!ガンガンいって! どこまでもいって!

熱くなったと思ったら落ち着かせるかのように「劇的な瞬間」
昨年と同じく青いライトが横顔を照らしてセクシー。

◆MC?◆

せ「いえ〜〜い」
会「いえーーーーーい!!」
せ「京都久し振りだよね〜・・・・」
せ「え〜〜と・・・あ〜〜・・・」 (お決まりやな・爆)

会「こんばんわぁぁ!!」
せ「 えー・・・あー・・・こんばんわ〜〜」
せ「あのねー・・・え〜〜っと・・・う〜〜っと・・・今日はウルサイっすよぉ」
会「いえーーいっ!!」
会「せっちゃんラーメン食べたー?」
せ「あぁ さっき新福菜館で出前とりました。
  出前してないんで取りに行ってもらったんだけどっ」
せ「のびてましたね・・・」
せ「後半ここにぶちまけたりなんかして・・・ぐふふ」 (こらこら;;)
せ「最後まで楽しんでってね〜〜!!」

ライヴで聴くのを楽しみにしてた曲「花」
やはり、キレてどっかいっちゃいましたね。 そのエレキダンスには毎度クラクラしちゃう。
その音が その顔が その目が その指が すごく好き★

赤と黄色のライトに照らされて「赤いヒマワリ」
目の前でせっちゃんが熱唱してるというのにカウベルが「コンコン」って聴こえると
ヒロTの顔が浮かぶ・・・。そう月宴会以来 カウベル→ひろTが定着してしまったの。
何もライヴの時まで出てこなくていいのに(濃)

「グッドタイミング」快活なメロディーに会場の手拍子も一段と大きくなる。
みんな、みんな一緒に歌って踊って笑ってた。
短い曲だけど、その数分に込められたパワーは絶大。

心はなんで動くのだろう 心はどうやって鍛えりゃいい・・・ 「リズム」
言葉の一つ一つが心に充満する。

12弦ギターにチェンジして「太陽の目安」
生で聴いたのは初めてですごく感動した!!
大橋仁さんの写真集とシンクロする・・・というかさせてみた・・・というかさせたかった私。
太陽の目安は、仁ちゃんの写真を見たイメージから作られた曲なんです。
「空間を調整したら また始まる」 そこが写真と歌の最大の共通点だと思った。
その頭に描くイメージ・ シャランシャラン鳴るギターの音色・
せっちゃんの高い声・ すべてが混ざりあって、どっか違う世界に飛ばされそうになった。
COLD TUBEからの曲には本当やられるよね。。。

ギブソンに戻して「どうしょうもない哀しみに」
弦をはじく右手に釘付けになる。どうして?どうしてそんな音が出るの?
たった1本で、たった1人で、私達をいとも簡単に持っていってしまう・・・。

会場のセッティングチェンジが行われる。せっちゃんの位置に出てきたのはキーボード。
一人で静かに「月の向こう側」が始まった。
キーボードは教会のパイプオルガンのように隅々まで清らかに響わたり
せっちゃんの声はステージの奥から奥から客席へ届けられてくるように聴こえた。
ストリングスの部分では自らコーラスをして、
中盤から後半に向けては肩ふるわせ全身を使って歌いあげた。

薄暗い中に響く、小田原さんが叩く「コンコン・チャン コココン・チャン」のリズム。
「テレパシー」月の向こう側で澄んできた空気がここで一気に無垢に変わる。
尖ったものなどひとっつもなくなって心が洗われる。

◆MC?◆

せ「いえ〜〜い!」「楽しんでますか〜〜」 ・・・テレてるよ(笑)
会「いえ〜〜〜〜〜〜〜〜い!!」
会「せっちゃん、飲んでる〜?」
せ「ちょっとだけね♪」
せ「このツアー結構ハードなんで ちょっとお酒は控えてみたりなんかしたりなんかして・ぐふふ」
せ「体に気を使ってみたりなんかして・ぐふふ」 なんなのその言葉は?かわいすぎ☆☆☆
せ「そんなジジイな事ではイカンのだよ〜〜」
会 爆笑

とかなんとか言いつつも佐藤さんが持ってきたワインを見て
せ「ちょっと飲みますかっ♪」 (結局飲むんじゃん・笑)
グラスを手にした所を透かさずあおってみるが、2口ほど飲んでやめてしまう。
残りのワインは佐藤さんと小田原さんがまわし飲みしてました。

◆ここでメンバー紹介◆
せ「ベースは私とこお初でございます。佐藤研二いえぃ!!」
ツナギをちょこっと掴んでお上品にご挨拶☆ いいよぉー佐藤さんのキャラ(笑)
せ「ドラムはお馴染み!今回は2バスで御座います。ドラムス小田原豊ー!!」
ここで小田原さんドラムさばきを披露。会場ノリノリ♪

せ「こっから貧血コースだーーーー!!!!!」
会「いえーーーーーーーい!!!!!」

バックのカーテンが一気に落ち電光板が登場!!!

「ロケット」
「男よそれが正常だ」
「社会生活不適合者」
「あの高い場所に行きたい」
「ウナナナ」

たてつづけにきた!きた!きたー!
ベースがこれでもかいっ!てくらいに内臓を揺さぶる。
せっちゃんの挑発的な眼差しはセクシー!
髪は汗に濡れて乱れてこれまたセクシー!
ライトはビシバシ代わり怪しげな光を放つ。
途中からせっちゃんは崩れ、跪き、最後には座り込んで一心不乱にギターを掻き鳴らした。
この姿は見てるこっちが頭がおかしくなりそうになった。
・・・・・絶頂(危ない・危ない・笑)

この時きっと私の脳内には大量の中毒物質が放出されていたでありましょう。

狂いきってしまった所で何て曲を歌い出すの??
「ドライブ」 あぁ・・・ もう駄目だ〜限界だ〜本能のままにしか聴けないよ。
さっきまで叫んでたのに、飛び跳ねてたのに、もう半泣きにさせられてる。
せっちゃんズルイよぉ〜。

しかもこの曲、神戸では膳膳記憶がありません。
正しく言うと途中から左手しか見えなくなって「音と声」に関する記憶が0になった。
左手の甲は汗に濡れて艶々。ライトが当たってピカピカ。
弦を押さえる指先に向かって汗の雫が溜まる。落ちる。 
そしてまた溜まって、また落ちる。・・・繰り返す。
落ちる雫にライトの光が入り、私には、せっちゃんの手から宝石がこぼれてくように見えた。

(それを、旦那に話すと、同じように「光ってて見惚れてしまった」と言った。
それが嬉しくて調子に乗り、ひつこく話してたら「脇から流れてきた汗やろうけどね」ってぼそり。
この人だけは・・・本当にこの人だけは・・・ぷるぷるぷる(怒)


☆☆☆アンコール☆☆☆

再度登場したせっちゃん見て大喜び☆
だって昨日はね、ツナギの上からベルトしてたのよ。ベ・ル・ト★
そりゃないんじゃないの〜??ほらぁ〜小田原さんみたい着るのが正しいんだよよぉ〜って
心で叫んでたもんだから袖を腰にくくって登場した時には「ベルトなくなってるーー!!」って
叫んでしまったわ(笑) はーーよかった。 あーーーよかった。
それなら、せっちゃん、めっちゃ素敵よ。。。うふ
そして改めてメンバー紹介。
会場からの「ボーカルはー??」って声に 「ムルアカです」だって(爆)

ポンポンはじけるようにとび出した音に会場は大騒ぎ「HーRーP!」
止まらないぜ♪止まらないぜ♪ (止めれないぜ!止めれないぜ!)
コミカルなリズムに皆の体もポップコーンみたいにはじけた。

せっちゃんの「楽器チェンジー!」って声で小田原さんはベースを持ちステージ右へ。
佐藤さんはギターを握り嬉しそう〜にステージ中心へ。
そして、せっちゃんはというと、誰よりも満面の笑みを浮かべ、テレながらドラムへ。
そして始まったのは「Orange」
顔をクシャクシャにして嬉しそうにドラムを打つせっちゃん。
クールに淡々と引き続ける小田原さん。
大道芸人のような動きで楽しそうにギターならす佐藤さん。
ステージへ向けられる「ヘヘイ!ヘイ!」のコーラスにも楽しいがイッパイに溢れました。

せっちゃんノリノリの会場に気分よくしたのか?きました、きましたー「歩いて帰ろう」
もう皆がとんで、皆が手をあげて、楽しいんだよーーー!!!って事を
ステージへとアピール。「嘘でこまかして〜♪」の部分では
客席へ目をやって本当に優しい顔をしていました。

「COLD TUBE」
COLD TUBE!COLD TUBE!の連呼に、再びロックロックの世界へ連れてかれた。

ハイスピードで「僕の踵はなかなか減らない」
今日も狂った〜〜〜〜〜!これを聴かない事にはライヴが終わらない!
今日も左の指が黄金に輝いてみえたわ・・・(笑)
感想部分は何の曲だったのかな?ジミヘンぽい感じですんご〜〜くかっこよかったです!!!
その曲を引きつつ3度演奏をとめたせっちゃんの言葉はこれ。

1回目 「天一っ!!」 ←ちょっとエロく

2回目 「最近スープマズイんじゃっ!!」 ←叫ぶ

3回目 「だろっ?」 ←巻き舌で(笑)

最後の方はエレキダンスでステージ落ちるんじゃないかと思うくらい
ゆらゆら、ふらふら、足元覚束ずでハラハラした。
でも・・・そのすわった目は本当たまんないな。。。

そして、とうとう幸せな時間にも終わりがきた。
ステージ前方へ3人が集まり手をつなぎ客席へ一礼。
3人の満足感いっぱいの笑顔に、ありがとうの気持ちを込めた大きな拍手が鳴り響いた。
小田原さんと佐藤さんが先にステージをおりた後
お約束の3ピース  「いえ〜〜い!」   「いえーーーーーーーーい!!!」

「ありがとう〜!」と言ってステージをおりたせっちゃんに再度アンコールを求める拍手はやまない。
最初はバラついていた拍手も「せっちゃん!」「せっちゃん!」というコールとともに
全員が一致した。私も手が真っ赤になるくらいに拍手をつづけ、せっちゃんを呼んだ。
そんな中ステージのセッティングは崩されていく。
嫌!マイクだけは持ってかないで!
嫌ー!!!!!もう1度出てきて、せっちゃーーーん!!!!!

けれども・・・・そんな皆の熱い思いはせっちゃん達へと届かなかった。
・・・いや、そんな事はないよね、思いだけは充分伝わってるはずだよね・・・。
アンプの電源を落とされ、ギターを片付けられ、マイクを持って返られても
じっとステージ見つめて拍手を続けてたファンがこんなにいる事に私は感動しました。

せっちゃん、またまた胸イッパイのライヴをありがとう!!
あなたのライヴだけは、何度でも何度でも行きたいと思えてしまうよ。
最高だぜぃ!!斉藤和義!!ヘヘイヘイ!!

2002年3月16日