十二月 〜Winter Caravan Strings〜神戸

今日はクリスマス! 大切な人と過ごしたいクリスマス!
そんな日に!そんなスペシャルデーに!!!愛しのせっちゃんと今宵を過ごせるなんて
関西人・・・な、な、な〜んて幸せなんでしょう!


そんなルンルン気分で家を出たまではいいけれど、道路は恐ろしいくらいに大・大渋滞!
さすが師走。さすがクリスマス。さすが給料日。さすがはルミナリエ最終日。オーNOォ〜ッッ〜★★★

最終的には間に合ったから、よかったものの、
向かう車内では焦りまくる私と、焦らされる旦那の間に嫌な空気がたちこめた。
ホール=飲食禁止。これもどうやら納得いかないらしい・・・・・。
「ライヴハウスちゃうねんから、飲みながら見れるわけないやん!」と言ってしまった事を後悔(−−;;
余計に機嫌が悪くなった。
横顔チラッと盗み見すると、今にも「チッ」と舌打ちしそうな顔。・・・・ヤバイ、これはヤバイ★
こんな所で機嫌を損ねては、せっちゃんとの夜が台無しになる(問題は旦那様よりせっちゃんとのクリスマスよ)
いらぬ発言はもうするまい!とかたく心に決め、一言一言慎重に話す。

なんだかんだで会場に着いたら、せっちゃん仲間に次々出会い興奮トーク♪
主語がなくたって話せちゃうのよ、みんなとは♪ 楽しい〜♪
しか〜し!フッと我に返って振り向いたら旦那は素。ヤバイ!ヤバイ!とまた現実に引き戻される。
ライヴが始まるまでにご機嫌になってもらわなきゃ・・・あーえらいこっちゃ。
と思った瞬間、お酒が売ってる事を知った旦那・・・・にっこり満面の笑みに変身☆やたっ!
あーよかった。これでもう大丈夫。酒さえ飲めたらもう大丈夫(*注*アル中ではござません・ライヴハウス中毒です)
安心した私は、目の前通りかかった金子さんに向かって猛ダッシュ!
毎度、毎度、ひつこいくらいに話し掛けてすいません(笑)
金子さんは、今回も横から見てるの?の問いに「今回は袖から見ないの」
忙しいのにスイマセンに対しては「大丈夫、ヒマだから(笑)」と話してくれてました。
本当に気さくで優しい人ですね。

では、そろそろ本題に入りますか・・・・


ホールは3階まで座席があり、両サイドの壁にも5〜6名づつくらい入る小舟のような座席が 数十個づつついていた。
これがなかなかオシャレ!
下からぐるーっと見渡すと、上の人達がはっきり見える。
せっちゃんからもしっかりと、顔!顔!顔!が見えていた事でしよう。

今日の座席は8列目。ほぼ真ん中あたり。
しかも4枚連番で友達と一緒&Aごんさんまで隣という偶然が重なりすごい状態でした。

エンジ色の幕には[kazuyoshi saito Winter Caravan Strings]の文字が浮かび上がっていた。
待つ事数分・・・・会場アナウンスが流れた後、照明が落ちた。

幕は左右の斜め上へ向かいゆっくりと開かれた。
そこからまず初めに見えたものは、白いシャツに、学祭時のストライプパンツを合わせ、
赤いプーマのスニーカーを履いた、今日もスタイル抜群のせっちゃん。
椅子に腰掛け、ヤイリ?のギターを弾く。左手にはドクロのブレスが光る。
髪は・・・やっぱりまだ散髪行ってない。伸び伸び。
だけど、なんかね・・それがまた良いの。 合うんだぁぁ。

幕が上がりきった今この瞬間、自分のありとあらゆる全神経は、ここにあるすべての物を掴もうと集中してく。
ステージは30cmほどの差をつけた3段ステージになっていて
1段目=せっちゃん&愛用テーブル(白のデンキスタンド・タオル・水・ワイン)
2段目=黒服で統一したストリングスの方達(左から、ファーストバイオリン・セカンドバイオリン・ビオラ・チェロ)
3段目=グランドピアノ
とセッティングさせていた。

目から感じたものはいたってシンプル。森の音楽隊のような雰囲気でとてもかわいらしい感じ。
耳から感じたもの・・・これをどう表現していいのか、わからない。
1曲目は***劇的な瞬間***でしたが、もう言葉になんない。
バンドや弾き語りを色んなバージョン、色んなシチュエーションで聴いてきた1年だったけど
まだ広がっていくのか?まだ成長してくのか?とドキドキと嬉しさと興奮が交じってた。

2曲目***ロケット***イントロでロケットだとはそりゃわかる。うん。
だけどアコギよ!!この曲をアコギで!しかもストリングス付き。度胆抜かれました!
アコギで表現されるこの音が恐ろしくかっこいい!すべての中心いるせっちゃんがカッコよすぎる!
大変な事にこの時点でせっちゃんの才能、音楽性の豊かさにくらくら、私の心は早くも放浪の旅へ・・・。

ストリングス付きにアレンジさせてる事、そのアレンジされた実際の音は、
違和感を感じさすどころか、新たな感動の嵐を巻き起こした。

***幸福な朝食 退屈な夕食***
ファーストバイオリンは誘い、チェロはあおりをかける。
そしてせっちゃんは、
詩を読み。言葉を浴びせた。

***Baby,I LOVE YOU***なんとも不思議な音。
陽気な音はそのままに後から後からストリングスが深く低く追ってくる。

***進めなまけもの***ストリングスが賑やかに鳴った。
ギターも入って「なまけもの」だと気付いた時には嬉しすぎて叫んじゃった。
いつもよりある意味リアルなんだけど、いつも感覚の耳でいるとおいてかれる。

曲が終わり、せっちゃんはタオルで汗を拭く。
ゴシゴシと拭く。その後の顔が風呂上りみたいで気持ちよさそうに顔がポワ〜ン(笑)
せ「古い曲なんだけど・・・」とウクレレに手を伸ばす。そして足を組んだ。
***Rain Rain Rain***
ポロンポロンと耳へ届いてくるウクレレの音。
その長身スタイルにはかわいすぎる小さなウクレレ。
弦にふれる長い指はあまりあまって、行く場所なくしてしまってます。
右手の指先・・・セクシーすぎでした〜〜。

せっちゃん立ち上がりストリングスの方達を横切って最上段へ移動。
ピアノだ!何するの?(興奮と期待)
イントロを聴いて、すぐにキャー〜!こんな曲まで〜!!
と思ったクセに、歌いだすまで題名がわからなかった(汗)
***マリリン***そう、マリリン。ピアノでマリリン。バックスクリーンはピンク色。
豪華でセクシーでもってかれたー。

戻って来たせっちゃん、スタンドからマイクを外しステージ前方ギリギリまで来た。
照れ隠しにふざけてマイクをくるくるまわしたりして笑う(笑)
だけど歌はキメます!
しっかりと!

ハンドマイクで***彼女*** この時会場のすべての人が斉藤和義の世界に引き込まれたのではないでしょうか。
目をつむり、左右交互に体重をかけながらゆられ、肩を震わせ、歌う姿に切なさを覚えた・・・。
母性本能をくすぐるような、抱きしめたくなるような、せっちゃんがここにいる。

歌が終わって3ピース「イエーイ」(いえーーい!)照れ隠し?そんな所がまたかわいい(笑)
つづいて童謡みたいなイントロが流れた。
えっ?!何?何?って全然何の曲だかわからない。
せっちゃんは、左右に体と頭を揺すりながら子供みたいになっちゃってる。もぉかわいすぎるよぉ。

で歌いだしたのは「海にでかけた」あったかくて優しい音楽に幸せな気持ちになった。

ここでストリングスの方達一度ステージをおりました。
せ「こっからは少し一人で」と弾き語り。
席に戻り歌いだしたのは***寒い冬だから***
せっちゃんもしっかりエロるぞ!って気合い入ってただろうけど会場だって期待マンマンでしたわよ!

「灯り消して・・・」
「全部ぬいで・・・」
「全部ぬいで・・・」
「全部ぬいで・・・」ここらからクスクスと笑いが。
「全部ぬいで・・・」みんな笑い出した。
「全部ぬいで・・・」まだいくか?
「全部ぬいで・・・」大笑

(そしてここから一人で演技)
せ「今夜はクリスマスだから・・・・・・」
せ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(何言う気だ?)

せ「どんなパンツはいてるのかなぁ〜?」(出た!)
せ「えっ!!緑と赤のツートンのパンツぅ!?」
せ「この中はどうなってるのかなぁぁ〜でへへ」
せ「どれどれ〜゚◇×〜☆▼。」
せ「あっトナカイさんがっ!!・・・ ゚◇×〜☆▼」

・・・・・・・・・・・・・エ・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・ロ・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・リ・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・チ・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・ュ・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・ウ・・・・・・・・・・・・・・

と言う事でやっぱり書ける言葉がありません(爆)聴きながら笑ってましたが赤面しましたよこれには。
ほんまに今日のせっちゃんエロすぎですぅ。

そして、せっちゃんは黒ギブソンにギターをチェンジし、ハープをつけながら・・・
せ「どうも、失礼致しましたっ♪ちゃんと真面目にやりまっすぅ〜〜うふふ」
せ「トナカイの後に暗いんですが・・・・どうしようもない哀しみにって曲をやります」

***どうしようもない哀しみに***
”どうしようもない哀しみに わけもなくつつまれた 僕がやろうとしてる事は間違いかな・・・”
何度もリピートするこの部分が、ストレートに伝わってきすぎて切ない気持ちになった。
”等身大や自然体なんて怪しい言葉はない。みんなそれなりの仮面をつけてる"
今までの、斉藤和義、新たな道を開く斉藤和義・・・これが斉藤和義。
そんな色んなせっちゃんが見えた気がした曲でした。


せ「これは来年に出るアルバム <35 STONES>
にも入っていて、あっ、アルバムはね
ちょうどカミサンが胆石になりましてっ、胆嚢取り出したら正露丸大の石がごろごろ出てきたんだけどっ、
見た瞬間35個ある気がしましてっ、持って帰って洗ってみたら、やっぱ35個あって(しきりに洗う仕草をする)
うぉぉーやっぱり35個だぁ〜〜!って思って、もっかい数えてみたら、ちゃんと35個でっ♪
めでたし!めでたし!ですわ〜(
←ってどんなやのん!)

ここでストリングスの方が再登場。それと同時に大音量で機械的な音楽が流れ出した。
バックスクリーンにはグリーンとブルーが渦巻きだす。
独特のイントロが鳴りひびき・・・・・
***青い光***
歌の途中に何度も吠えるせっちゃん。
色気と鋭さが混じり合って、見てるだけで意識が遠のきそうだった・・・。

ふぬけにさせられた所でダブルパンチがきた!
最上段へ移動して***月の向こう側***
力強くピアノを弾きながら歌う姿がバックスクリーンに映し出された月と一体化した。
スクリーンの月は曲が盛り上がるに連れてだんだんと大きく明るく輝いていった。
そしてストリングスのワープの部分へと・・・
これが本当にリアルすぎて鳥肌と感涙。

もとの位置にもどってきた、せっちゃんはギターとハープを準備しながら
せ「何年か前から、こういうのでやってみたかったんだけど、それが実現して嬉しいよ」
せ「でも全然イメージと違って、みんな酒は俺なんか比じゃないくらい飲むしさぁ
Hだしさぁ・・・ふっふっふっふっ」 と。
そしてメンバー紹介&ファーストバイオリンの方が、お喋りバイオリンを披露

そして待ってましたの「こっからパッといきましょうぜぃ〜」宣言!
会場ここからイッキに総立ち。
***アゲハ***
***ささくれ***
***Mojo Life***
***スナフキン・ソング***
一緒に歌いまくり、踊りまくり、ジャンプしまくった。
Mojo Lifeでは赤黒く怪しげな照明に照らされるせっちゃんが、セクシーすぎてたまらないかった!

つづいて、でました!!***僕の踵はなかなか減らない***
椅子に座ったままギターを掻き鳴らす姿が、こもまた、猛烈にカッコいい!!
もうだめ。興奮しすぎ・あばれすぎで息はきれるし、汗はとまらないし、頭は酸欠。
もうどうなったっていいや−病も発生しまくり。
もうここらへんは、すっかり記憶0です・・・。
踵歌い終わったせっちゃん、息きらして、目はギラギラ。
肩で息しながらステージをおりた。

会場>まわりのみなさん、顔が、はにわ
でも手だけはしっかり拍手。アンコール求めて拍手。
呼吸整えながら拍手。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ステージにあかりがともり、せっちゃん達が出てきた。
会場からは大きな歓声。

せ「ありがとぉー」の後に始まったのは***Alright Charlie***
狂喜の声!声!声
がせっちゃんへと向けられる。
この曲はすごかった!あのイントロがストリングスなんです。
笑いあり、感動ありで楽しくってしょうがない!!
またまた、チャーリーが大好きになりました!!

そして***歩いて帰ろう*** 終わりだって気がして寂しい気持ちになる。
なんで楽しい時間って、幸せな時間ってこんなにはやいの??
もっと、このまま居たいのにー・・・。

曲が終わり、みんなが手をつないで会場に頭を下げた。
せっちゃんは、深く、深く、頭を下げてた。
そして上げた顔が、ほんっとーーーーに笑顔満タンで、見てて嬉しくなった。
で、また泣きそうになった。。。笑

ステージをおりた後会場には終演アナウンスとジョンレノンの「Happy Christmas」が流れた。
それが心地よくて、幸せで、ぽーってなりかけたけど、会場からの拍手はやまない。
止むどころがしだいに大きくなっていく。

そして、拍手に答えて出て来てくれました、せっちゃん。

せ「ありがとー!!じゃ、お決まりの曲を」って***月影***
茶のギブソン、ハープで歌ってくれました。
せっちゃん、会場に咲くナーナナーの手に、すごく、すごく嬉しそうな顔をして、全体を見まわしたり
2階、3階席をメインに見ながら歌ってた。
そしてニッニックも大放出!ニック♪ニック♪と何度も笑顔でやってくれました♪

すんごく優しい顔して笑ってた、せっちゃんの表情が忘れられません・・・。

この後ライヴは終了・・・会場には「おやすみ」があたたかく流れみんなの帰りを見送ったのでした・・・・。

せっちゃん、今年も、素敵なライヴをありがとう。
ほんとうに 幸せすぎるクリスマスの夜でした・・・☆

 

***セットリスト***

劇的な瞬間
ロケット
幸福な朝食 退屈な夕食
Baby,I LOVE YOU
進めなまけもの
Rain Rain Rain
マリリン
彼女
海にでかけた
寒い冬だから(エロトナカイバージョン)
どうしようもない哀しみに
青い光
月の向こう側
アゲハ
ささくれ
Mojo Life
スナフキン・ソング
僕の踵はなかなか減らない

<アンコール>
Alright Charlie
歩いて帰ろう

<ダブルアンコール>
月影