Moanalua Garden

有名な日立のCM、「この木なんの木気になる木」のある場所です。
日立のホームページ(リンク承認済み)に詳しく解説されているので、ここがどんな場所か、それとこの木の正体についての説明はそちらにお任せしましょう。
簡単に言うと、これはモンキーポッドというマメ科の大木で、CMに出てくる木は、40メートルもの幅で枝が広がっています。枝が広がる幅も驚きですが、キノコのように枝が地面近くまで伸びている形がすごくて、テレビで一度見たら忘れられない木ですね。


CMどおりの景色
左側が切れてしまったのが残念


僕は、この木はアフリカかオーストラリアの秘境にあるのかと想像していました。それがハワイにあり、しかもホノルルの近くという、日本人にとっても行きやすい場所にあるのは、嬉しいことです。
旅行に行く前は、こんなミーハー系観光ポイントはいまいち気乗りせず、行くつもりでなかったのですが、ちょうど時間的に都合が良かったので(開館時間が決まっているような場所の開館前に寄り道するために)行くことにしました。

現地でもらった日本語の無料ガイドブックに行き方が載っていたので、それを参考にしたのですが、とても分かりにくい場所なので、近くを何度もウロチョロしてしまいました。ここから元の道に戻るときにも、ずいぶん道に迷い、結構時間をロスしてしまいました。
帰国してから初めて日立のホームページを見たのですが、行き方についてとても詳しい解説がありました。分岐点の標識の写真がいくつもあって、すごく分かりやすいです。
これをプリントアウトして持っていけば、時間を損しなかったなぁ。(T_T)

さて、実際に見てみると、昔からCMの印象が強くあったので、さすがに感動ものです。
よく整備された庭園で、無料で自由に見学でき、駐車場も完備されています。
やはり日本人観光客はおり、ツアーのバスがやって来て、さっと見てすぐに帰っていったりしていますが、もともと広い場所であるし、穴場なのでそれほどたくさんの人が来るわけでもないので、あまり気になりません。

マメ科の植物ということは後で知ったのですが、この木に近づけば莢(さや)に入った豆が無数になっているので、マメ科かな?とそのとき思いました。
大豆やスイートピーのような小さな草と、この巨木が同じマメ科というのは、ずいぶん大きさに幅があるものです。



別のモンキーポッドの見事な枝振り

CMの木の幹の近くへは、ロープが張ってあって近づけない
幹に近づいて上を見上げると、枝が複雑に絡み合っている姿が分かります。こうやって、それほど巨大ではない幹が、40メートルもの幅の枝を微妙なバランスで支えているのですねぇ。

これだけ見ても、ハワイの気候の穏やかさが分かる気がします。例えば沖縄にこの木があったとして、確かに年間の気温や日照の強さはハワイと似たようなものだとしても、台風に毎年襲われる沖縄では、こんな微妙なバランスの巨木は耐えられないのではないかなぁ。



あまり人に見てもらえない、別のモンキーポッド


CMに出てくる木以外にも、モンキーポッドは何本かあります。枝振りの形がそれぞれかなり違っているのが印象的です。
庭園の奥のモンキーポッドまで足を延ばす人は殆どなく、その木陰の芝生に座ってのんびりとしていると、気候が快適なのとあいまって、ずっとこうしていたい気分です。