小ウッドデッキ 2009.8.3
娘から”居間から庭へ降りる小さなウッドデッキを作って欲しい”との要望が来た。
孫が一歳半になり、庭で遊び始めたので欲しい・・・とのこと。 ジイちゃんとしては 腕がなります。早速設計をスタート。2×4材で骨を作り、1×4で床を張った。結構すっきりした設計が出来ました。出来映えをごらんあれ。
ウッドデッキ製作の課題は 設計と材料の定寸切り及び 締結です。設計は ”もでりん”を使いました。最下段に掲載したので見てください。
次は、冶具の作成です。
今回は2点の治具を作りました。

<定寸切り>
「週末職人工房の白井糺さん」が紹介されている冶具を作ってみました。

左の写真で分かるように、2×4材に、位置決めを載せた簡単なものです。
ポイントは、スライド丸のこにこの冶具を固定し、のこ歯で軽く切れ目を入れておくことです。


切断部のけがき線をこの切れ目に合せ、位置決めをセットすれば、あとは何枚でも同寸法でカットできます。

半信半疑でやってみましたが、結構便利です。
おかげで、材料の定寸カットがスイスイとで来ました。
<材料の締結>
これまでにも、屋外のものとしては、ウッドデッキと日除けルーバを作ったことがある。既に数年たっている。機能的にはまったく問題はないが、気になることがある。
ビス締めしたところに わずかだが”ひび割れ”が発生し始めている。ビス締めしたあとに、防腐剤を塗っているがこれはいたし方の無いこと。

今回は、骨組みはすべてボルト締めとした。
床は、できるだけ裏からビス締めし、表面の損傷を防ぐ
こととした。
このため、あらかじめ、カット材にボルト穴をあけておく必要がある。
これも、白井さん紹介の”フェンステーブル”が大活躍です。(写真左)



写真左上のように、ボール盤テーブル上に、フェンスを位置決めします。

あとは、材料を置いて、穴を開けるだけです。

山とあるカット材に、すいすいとボルト穴をあけることが出来た。白井さんに感謝します。

なるべくビスを使わないということで、手すりと柵の結合にダボを使うこととした。

これの穴加工も、フェンステーブルで スイスイです。
カット材に、防腐剤を塗ったところ。防腐剤は前回同様 キシラデコールウォールナットを使った。

骨組みは 相欠き組みにした。
ベースの横桟は大入れ組みとした。

いずれの 溝切も 白井さん推奨の 2×4材の定寸切り字具によるスライド丸のこ加工法を使った。

結果は、実に精度良く加工できた。
ピッタシと組み立てることが出来ることと思う。
楽しみです。
ボルト穴も、綺麗にあきました。
床です。
木口は、すべて丸のこできちんとカットし、かつ角面取りカットをしています。
これで、木口のささくれを防止できるでしょう。

”孫”ならばこその ジイちゃんのプレゼントです。
手すりと柵です。
ダボとダボ穴がきちんと加工できました。
防腐剤のを塗ってから、2日放置しました。陰干しにしたがまだ匂う。また、若干手につく。要注意。

天気がよさそうなので、組み立てにかかりました。
10時30分に、基礎のブロックの設置と高さ調整からスタート。
15時30分、やっと骨組みが出来ました。
ここまででの加工修正は、基礎桟の”おお入れ”の溝、1箇所を若干広げたことです。加工段階で、ピッタシの精度にしたことと、防腐剤で膨張したようです。
もう少し、精度を甘くしておいても大丈夫のようです。

蒸し暑いので、ばて気味ですがここまでくれば先は見えました。あとは床を張るだけです。
骨組みの拡大です。
階段部分の骨組みです。

重大なミスがありました。
階段の上桟のボルト穴がありません。

やむを得ず、ビス止めとしました。
上桟は 本体の足に挟み込む形なので、上下のボルトを締めれば、強度上はまったく問題はありませんが・・・・・

 チトがっくりです!!!
17時
やっと完成しました。

早速、待ちかねてぐずっていた孫の登場です。

恐る恐るです!!!
どうやら、安全らしいと納得してもらったようです。

だけど、バアちゃんは 未だ不安げですが・・・

娘と、バアチャンのチェックで、いくつか改善要望が出ましたが マアそのうち・・・・