和室用TV台2009.5
和室用に、低いTV台を作ってくれと、家内から依頼が来た。
幸い、手持ちの材料に、厚さ30mm幅150mmでちょうど天板が出来る。
和室に使うテーブルなので、この際に工具や冶具を整備し、見栄えの良いものを作ることとした。
精度アップ作戦だ!。その成果は?
2枚の板を 雇実矧ぎ で接合することとした。

まず、丸のこの角度関係の調整を行った。
アルミの台と刃の直角度の設定、設定の締め付けボルトの微調を念入りにおこなった。結構緩んでいるところがあり、やって良かった。

つぎに、丸のこテーブルと丸のこ刃の直角度を微調。
これも僅か狂っていた。
最後に、トリマーテーブルとトリマービットの直角度の微調を終了。
φ6のトリマービットに、雇い材を6mmとし、加工精度がそのまま出る設定にしてみた
左の写真は、実矧ぎを終わったところ

左は、表面の接合部分を拡大したところ。
ピッタリと面が揃い、仕上げ加工が不要。
つなぎ面の隙間も ほとんど見えない。
左は、裏側の拡大。
残念ながら、僅かに中央部に隙間が見られる。

どうやら、接合面が凹面になっていたようだ。

どうやら、板の側面を仕上げるために、丸のこテーブルで、端面を薄く引き割る際に発生したものらしい。
調べてみると材の送りガイド が僅か凸面になっていた。
材をこのガイドに押さえつけて送るのだが、この際に材の送り方向が 僅かにぶれるのが原因だと思う。
ガイドの直線性を確保しなければならないがこれは次の仕事。

残り板を使って、両側の脚を作った。

脚の上に天板を載せたところ。
ガタツキもなく、組み立て台の上にピッタリと収まる。

これまで、手のこ作業か、丸のこ作業であったため、どうしても高さや、直角度、平行度のばらつきで、ガタツキが発生していた。
今回はスライド丸のこによる定寸切リ。
さすが、スライド丸のこの威力は抜群。うれしくなる。

例によって仕上げはオスモカラーのノーマルクリアー。

注文主の家内も文句なし。即刻納入。