廊下を利用して加工室を作った。
電動工具を使用するときは、部屋との間の障子を閉める。粉塵はかなりシャットできるが、それでも部屋の中のテーブルの上などには、うっすらと白い埃がたまってくる。細かい粉塵が空中を舞っているのだ。
これはたまらないし、また健康にも悪い。以前から気にかかっていた。幸い、サイクロンも出来たことだし、この際懸案の粉塵シャット作戦を開始することとした。 |
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廊下を有する4畳半の和室と次の居間の間には、仕切り戸があるが、天井部分、いわゆる欄間部分がつながっている。空間的に広く見える効果があるが、この際閉じる必要がある。板で仕切ると、狭苦しい感じがするので、障子にすることとした。
いわゆる、建具の木工である。
技術が必要!
まずは、やってみることに。
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長さが、約3mあるので、2分割して、2枚の障子戸を作ることにした。
材料勿論、1×4 材 を 半分に引き割った。
エッジをきちんと出すために、エッジR部分を約3mmほど薄く剥ぎ取った。
左は、組み立てたところ。
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柱の接合には、雛台でマスターした、”雇実矧ぎ”とした。
まだ、接合後の直角度保持に自信が無いので、溝幅6mm、雇い5.5mmとし、テーブル面に倣わせてボンド固定とした。
天井に仕込んでしまえば、力がかかる訳でもないのでゆがみが無ければOK。
結果は上出来。
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3本の桟を嵌めこんだ。
ご覧のとおり、ピッタリとはめ込むことが出来ている。
結構腕があがった!
障子を貼るため、周囲に逃げを加工してある。 |
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左は、完成したところ。
空間的にも、息苦しさを感じない。
障子という手法はたいしたものだ。
今さらであるが、日本人の智恵にはあらためて感心する。
自分の手でリフォームして見ると、感激ひとしおのものが有る。
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天井とのつなぎ部分には、1×4材の端面を約2mm引き割った余り材を、目隠しとして、貼り付けてみた。
天井との隙間がピッタリと隠れ、アクセサリにもなり、我ながら満足。 |
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反対側の、居間側から見たところ。
洋間であるが、
障子の白さが綺麗だし、夜は部屋の明かりが映りこみ、ソフトな感じになる。
粉塵対策リフォーム、第一弾完成。 |