イス    2008.11.17

”孫の食事用のイス”を作って欲しい”との要望が、妻から出てきた。食事のときに動き回るようになったことと、我々と同じテーブルで食事をさせたいとの妻の要望である。

構造的には、安全で堅牢なものでなくてはならない。アリ溝で足を組み込むことに挑戦してみた。
ここでも、トリマーテーブルが大活躍である。
また、新兵器「日立スライド丸のこ」の威力が抜群!。厚板もなんのその、スイスイとカットできるし、切り口も実に綺麗。なによりも、直角にカットできるのが嬉しい。

左図は完成したもの。床とのガタツキは全くない。
背板とアームがしゃれていると自己満足。
また、肝心の剛性はきわめて高く、妻も絶賛。娘も、”思ってもいなかった上出来”と絶賛。


左図は部品が出来たところ。
材料
座板:2×6を2枚貼り合わせ。貼り合わせは接着
足板:2×6を2枚貼りあわせ。ただし座板と食い違い構成として、強度が保持できるようにした。ここが自慢の一つ。
外形にカットを入れてしゃれてみた。
アームと背板は1×4 で作った。
左は アリ溝を嵌め込んだところ。
アリ溝はやっぱり難しい。
今回は初めてのことなので、溝はアリ溝ビットを通すだけとし、オス側の加工で嵌め込み具合を現物あわせで作ることにした。
トリマーテーブルのフェンスを僅かづつ送り込みながら彫りこんでい行ったが、幅と高さのがんじがらめの構造であるため、結局ガタが発生してしまった。
接着剤を併用して組み込んだが、結果オーライ。
万一、使用中に接着が壊れても、アリ溝構造が加重を支えてくれるので、安心。アリ溝加工は今後の宿題。

左は背板の嵌め込み加工。
背板を座板に対し、5度ほど傾けるという構造に挑戦した。
私の腕前のレベルでは、アリ溝とともに暴挙ともいえようか!
トリマーテーブルに対して座板を傾けて、斜め溝を彫り込んでいった。溝深さを15mmとし、5mmの切り込み深さで、3回彫りこんだ。刃高さ切り替えにより、加工段差が出来てしまった。これは要調査事項。
ともあれ、接着剤併用の固定で、きわめて強固な斜め背板がついた。
仕上げは、やはり、OSMOCOLOR です。



左は食卓に並べてみたところ。

当たり前のことだが、ピッタシ。
満足の出来栄えで、”ジジの鼻高々”です。