ハンガーU 2010.1
家内から”部屋の中が乾燥するので、タオルやら、孫の洗濯物などをヒョイとかけられるハンガーを作って欲しい”との注文が来た
2008年に、孫の誕生時に同様のハンガーを作ったが、これは娘にプレゼント。当時はその出来映えに満足していたが、今見れば不満だらけ。最新版のシャレタ物を作るゾ!
不満点は、固定用の足が張り出し、結構場所を取る。また、ハンガー棒位置を固定しているために、めたらやたら、使用主から改善要望が出てきて面倒。
”お父さんのやることはいつも遅い”との雑言を尻目に、一月ほど考えた。結果は、見事に解決

材料加工が出来たところ。
すべて、1×4 材 を使った

左が、今回自慢の支え盤です。
2×4材(幅98mm×厚さ38mm)を正三角形に切って、寄木細工風に組み合わせました。こうすると、安い材料で大きな板状のものが出来るし、板目の面白さが出てきます。 これでも寄木細工です。

もうひとつの自慢は、縦の支柱は四角形ですが、支え盤は6角形です。
支柱にあわせて、支え盤を四角形にするのが一番簡単ですが、こうすると、足が4本で直交してしまい、部屋の中に張り出してしまいます。
3本足か、侠角4本足にし、足の張り出しを小さくしたかったわけです。
角度を計算し、スライド丸のこで、カットしました。
若干イビツな四角形の穴になりましたが、結構使えます。
アームは穴をくりぬきました。
今回の冶具作成です。

板の木口への穴あけ用の字具を作りました。
ボール盤の 下部を見てください。
鋳物のスタンド台を外して、の端にボルト止めをしました。
これで 「ボール盤のふところ」を大きくすることが出来ます。取り付け板は 少しばかり大きくしてあります。
板の下は、スタンド代です。これで、床からの長さを稼いでいます。

縦板の取り付けチャックです。
穴あけスタンド台に、直交する字具を取り付け、加工物を 挟み込んでセットします。

被加工材が安定するので、使い勝手はグーです。
穴位置も、結構正確です。


完成したところです。


左は、自在アームを嵌めこんだところです。

左下のように、自在アームを どの位置にでも配置出来ます。

右下は、試しに 身近にあるタオルやコートをかけたところ。 あまり見たくない品物ばかりですが御勘弁!

足は4本を 侠角配置にしてある。壁際からの張り出しもそこそこで、結構いける。

立派、立派!

いつも文句ばかりの家内も、無言!