サイクロン集塵機T 2009.2.4
木工の電動工具も結構そろってきた。腕前も上がってきたように思う。いよいよ家具作りに挑戦?
悩みは、電動工具からの粉塵がすごいこと。
体の方は、マスク、耳栓、保護メガネをつけて作業しているので、防衛できているが 作業場の粉塵がすごい。
”電動工具とは、粉塵作成機なり”
お古の家庭用掃除機2台を使っているが、フィルター袋がすぐに満杯でイライラする。
ホームセンターで集塵機を見ては”欲しいなー”とため息ばかり。ピンからキリまであるが、いったいどのくらいのもので用を足すことができるか分からない。 また、大型のものでは騒音がでかい。
ふと、家庭用掃除機を使って自作しようと思い立った。
問題は粉塵の分離である。サイクロンにしようと思い構造設計の参考にとウェブを検索した。すると”有る!、有る!” 多少がっかり。 結局”和樽”さん”てらちゃん工房”さんのエンビパイプを使ったものが簡単そうなのでこれを作ることにした。部品の買い集めから部品加工、組み立てまで 3日

加工済みの部品
エンビパイプの加工は、鋸とヤスリが基本。
一部、ジグソーでカット

ペール缶はホームセンターで見つけた。ホールソーで穴あけ、ヤスリで仕上げた。貫通パイプは、裏側で20mmの木材で支えている。

エンビパイプとソケットは 勘合がものすごく固い。おそらく水道工事の現場では叩き込むのであろう。
一気に叩き込み組み立てるのも怖いので、パイプを丸のこで縦にカットし勘合を調整。これが結構うまくいった


左は、サイクロン本体部

100/50変換管にインレットの吸い込みパイプを斜めに嵌め込み接合することと、アウトレットのφ50パイプを嵌め込むのに最も時間がかかった。なにしろ、ほとんどがヤスリ仕上げ。
(当初、ジグソーをハツリかげんに使えば簡単に出来ると思っていたが、ジグソストロークが パイプ径よりも大きく、ほとんど使えなかった。ショック)


部品が出来たので早速仮組みしたところ。
掃除機のパイプをカットし、手元スイッチを電気コードで引っ張り出してある。


仮組みのままでとにかく試運転。

紙切れやら、粉塵を吸わせてみたところ、なんと、うまくいくではないか!!

窓からみると、粉塵が斜め下方に回転しながら落ちていくのがよく分かる。

ペール缶の中をあけてみると粉塵が集まっている。
驚いたことに掃除機の中の吸塵袋の中はには、全く粉塵が見られない。

粉塵分離大成功!! 感動の一瞬でした。

あらためて
 ”和樽”さん”てらちゃん工房”さん ありがとうございました。