プリンターのインクって買うと高いです。
このタイプだと大体ぬおわわ円ぐらいで、L判で大体20〜30枚ぐらい。コスト的には印刷代は30円ぐらいになってしまいます。
通常、お店で出力してもらうと、35円ぐらいなので、プリンターの機械代が出ない!!。
という訳で、インクの補充なのですが、補充インクが対応になっていません。
原因は、インク補充する空気穴が一つしかないのと、中身が見えないので失敗率が高い為だと思われます。
その為、ノズル側の穴から補充する方法になるのですが、上の空気室が中で繋がっていてインクを補充してゆくと、繋がった穴からインクが隣のちがう色のタンクに流れ込んでしまいます。
また、補充量が確認出来ないので、知らない間にオーバーフローして空気穴から流れだしたりもしてしまいます。
空気室の中は迷路のようになっており、インクが乾きにくいようになっているようです。
重量を測りながら、過充填にならないように注入するのもいいですが、残量が判らない為にどうすることもできません。
そこで、空気室を取り払い、独立した穴にしてふさぐ事で、インクが隣のインクタンクに流れて行かない様にします。
空気室は、インクタンクの取り外しの爪を兼ねている為、取り外してしまうとプタンターから取り出しにくくなります。
使いにくければ、指をかける個所をプラスチックで作り、ボンドで張り付けても良いと思います。
まずは外す事から。これはプライヤー等で摘んでねじってやると簡単に外す事が出来ます。
ボンドで固定されているので、剥がした後に段差が出来てしまいますので、カッターナイフ等で表面のデコボコを取ります
そうしないと、後で張るシールが張れなくなってしまいます。
補充インクに付属しているシールを上面に張り、空気穴をふさぎます。
これは使用する時までで、機械にセットしてからシールを剥がして使用します。
インクが出すぎて、垂れるようであれば、充填量を減らすか、シールを剥さず、針で小さな穴を開ける方法で対処します。
インクキャップを外し、空気穴をシールで塞いでからインクを補充します。
補充する時、空気が出てくるので、それが気泡となりはじけて回りにインクを飛び散らせます。
インクに混じらない様、紙で仕切りをして補充します。
インクの染み込む速度が遅くなったら、補充を止めます。
両側を手で押してみて、あふれてくるならば入れすぎです。入れすぎると、シールを剥がしたときにインクが垂れてしまいます。
後はインクキャップをして、インクキャップ側を下側にして保存します。
黒色インクは、独立タンクでそのような事をしなくても、空気穴をシールで塞ぎ、インクを充填することで使えます。
ただ、市販しているキャノン用の黒色インクは粘度は低く、少量でも裏返すとインクが染み出し、シールを剥せば垂れてきます。
インクを補充した後、空気穴のシールを剥しておいておき、すこし蒸発させておいたほうが漏れが少なくなるようです。
インクキャップを外して、にじむ程度で垂れないぐらいが一番なのですが。
ノズル等は使用していると汚れたり、詰まったりしてきます。
そうなると、綺麗に印刷が出来ません。クリーニングをするにインクを使用するとは勿体ない。
そこで専用の洗浄液を作ってみました。
空いた補充液に、消毒用アルコールと蒸留水。濃度は、10%程度。
これを空いたインクタンクに入れて、プリンターにセット。後は普通にクリーニングするだけです。
長期間使用しなかったり、インクタンクに別の色がまじり、ノズルを清掃しなければならなくなった時に使用しています。
また、何度も補充を繰り返したインクタンクには濃度が高くなったインクが残留します。
その濃度を調節するのにも使っています。
しかし、これはあくまでもメーカーの想定外の使い方なので、トラブルがあった場合は自己責任でお願いします。
あと、月一回程度、印刷せずとも電源を入れるだけでノズルは長持ちします。
この手のプリンターは電源を入れたときに、ノズルからインクを噴射して掃除する機能がついていますので。
注記
インクは腐ります!。
インクには染料系と顔料系があり、染料系のインクはきれいに表示できますが、染料系では強い光やなどで褪せてきます。
その他に、酸化等で変色もします。
長い間、機械にセットしておいた状態で置くと、酸化してタンク内全てのインクが変色してしまいます。
経験より、黄色のインクはこういったトラブルが多いように思います。また未開封でも長期間保存しておくと沈殿物が発生し、それでインクタンクの出口を詰まらせた事例も聞いています。
インクタンクを交換してしまえば治りますが、印刷時に変色したびっくりしてプリンターを買い換えた方がいらっしゃるので。