ラクス Lucus: 月面の孤立した暗い地域を表す用語。 ラビリントス Labyrinthus: 惑星表面の谷が交錯した複雑な地形を表す用語で、多くの 短い峡谷が集まっており、上空から見ると迷路のように見えることからこの名前がつけられた。 ランダー Lander: 惑星や他の天体の地表面などの調査を目的に、それ等の地表に着陸する探査機。 離角 elongation: 地球から見て、惑星あるいは月が太陽からどれだけ離れているかを表す角距離。太陽−地球−月、惑星を結ぶ角のこと。 粒状斑模様 granulation: 太陽の光球面に見られる細胞状の粒の斑点模様で、太陽大気の深部の高温層から対流で上昇してくる高温のガスの運動により発生する。 リシテア Lysithea: 10番目の衛星で、1938年にニコルソンによって発見された。直径は約40kmで、木星からの平均距離は約1170万kmである。 離心率 eccentricity: 円、楕円、放物線、双曲線などの形を規定するパラメーターの一つ。太陽を回る惑星のように中心力によって運動する天体の軌道は、必ず上記円錐曲線のいずれかになる。離心率は、この軌道の形を表す重要な要素である。円と楕円は閉じた曲線で、円に対しては離心率(e)は0である。楕円のeは1より小さい。放物線と双曲線は、開いた曲線である。前者はe=1であり、後者はe>1である。 リネア linea: 惑星表面に細長く伸びた模様を表す用語。 リム limb: 太陽、月、惑星など天体の目に見える円形像の最も外側の線。 流星 地球のような天体の大気中で、その地表に衝突する前に燃え尽きてしまう流星物質。 流星痕 流星痕は流星が通った跡に残に残る物質を指す。比較的明るい流星が通った跡などに見られる。主に流星が発光した際に残した流星物質の大気中における残骸でもある。 流星群 流星群とは、毎年ほぼ同じ時期に、天球上のある一点(輻射点)を中心にした放射状に出現する流星の一群のことをいう。流星群に属する流星のことは群流星という。 流星嵐 流星嵐は1時間に観測できる数が100個以上の群流星をいいます。 流星物質 大気を持つ天体を接近したときに気化した物質の一部分。 量子力学 次の2つの考えに基づく物理学の理論のひとつ。(1)光は量子と呼ばれる離散量においてのみ放射又は吸収されることができ、そのエネルギーは波長に比例する。 (2)粒子の位置と速度を確実につかむことはできない。一方をより正確に知るほど、他方はあいまいになる。 ルーニク Lunik: 1959年1月、9月、10月に旧ソ連が打ち上げた無人月探査機。1号と2号は失敗し、3号が初めて月の裏側の撮影に成功した。この後、ルーニクはルナ(Luna)に名前が変更された。 ルナ Luna: 1963〜1976年、旧ソ連が打ち上げた一連の月探査機。中でも、ルナ9号は1966年3、 世界初の軟着陸を行い、そして最後の24号(1976年8月)は、月の土壌サンプルを地球に回収した。また、17号と21号は月面移動車、ルノホートを降ろした。 ルナー・オービター Lunar-Orbiter: 月着陸を目指すアポロ計画の準備のため、月を回 って精密写真撮影(通常の写真フィルムによる)を行った無人探査機。1966年8月から1967年8月まで合計5回打ち上げられ、5号は月の裏面の撮影に成功した。 ルナー・プロスペクター Lunar-Prospector: NASAが1998年1月に打ち上げた月探査機。1998年3月、月の両極に60億トンの氷があることを発見した。月の組成の新しいモデルを駆使した分析によると、氷は月面から最大40cmまでの深さにあり、純粋の氷でできていることが明らかになった。この氷が生成された理由は、水星などが月に衝突し、その水分が両極領域の地下に氷の形で閉じ込められたものとみられる。 粒状斑模様 granulation: 太陽の光球面に見られる細胞状の粒の斑点模様で、太陽大気の深部の高温層から対流で上昇してくる高温のガスの運動により発生する。 レダ Leda: 13番目の衛星で、1974年にコワルによって発見された。直径は15kmほどしかない。木星からの平均距離は1109万4000kmである。 連星 binary star: 二つの星がお互いの引力で引き合い、共通重心の回りを軌道運動している系。恒星の半分以上は、連星や多重連星系を構成しており、その多くは星が接近しているために肉眼で個々に分離できないが、スペクトルを測ると二つのスペクトル線が重なって現れることから連星であることが分かる。 ロキ Loki: 木星の衛星イオの噴火の中心で、1979年のボイジャー1号と2号の接近時に噴火活動が観測された。 |