レインジャー7号
投下時期
軌道上の重量
1964年7月28日
361.80kg

レインジャー7号はアトラス250D型ロケットとアゲーナBブースターが合体したロケットにより打ち上げられた。飛行は順調で、レインジャー7号を搭載したアゲナ・ブースターは高度192kmの待機軌道に到着し、打ち上げから30分後、2度目の点火でブースターはレインジャー7号を月の軌道にに向けて発射した。この時点で、探査機の太陽電池パネルが展開し、高度制御が始動した。

7月20日、予定通り中間軌道修正を行い、7月31日に月の軌道に到着した。月面上空2110kmで撮影された最初の月の画像が送られてきた。引き続き、月面に硬着陸する17分間に4308枚の高画質の画像が送られてきた。月面衝突寸前には、50cmの分解能の画像が撮られた。


レインジャー7号が撮った最初の月面画像

レインジャー7号は打ち上げ後68.6時間で、秒速2.62kmで「雲の海」の一角(南緯10.35度、東経339.42度)に硬着陸した。