ミッション
木星スウィングバイ及び冥王星の大気の観測好機の制約から、探査機は2006年に打上げられる予定である。10年〜12年の飛行の後冥王星に到着し、秒速17〜18mの速度で
周回しながら探査を行なう。最終的には、冥王星に約1万5000kmまで接近する。探査で得られる画像及び科学データは、探査終了後1年間のタイムスパンで地球に送られる。
冥王星の探査を終えると、海王星以遠の領域を周回するカイパーベルト天体との遭遇を目指して飛行し、遭遇が可能であれば軌道修正の後、接近飛行により天体を撮像する。カイパーベルト天体は短周期彗星の誕生に関係すると考えられていて、大きさは直径約250km前後(最近直径700kmを超える天体も発見されているが)、現在まで400個もの存在が確認されている。
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