メッセンジャー・ミッション

打ち上げ機関 NASA
打ち上げ時期 2004年3月23日

目的
 
水星の地表の物質組成、地質過程、中心核とマントル、磁場及び大気の科学探査を中心に、液体の水の氷及びその他の凍結揮発性物質を探索する。

ミッション
  打ち上げ後の2005年8月2日、地球スウィングバイを利用して上空5534kmを通過し、2006年10月25日と2007年6月6日に金星スウィングバイにより、それぞれ金星上空の3544kmと300kmを通過して水星に向かう。

 2008年1月15日、1回目の水星の接近通過を行い、続いて2008年10月6日に2回目の接近通過する。水星の接近通過は高度200kmで行われる。2回のフライバイで得られたデータにより、2009年に予定されている水星の周回軌道からの科学探査の計画に使われる。

 2009年9月30日、最接近通過点200km及び最遠通過点1万5193kmの楕円軌道に移る。探査機は軌道傾斜角度80°に保ち、水星を12時間で一周しながら1年間にわたり科学探査を行なう。メッセンジャー・ミッションは2010年9月に終了する予定である。