2006年12月 天文現象    


11月の寒波より冬が始まり、冬の天気と変わりましたね。街はすっかりクリスマスモードとなりました。今年も今月でお終いですね。
星空ですが、夕方の西空に金星が目につくようになります。宵の空には火星、土星、夜半過ぎには木星が昇ってきます。冬の星空は明るい星も多く、透明度が高いので星が多くなった気がしますね。
今月14日はふたご座流星群が極大です。
ふたご座流星群(ふたご群)は、毎年安定して、多くの流星を見せる群で、1月のしぶんぎ群、8月のペルセ群と並んで「3大流星群」と称されます。
二十四節気で12月7日は大雪(たいせつ)、22日は冬至(とうじ)です。



月齢 天文現象
1 10.2
  •  
2 11.2
  • 00時23分:カシオペヤ座RZが極小
  • 09時:月の距離が最近(0.952、36万5916km、視直径32'40")
3 12.2
  • くじら座Rが極大(7.2〜14等)
  • ケフェウス座Tが極大(5.2〜11.3等)
4 13.2
  • こぎつね座Rが極大(7.4〜14.3等)
5 14.2
  • 09時25分:○満月
6 15.2
  • 12時36分:月が最北(赤緯+28゚24.1')
  • 16時47分:天王星が東矩(光度5.8等、視直径03.5")
  • 19時07分:カシオペヤ座RZが極小
7 16.2
  • 05時05分:土星が留(赤経09h50.9m)
  • 15時27分:大雪(太陽黄経255゚)
  • 23時49分:カシオペヤ座RZが極小
8 17.2
  • ぎょしゃ座Rが極大(6.7〜13.9等)
  • 01時17分:アルゴルが極小
  • 16時56分:金星が冥王星の南07゚30.3'を通る
9 18.2
  •  
10 19.2
  • うみへび座Sが極大(7.4〜13.3等)
  • 05時17分:水星が火星の北01゚01.6'を通る
  • 15時42分:火星と水星が最接近(00゚58.0')
  • 20時00分:月が土星の北01゚09.9'を通る(ヨーロッパ北部で土星食)
  • 22時06分:アルゴルが極小
11 20.2
  • ちょうこくしつ座Sが極大(5.5〜13.6等)
  • 01時31分:水星が木星の北00゚07.7'を通る
  • 02時12分:木星と水星が最接近(00゚07.4')
12 21.2
  • おおぐま座Tが極大(6.6〜13.5等)
  • 00時25分:木星と火星が最接近(00゚47.6')
  • 08時35分:火星が木星の南00゚48.7'を通る
  • 23時32分:下弦
13 22.2
  • 15時51分:月が赤道通過、南半球へ
  • 23時14分:カシオペヤ座RZが極小
14 23.2
  • 04時:月の距離が最遠(1.052、40万4423km、視直径29'32")
  • 20時:P/2000 R2(LINEAR)彗星が近日点通過
  • 21時:ふたご座流星群が極大(出現期間12月5日〜12月20日)
15 24.2
  • 07時20分:月と小惑星ジュノーが最接近(04゚25.5')
16 25.2
  •  
17 26.2
  • はくちょう座RTが極大(6.4〜13.1等)
18 27.2
  •  
19 28.2
  • 03時51分:冥王星が合(光度14.0等、視直径0.13")
  • 06時18分:月が木星の南05゚39.1'を通る
  • 12時51分:月が火星の南04゚48.9'を通る
  • 22時40分:カシオペヤ座RZが極小
20 29.2
  • 03時34分:月が水星の南04゚45.6'を通る
  • 22時41分:月が最南(赤緯−28゚22.7')
  • 23時01分:●新月
21 0.5
  •  
22 1.5
  • りょうけん座Rが極大(6.5〜12.9等)
  • 00時24分:月が金星の南03゚34.3'を通る
  • 09時22分:冬至(太陽黄経270゚、東京日出:06時47分、日入:16時32分)
23 2.5
  • 天皇誕生日
  • 06時:こぐま座β流星群が極大(出現期間12月18日〜12月24日)
24 3.5
  • 12時28分:月が海王星の南02゚35.3'を通る
25 4.5
  • クリスマス
  • 22時06分:カシオペヤ座RZが極小
26 5.5
  • 06時14分:月が天王星の北00゚04.6'を通る(南米で天王星食)
  • 07時36分:水星が冥王星の南07゚48.3'を通る
27 6.5
  • 10時57分:月が赤道通過、北半球へ
  • 23時48分:上弦
28 7.5
  • 11時:月の距離が最近(0.963、37万0330km、視直径32'16")
29 8.5
  •  
30 9.5
  • 23時49分:アルゴルが極小
31 10.5
  • 18時28分:おうし座17番星(3.8等)の星食(東京:暗縁からの潜入)
  • 18時39分:おうし座19番星(4.4等)の星食(東京:暗縁からの潜入)
  • 18時53分:おうし座20番星(4.0等)の星食(東京:暗縁からの潜入)
  • 21時32分:カシオペヤ座RZが極小
ふたご座流星群
ふたご座流星群(ふたご群)は、毎年安定して、多くの流星を見せる群で、1月のしぶんぎ群、8月のペルセ群と並んで「3大流星群」と称されます。その出現数は、もはやペルセ群をも凌ぎ、年間最大の群といえるでしょう。近年では、条件が整えばHR=100にも達するほどです。かように、数においては華々しいふたご群も、その特徴はどちらかというと地味です。速くもなく遅くもなく、そう明るくもなく、痕もあまり残らない。淡々と流れるといった感じです。輻射点はふたご座頭部、カストルの辺りにあり、ほぼ一晩中地平線上に出ていますが、夜中の2時頃、天頂付近を通ります。従ってほぼ一晩中観測できますが、午前2時頃を中心とする夜中が観測に適しています。



●いつ見られるの?

 ふたご座流星群は毎年12月中旬ごろに見られる流星群で、年間の3大流星群(1月:りゅう座、8月:ペルセウス座、12月:ふたご座)のうちのひとつに 数えられています。 今年は12月7日〜18日頃にかけて出現し、14日の15時頃がピークになるといわれています。


●どこで見ればいいの?

 流星群は、日本全国、天気のいいところならどこでも見ることが可能です。ただし、ふたご座流星群は暗めの流星が多いようなので、腰を据えて見るつもりなら、 星がたくさん見えるような暗くて空気の澄んだところに移動して見るほうがよいでしょう。


●どこに注目すればいいの?

 流星は、ふたご座を中心に放射線状に流れます。午後9時頃の空なら、東の空にひときわ大きく輝いている星(=木星)のあるあたりが、 ふたご座の位置にあたります。 ただし、流星は空全体に飛ぶので、ふたご座を見つけられなくても大丈夫です。
 ふたご座流星群は、極大時には1時間に60個(※日本の中央域で見えると予想される1時間の平均出現数)ほどの流星が見られると予測されています。 3大流星群に数えられるだけあって、毎年見られる流星群のなかでは活動が活発な方ですが、 前回のしし座流星群の大出現に比べると、物足りなく感じる方もいらっしゃるかもしれません。


小惑星ファエトンの軌道

ふたご座流星群の母天体は彗星ではなく、ファエトンという小惑星です。

このファエトンという小惑星は軌道の形などから考えると、もともと彗星だったものが、すべてのガスや塵を放出しきって小惑星になってしまったものと思われます。

 なお、「惑星の引力により、このファエトンの軌道が将来地球から遠ざかってしまい、21世紀になるとふたご座流星群が見られなくなってしまう」という研究がかつてありましたが、ここ数年は数が減少するどころか安定して多くの流星が見られていて、しかも明るい流星が増えてきてさえいるので、その心配はなさそうです。

 ふたご座流星群は活動も活発ですが、放射点のあるふたご座が一晩中見られること、また年間で最も夜が長い時期であることから、 一晩に観測できる流星数が多いことも特徴です。 特に今年は15日が新月にあたるため観測条件は最高です。 週末にかけて、ゆっくり夜空を眺めるのもいいかもしれません。 ただし、くれぐれも寒さ対策には気を付けてくださいね。



参考文献  ASTRO GUIDE 「星空年鑑2006」 アストロアーツ社発行
 参考リンク  AstroArts(アストロアーツ社HP)星空ガイ






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