『幻のガールフレンド』



いつからだったろう?
こんな世界なんて無くなってしまえばいい、と思ったのは。
皆は希望を持て、と言った。
死ぬな、と言った。
だから、僕は描いたんだ。
一枚のキャンパスに僕の理想の全てを。
僕をこの世界に繋ぎ止める最後の希望を・・・。



ぼ〜ん、ぼ〜ん。
今時珍しいゼンマイ式の柱時計が4時を指し、暖かく僕らを包み込むような音を響かせる。
ぼ〜ん、ぼ〜ん。
「はい、今日はこれまで。 では、片付けを始めてください」
先生の声を合図にそこにいた人間は今までしきりに動かしていた筆を止めキャンバスを片付け始めた。
「ほら、瞬君も片付けて」
言われて自分がまだ描き続けていたことを知った。
「あ、すみません、桑乃先生」
「いいのよ、それだけ集中できてるってことだから。 にしても・・・」
桑乃先生はそこで言葉を止め僕の書いていた絵をじっと見つめている。
「今度、展示会があるんだけど、瞬君出してみない?」
それは突然の申し出だった。
だけど、驚きはしなかった。
別に自分の絵に驕りがあったわけじゃない。
ただ、どうでもよかったんだ。
無感動、無関心、それが今の僕を表現する最適な言葉かもしれない。
「君には才能がある。 瞬君の作品をもっといろんな人に見てもらいたいの。 どう?」
断る事は簡単だ、ただ一言「嫌です」そう言えばいい。
でも、何となく桑乃先生をガッカリさせたくなかった。
「いいですよ」
「ホント!? じゃあ、明日詳しいことを説明するわね!」
そういうと桑乃先生は踊るようにステップを踏んで奥に消えていった。
それを見届けてからもう一度自分の絵を見た。
それから僕は片付けを始めた。


「天地君、よかったね。」
片付けを終えて絵画スクールから出てきてすぐに声を掛けられた。
「ありがとう、桜塚さん」
そしていつもの様に並んで歩き始めた。
夏も終わりに近づいていたが、太陽の日差しは未だ強く、暑かった。
夕焼けに赤く染まったアスファルトの上を二人で並んで歩く。
その昔、この世界に生きる希望を失っていた時、僕は絵を描く楽しさを知った。
それで、この絵画スクールに入り彼女と出会った。
同い年で帰る方向も同じだったからすぐに親しくなった。
と、思う。
特に話をするわけでもなかった。
いや、していたかもしれない。
彼女のことが嫌いだったわけでもないし、しゃべりたくないわけでもなかった。
どうでもよかったのかもしれない。
気がつけばいつもの十字路。
帰り道が別れる場所に来ていた。
「それじゃあ、また明日ね。 展示会がんばってね」
「ん」
彼女が笑顔で手を振ったから、僕も手を振った。
それから、また歩き出した。
絵画スクールに入ったのが間違いだったのか、最近は絵を描くことが習慣化し、再び生きる意味を失った。
ただ漠然と絵を描いているだけだった。
絵を描きはじめた頃、何を思い、何を感じ、描いていたのか、思い出せなくなっていた。
必死になって思い出そうと、彷徨っている時に僕は『世界』と出会ったんだ。


そこはいつもの公園、ブランコに座って揺れている少女と僕だけしかいない公園。
「いらっしゃい」
彼女は優しく微笑んで話しかけて来た。
彼女の名は『世界』、僕の理想の全てを持っている女の人。
容貌、性格、何をとっても非の打ち所のない人。
「こんちわ」
そして、僕が心を開くことのできる唯一の人。
生きる意味をなくした僕に再び生きる意味をくれた人。
「今度さ、展示会に絵を出すことになった」
「そう、すごいのね」
「よかったら見に来ないか?」
日程も決まってすらいないのに僕は聞いていた。
「・・・考えとく」
曖昧な答えだった。
でも、断られなかった、ただそれだけで僕の心は晴々としていた。
「――――」
「――――」
この人の前でだけ僕はいつもよりも饒舌になることができる。
『世界』とした会話だけは僕の心の中にいつまでも残っている。
それからどのくらい話していただろうか?
彼女は立ち上がり僕に言った。
「ところで、君はいつまでここに来るの?」
「え?」
彼女は今まで見せた事のないような顔で僕に問いかけていた。
いつもの暖かい笑顔ではなかった。
決して怒っていたわけでもなかったが、その表情は驚きや呆れ、そういった感情が入り混じった顔、突き放すような顔だった。
彼女の問いに僕の答えはない。
なぜなら、彼女がいる限りここに来ようと思っていたし、彼女がいなくなることなんて考えられなかったから。
そう、初めて出会ったあの時から僕は彼女のことを好きになっていた。
そんな事を知りもしない彼女は言い放った。
「どうして、ここに来るの?」




とてもじゃないが絵をかけるような気分ではない。
普通の人間ならそういうのかもしれないが、僕の場合は違った。
絵を描かずにはいられなった。
ただ夢中に描きなぐった。
キャンパスには今まで描かれてきた絵。
『世界平和』をテーマに描いてきた絵があった。
世界平和といってもこの絵はそんな漠然としたものではなかった。
ただ、一対の親子が楽しそうに満天の星空を眺めていて、向こうの方に街の街灯がっほのかに輝いている。
ただそれだけの絵。

ぼ〜ん、ぼ〜ん。

「はい、今日はこれまで。 では、片付けを始めてください」
いつも通りの先生の声が聞こえる。
すぐに先生は僕の所にやってきた。
その手には一枚のプリントが握られていた。
「はい、瞬君。 これ、展示会の案内」
僕は受け取って確認する。
『第一回絵画教室合同展示会のお知らせ』
『各絵画教室から2〜3名の絵画を出展』
『統一テーマは「世界」 その意味は書き手に任せるものとする』
あとは日程と場所が地図付きで書いてあるだけ。
「日程的に少ししんどいけど、今描いている絵のテーマ「世界平和」だからそれ出してもいいよ」
そういって描きかけの僕のキャンパスを指差す。
「他に描きたいのがあるのならいいけど、先生はその絵好きだよ」
「ありがとうございます」
「いえいえ」
それだけ言うと他の生徒の絵を見周りに行った。
生徒といっても年配の人らばっかりだったけど。
高校生でこの絵画スクールに通ってるのは僕と桜塚さんだけだ。
絵画スクールに行ってまで絵を描こうとする高校生は今時珍しいから、仕方の無いことだった。

絵画スクールから出るといつもの様に声を掛けられた。
「天地君、あの絵出すの?」
「どうだろう、わからないな」
「じゃあ、新しく描くの?」
「うーん、どうだろうな」
「どっちなのよ、まったく」
そう言った彼女は怒っているわけではなく、おかしそうにクスクスと笑っていた。
僕の回答は確かにどっち付かずだった。
いや、どっちでもよかった。
今はそんなことを考えている余裕は僕にはなかった。
『世界』の言葉が頭から離れなかった。

『ところで、君はいつまでここに来るの?』
『どうして、ここに来るの?』

その答えは最初からわかっている。
彼女に会いたいからだ。
好きな相手に会いたいと思ってなにが悪いのだ?
当然の感情だと思う。
でも、僕にはそれを伝える覚悟はなかった。
言ってしまったら本当に二度と会えないようなそんな気がしたから。
気がつけば、いつもの十字路。
隣を歩いていた彼女に意識が戻った。
「ねぇ、天地君」
「何?」
いつもはただ別れるだけなのに今日は少し違った。
「明日、絵画スクールの後、か、買い物に付き合ってくれない?」
彼女は耳まで真っ赤にして僕に言った。
或いは、真っ赤な夕焼けの紅さがただ顔に映っていただけだったかもしれない。
「いいよ」
「ほ、ほんと?」
「うん、特に用事もないし」
すると嬉しそうに、彼女は声を大きくして言う。
「ありがとう、じ、じゃあ、また明日ね!」
それだけ言うと逃げるようにして駆けていく。
彼女の耳は依然として赤いままだった。
僕はそんな彼女を見送って、少し鼓動が高まるのを感じていた。


いつものブランコに彼女は座っていた。
「また来たのね」
彼女の目は昨日の問いに対する答えを聞きに来ただけだ、そう言っていた。
答えなくてはならない。
答えたら二度と会えなくなるかもしれない、そんなのは確率の問題だ。
だけど、答えなかったら本当に二度と会えない、それは100%間違いないだろう。
なら、答えるしかない。
僕は覚悟した。

トクン

「昨日の答えを僕なりに考えてきた」
自然と鼓動が高くなる。
「ぼ、僕は・・・」
世界に生きる意味を見失ってから、いや、それ以前を含めても告白をするなんて事は初めてだった。

トクン、トクン

「僕がここに来る理由は・・・」
あと一言、たった一言で何もかも終わる。
でもそんな一言が遠かった。
あまりにも遠かった。

ドクン、ドクン

これが終わったら、漫画やアニメ、ドラマなどの告白シーンを馬鹿にしてきたことを謝罪しよう。
彼等はあまりにも勇敢だった。
どうしてこんなことができるのだろう?
本気でそう思う。
好きな相手に告白する、それはなんて重く、苦しいのだろう。
潰されてしまいそうだ。

ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン

高鳴る鼓動。
心臓から溢れだす血液。
口が酸素を求めている。
脳がうまく働かない。
つらい、早く終わらせよう・・・。

「あなたが好きだからです」

言った。
瞬間、止まっていた時が再び動き始めた。
「そう、残念ね」
僕が捻り出すのに費やした時間の何十分の一、何百分の一という速さでその言葉は彼女の口から紡がれた。
「私とあなたじゃ住んでいる『世界』が違うわ」
「世界?」
それは、彼女の名を呼んだのか、それとも彼女の言葉に対する疑問なのか、自分でもわけがわからなかった。
いや、どっちでもよかったのかもしれない。
「君にあれはなに色に見える?」
彼女が指差したそれは、真夏のさんさんと照りつける太陽だった。
「赤色だよ」
「うん、赤色だね」
「それがどう――」
したのか? そう聞こうとして遮られた。
「でもね、アメリカ人は太陽はイエロー、黄色って言うのよ。 見ているものは同じなのにね。 不思議だね」
「・・・」
「小さいころからそう教えられたからなんだろうね、きっと。 小さなころに教えられた世界は不変だから」
いつの間にか彼女の言葉に呑まれ何も言えなくなっていた。
「それと同じでね、私の見ている赤と君の見ている赤はきっと違う。 それは微妙な違いかもしれないし、全く違う色かもしれない」
「・・・」
分けがわからない、赤は赤だ。
「私の赤は、君にとっての赤じゃない。 例えば君が私の体借りて、私の目を通して同じ太陽を見た時、それはきっと緑色の下敷きを通して見た様な全く違う色の太陽だと思う。」
「違うからなんなんだ? 違うなら、同じにすればいい。 同じにできなくても、近づけていけばいい、それすらもできないのか!?」
そう、違うのは当たり前だ。
だったら違うのなら近づけて行けばいい。
そんな僕の言葉を振り払うように、彼女は言った。
「そうよ、分かってるじゃない。 ならこんな所に来ている場合じゃないことぐらい分かるよね?」
「ど、どういうことだよ? 教えてよ!?」
彼女の言っている事は全く分からないことだらけだった。
「無理ね、もう会うことはないから。 後は自分で考えなさい」
彼女は立ち上がり、歩き出した。
引きとめようと僕も立ち上がった。
突如、彼女は振り返り最後に一言、言った。
「さっきの言葉もっと他に言うべき人がいるでしょ?」
その言葉で、僕は動けなくなってしまった。
「さようなら」
彼女がこれまで一度も口にしたことの無かった言葉だった。



誰も乗っていないブランコが揺れていた。
「―――」
彼女は何が言いたかったのだろうか?
『世界が違う』
彼女はそう言った。
どういう意味なのだろう?
僕はやはりここにいるべきではないのだろうか?

「―――!」

僕が行くべきなのはやっぱりあの世界なのかな?
何しに行けばいいんだろうな?
やっぱり、つらいんだろうな。


「天地君!!!」
名前を呼ばれて気づいた。
その声に引き戻されたあの世界で、横には少々お怒りの桜塚の姿がある。
「もう、何回呼んでも上の空なんだから・・・あれ、なんかあったの?」
「別に何もないけど?」
「そうなの? でもなんかひどい顔してるよ?」
ひどい顔? 言われて辺りを見回した。
そこは絵画スクールの近くの雑貨店の中だった。
大きなショーウインドウに自分の顔を映して驚いた。
今にも泣きそうな蒼白な顔をした自分が映っているではないか。
情けない、なんともいえない顔だった。
「じゃあ、帰ろっか?」
「え、買い物は?」
「もう終わったよ! そんな事も覚えてないの?」
彼女の手には大きめの紙袋が持たれていた。
「ほら行くよ」
先に歩き出した彼女はやはり怒っているようだった。
今更後悔したところでもう遅い、終わってしまったことはどうしようもない。
ひどい罪悪感に駆られながら僕も立ち上がった。
「荷物持つよ」
「いいわよ、そんなに重くないし」
「いや、僕が持つ。 そうでもしないと一緒に来た意味が無いし、申し訳が無い」
そう言って、彼女の手から紙袋を強引にひったくった。
怒るかと思ったが彼女は嬉しそうに微笑んで言った。
「なら申し訳ついでにもう一箇所付き合って」
「いいけど、どこに?」
「付いてきなさい」
弾むように彼女は歩き出した。
なぜか嬉しそうな彼女のあとを僕はとことこと付いていった。


彼女とやって来たそこはいつかの公園だった。
知らないはずの公園、もう存在しないはずの公園、そこに僕と桜塚さんは来ていた。
「来たかったのってここ?」
「そうだよ」
「なんでここなの?」
「ここ家の近所だし、あんまり人も来ないし、天地君の泣き言も聞いてあげられるでしょ?」
でも、ここは僕とあいつの聖地。
誰も知らないはずの、知っているはずが無い場所だ。
ふとあいつがいつも座っているブランコを見ると彼女が座っていた。
「ほら、泣き言聞いてあげるからこっちに来なさい」
そこに座った彼女はまるであいつのようだった。
とりあえず僕は隣のブランコに腰をかけた。
空を見上げるといつもの赤い、紅い夕焼けがあった。
「ほら、何があったの? オネィサンに話して見なさい」
「オネィサンって僕と同い年だし」
「はいはい、そうですね。 で、なにがあったの?」
なにがあったのだろう? 
好きだった人と会えなくなった事か?
それとも、フラレタ事が悲しかったのだろうか?
自分でもわからないのにどうやったら答えられるのだろう?
「おーい、天地くん?」
「なんていうんだろうな」
「やっぱり、私なんかには言えない事?」
「いや、そうじゃないと思う」
自分の中で今まであったことを整理する。
あいつと始めて出会った時からいままで、自分が何をしていたのか。
自分があいつをどう思っていたのか。
「たぶんフラレタんだと思う」
「フ、フラレタ!?」
予想外の事だったらしい、彼女は叫んでいた。
「いや、やっぱり違うのかな? 違う気がする」
「は?」

トクン、トクン・・・

(あー、そういうことだったのかな・・・)
今さらになって気づいた。
自分があまりにも愚かだったことに。
彼女は最後に何と言った?
「だってさ、僕は―――」

ドクン、ドクン・・・

ここにやって来てから徐々に強くなり始めていた胸の鼓動がたかなった。
あのときの高鳴りと同じだった。
いや、あの時以上だ。

ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン・・・

(あの時、あいつに言えたんだ。 ここで言えないはずないじゃないか)
あの時のことを思い出しながら、覚悟を決め言い放った。
「君が好きだっ! 僕と世界の色を同じ色にしてくれないかっ!?」
泣きそうだった顔はいつの間にか覚悟を取り戻していて、いまでは真っ赤になっているのが自分でもわかった。
一方、彼女はきょとんとしている。
それもそうだ、 『世界の色』 僕とあいつ本人しか知らない会話だから。
「付き合ってくれ」
僕は彼女の目を見ながら待ち続けた。
「な、何がなんだか、わかんないけど・・・私でよかったら」
そう言って彼女は微笑んだ。
その微笑みは彼女のものでありあいつのものだった。
僕はまた新たに生きるための希望、『世界』を手に入れた。


いつしか、僕は幻を見るようになっていた。
その幻はいつも優しく僕のために存在しているようだった。
でもちがった。
それは僕のために存在していたのではなかった。
僕が作り上げていたのだった。
一枚のキャンバスに。


いつもの様にいつもの時間に絵画スクールに向かっていた。
ただいつもと少し違うのは脇に一枚のキャンバスを抱えていること。
例の展示会の作品提出が今日だった。
絵画スクールにはいつもより少し早くに着いた。
この絵をまだ余り多くの人に見せたくなかったから、自然と足が速まったのだろう。
「いらっしゃい、瞬君」
「こんにちは、先生、さっそくなんですが展示会用の絵これにしてもらえますか?」
そういって一枚のキャンバスを渡した。
先生はそのキャンバスを包んでいた布を剥がした。
先生は驚いていた。
その驚きが、今になって展示用の絵を差し替えたことに対してなのか、絵の技量なのか、その絵に描いてあるものになのかは分からないが。
「ねぇ、瞬くん?」
「なんんですか?」
「桜塚さんと付き合ってるの? この絵のブランコに乗ってるのって桜塚さんでしょ?」
それが彼女なのかあいつなのか僕にはもはや分からない。
だって、彼女はあいつで、あいつは彼女だから。
「あれ、瞬くん、何してるの?」
彼女もまた、いつもより少し早い時間に絵画スクールにやってきた。
「あ、桜塚さ―――」
「約束は?」
昨日、付き合うことになって最初に決めた約束事、それは。
「おはよう、世界」
お互いを名前で呼び合うこと。
「やっぱり付き合ってるのね、あなたたち。 瞬君もなかなかやるわね。 隅に置けないわ」
先生は笑顔で言った。
「はい。 桜塚世界と天地瞬は昨日からお付き合いすることになりました!」
世界は何もためらうことなく言ってのけた。
「って、瞬! まさか、この絵出すつもりじゃあ――」
「そのつもりだよ」
「もしかして、私?」
僕は答えもせず、頷きもせず、ただ笑った。
彼女も頬を染めながら微笑んだ。  いつものあの笑顔で。

その絵は僕が生まれて初めて自分の感情をありのままの明るい配色で描けたと思う。

一枚のキャンパス、そこにはあの公園とあのブランコに乗るあいつが描かれていた。
あいつは僕の作り出した、幻想。
どこにも生きる希望がなく、迷っていた時に作り出した架空の人物。
そして僕にもう一度、生きる希望を灯してくれた大切な人。
僕の『幻のガールフレンド』。