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嵐山、大悲閣千光寺の写真
大悲閣千光寺

京都市西京区嵐山中尾下町62
アクセス
 JR「嵯峨嵐山」駅 徒歩 40分
 京福電車「嵐山」駅 徒歩 30分
 阪急電車「嵐山」駅 徒歩 30分
 市バス「嵐山公園」 徒歩 26分
 京都バス「中の島公園」  徒歩 26分

見学時間  午前9時〜午後4時まで(休日は5時まで)
入山料 400円
嵐山に来たら是非見てもらいたいのが、千光寺です。 渡月橋の南岸を溯って、 約1kmの嵐山温泉からさらに、 つづら折りの石段を登りつめた、山の中腹にあります。夏でも結構涼しく風も比較的さわやかです。 またここからは京都の市内が一望され遠く、比叡山、 大文字山をはじめ東山三十六峰も見え、まさに絶景です。 私はここでいつも抹茶を飲みます(500円)。 特に暑い夏には冷たい抹茶を飲みながら、 京都市内を見下ろすと、 俗世間から解き放たれたようにほっとします。 大悲閣は禅宗寺院で、角倉了以(1554-1614)が、 河川開墾工事に協力した人々の菩提を弔うため、 嵯峨中院にあった、千光寺の名跡を移して、 創建したものです。角倉了以は、大井川、富士川、 天竜川、高瀬川等の、河川開発工事を行い、 又豊臣秀吉より朱印状を得て、海外貿易を行いました。晩年は、この大悲閣に隠棲し、慶長19年(1614)7月、 61歳で亡くなりました。本尊の千手観世音菩薩は、 恵心僧都(源信)(942-1017)の作と伝えられ、 了以の念持仏でした。尚大悲閣とは、 観世音菩薩像を安置した仏堂をいいますが、 特に、この千光寺のことです。了以の像は、法衣姿で石割斧を持ち、 片膝を立てて太綱の上に座し、 今も川の安全を見守っています。

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大悲閣千光寺(京都嵐山)登り口の写真 大悲閣千光寺(京都嵐山)の鐘撞き堂の写真 大悲閣千光寺(京都嵐山)角倉了以の像の写真
千光寺の登り口
鐘撞き堂
角倉了以像
大悲閣千光寺(京都嵐山)大林道忠住職の写真
大悲閣千光寺
大林道忠住職

ここからは住職にご案内いただきます。

  • 京都、嵐山、渡月橋の上流、約1000mの地点を、100m山を登ったところにございます。
    車が横づけできず、又上り下りでとても不便といえます。
    でも、反面それ故に、静かな境内を保つことができています。
    「絶景」という言葉をかかげて皆様にアピールしています。
    確かに、すばらしい眺望の仏閣です。
    雨の後の谷川の響きも又すばらししく「渓声」という言葉も近ごろ使用しています。
    いつでも どうぞ。
  • この寺は、江戸初期の豪商、角倉(すみのくら)了以の建立したものです。
    仕事で亡くなった人々をとむらうために、嵯峨、中院にあった千光寺を中興するということで、移転しています。
    保津川を開削しました。
    それで、ここより、この川の安全を祈った事でしょう。
    東南アジアとの交易でも亡くなった方がいます。
    大きな仕事を多くしました。
    その最中の念持仏、絶えず祈っていたのが、本尊の千手観音菩薩です。
    いつでも どうぞ。
  • 大悲閣というのは、山の上の観音堂ということです。
    「悲しいお寺ですか?」と、おっしゃる方がいらっしゃいますが、そうではなく、仏教の慈悲の「悲」のことです。
    「全ての苦しみを抜きたい」という、やさしい心をいいます。
    心が、右と左に別れて、痛く悲しく、どうにかしてやりたいと思う心です。
    だれも、人間が持っている大切な、本心でございます。このことを忘れてはなりません。
    いつでも どうぞ。
  • 人間の心、命を探求するお寺です。
    「人間とは何か?」「生きるとはどういうことか?」「死とはどういうことか?」「自分とは何か?」「何をなすべきか?」こういう青くさい問題を忘れづ大切にしながら生きていこうではないかと提案しています。
    『人生の第一義』といいます。(第二義、第三義といろいろありますが。)
    さて、嵐山大悲閣千光寺は、自然の中、歴史を考えつつ心を学ぶ『嵐山心学』をアピールしています。
    いつでも どうぞ。
  • この千光寺は今から750年ほど前、禅宗として創建されました。
    鎌倉時代です。
    人間は、天皇、将軍、貴族、庶民・・であっても皆「この世」「自分自身」において苦しみます。
    不安、痛み、矛盾、葛藤・・で悲しみます。
    つらいことです。
    この事柄を、克服、解消していこうというのが、仏教であり、その一つの方法、観点が「禅」であります。
    「この世」「自分」を捨てて「仏」になろうとすることです。
  • 「この世」「自分自身」から、自由になろうとする気持ち、心が、人間の尊厳ともいえます。
    しかし、束縛されがちです。
    故に苦しみます。
    世界、身体、心(精神)を離れ、捨てていくとどうなるのでしょう。
    「光」がさし込んできます。
    「命」そのものが輝いてきます。
    この変化を、仏に近づく、仏につつまれると表現できます。
    自分が慈悲ぶかくなり、仏の慈悲につつまれていきます。

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