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2.5 マウス操作の練習

正しくクリックされたことにより、ここに移動しました。
このように、この画面(正確にはウィンドウと言います)だけでなく、他のウィンドウでもインターネットの情報を表示する画面で、文字が下線付きで青色になっている箇所をクリックすると、そこに定義された箇所にジャンプするようになっています。
それでは、マウスのボタン操作について順に説明しましょう。

2.5.1 左クリックと右クリック

●左クリックさえマスターすれば

左クリックは、プログラム(プログラムとは、コンピュータの命令を特定の言語で定められた形式に従って記述した筋書きを言います)に対し、指示を与える場合に使用します。
通常、マウスの操作と言えば、左ボタンのみを使用しますので、左ボタンの操作さえマスターすれば、事足ります。

●左クリックでウィンドウに最小化/最大化

このウィンドウの右上に、下図のようなボタンが横に3つ並んだ形の物があると思いますが、このボタンの一番左側のボタン「_」を左クリックすると、ウィンドウが消えてしまいます。


でも、本当に消えたのでは無く、タスクバーと呼ばれるウィンドウ一番下の棒状の部分(下左図)に残っていますから、そのタスクバーから下右図と同じ物を探し、そこにカーソルを移動させてから、左クリックします。

          

すると、ウィンドウが元に戻ります。
これは、このウィンドウに対して、「ウィンドウを最小化しなさい」という命令を実行した後、「ウィンドウを元に戻しなさい」という命令を実行したことになります。

●右クリックでメニューの表示

次に、右クリックはカーソルの下に位置するプログラムで実行可能なメニューを表示します。
表示されるメニューは、カーソルの場所により変化します。それでは実際にやってみましょう。
このウィンドウの中央あたりにカーソルを移動させた後に、右クリックしてください。
すると下図のようなものが表示されます。
          

これは、このウィンドウを表示しているプログラム(インターネット上の情報を表示するプログラムをブラウザと呼びます)の今のカーソルの位置で実行可能なメニューが一覧で表示されます。
例えば、「ソースの表示」の位置にカーソルを移動させて右クリック又は左クリックしてください。
すると、何だかよく分からない文字が羅列されたウィンドウが表示されます。
それは、このウィンドウを表示するためのプログラムの中身がウィンドウに出力されています。
「へ〜〜〜っ」と思ったところで、プログラムの中身が表示されているウィンドウは、もう必要ありませんから、消してしまいましょう。
ウィンドウを消すには、先ほどの3つ並んだボタンの「×」ボタンをクリックします。
「×」ボタンは、ウィンドウを消す場合に使用します。
「×」ボタンをクリックすると、画面から完全に消えます。
因みに、メニューに表示される文字で、薄い色で表示されているものがあります(先ほどの例では、「前に戻る」、「次に進む」などです)。
これは、「このメニューを表示した時点では使えません」ということを表しています。

2.5.2 ダブルクリック

ダブルクリックは、前にも説明しましたように、クリックを連続して2回実行することを言います。
どのくらいの間隔でクリックするとダブルクリックと見なしてくれるかは、パソコンで変更することができますが、あまりゆっくりと2回クリックしても、ダブルクリックと見なしてくれません。
どの程度のスピードでクリックすると、ダブルクリックと見なしてくれるかは、この後、ゲームで練習して頂きます。

クリックとダブルクリックの使い分けですが、この場合はクリック、この場合はダブルクリックと明確に分けることができませんので、取りあえずクリックしてみて、変化が無ければダブルクリックしてみるという感じで操作してください。
その内に体が勝手に判断するようになります。

2.5.3 ドラッグとドロップ

ドラッグは、左ボタンを押し下げた状態のままにすることでした。
ドラッグの役割は、カーソルの位置にあるものを掴むというイメージになります。
後で説明しますが、パソコンの中のある場所に保存した資料を、他の場所に移動する時に、その資料の上にマウスを移動させ、ドラッグで掴み、そのまま移動したい場所までマウスを移動させ、持っていくような場合に使用します。
移動したい場所までカーソルが移動すると、左ボタンを離します。
これをドロップと言いましたが、ドロップを行うことにより、移動した資料が、移動したい場所に置かれることになります。

2.5.4 ゲームで練習

それでは、クリック、ダブルクリック、ドラッグおよびドロップを纏めてゲームをすることにより練習しましょう。
パソコンにはソリティアという名前のカードゲームがありますのでそれを使いましょう。
スタート → すべてのプログラム → ゲーム → ソリティア
の順にクリックしてソリティアを立ち上げてください (立ち上げるとは、プログラムを起動することを意味します)。
ソリティアを立ち上げる場合のメニューは、下図と似たような画面になるはずです。


すると、下図のようなウィンドウが立ち上がってきます。
これが、ソリティアというゲームです。


このゲームのやり方は、このゲームのウィンドウの上部にヘルプというメニューがありますのでそれをクリックして表示される文章を読んで頂きたいのですが、簡単に説明しておきます。
今、横に並んでいるカードを上の四角い枠に、同じマークのカードを1から順に積み上げ、横に並んでいるカードと、左隅に積まれているカード全てが無くなれば終了というルールになっています。
今、横に並んでいるカードは、マークには関係なく、下になるカードと色違いで数字が1つ大きければそのカードの上に移動できます。
移動できるカードが無くなれば、左端に積んであるカードをクリックすれば、新たなカードが積んであるカードの右に出てきますので、そのカードを順次移動します。
下に並んでいるカードは、数字の小さい順に積んであれば、任意のかたまりで移動することも可能です。
ゲームの途中の様子を下図に示します。


これでもなんとなく理解できると思います・・・・。
ドラッグとドロップは、下の段でカードを左右に移動する場合や、積んであるカードから出てきたカードを下の段に移動する場合に使用します。
クリックは、積んであるカードから新たなカードを開く場合に、積んであるカードをクリックします。
ダブルクリックは、下の段のカードを上の四角い枠に移動させる場合に使用します(ドラッグとドロップでも可能ですが・・・)。
ゲームを最初からやり直す場合には、キーボードの「F2」キーを一回押してください。
マウスの一連の操作が理解できたなと思った時は、前述の通り、ウィンドウの「×」ボタンをクリックしてゲームを終了します。
以上で、マウスの操作は終了です。
お疲れ様でした。
あれ、でもマウスには、左ボタンと右ボタンの間に何か丸い物が付いているが、これの説明は?
と思っていらっしゃる貴方。
これは、ホイールと呼ばれる物なのですが、その説明は、次章のウィンドウ操作で 解説します。

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