「ジャズメン」
この響きから連想するものはなんだろう? 薄暗いジャズクラブの中で、そこだけがスポットで浮き上がっている。 そのスポットの光の中を煙草の煙が横切って行く。 テナーサックスにピアノ、ウッドベース、ドラム。 スーツに身を包み、クールに、そして時には激しく、 自分の内面を音に託し、メンバーと客に投げかける。 限りなく続くドライブ感、宇宙を、彷徨う様にハーモニーとメロディーが絡み合っていく。 宙を見据え、インプロヴィゼーションに没頭しているミュージシャン。 いったい彼らは普段、何を考え、どんな私生活を送っているのか。 おそらく、咥え煙草で、譜面でも書いているのだろう。 |
な〜んて思ったら大間違い! こんなアホな連中、他に居てまへんで! そら確かに、アホでないミュージシャンも一杯居てます。 |
目次 |
○ 第一章 哀しい出来事 |
1.『俺を誰やと思てんねん!』 |
2.満中院???? |
1. 俺を誰やと思てンねん! |
京都の、とあるナイトクラブに、ガ体のすごく大きなA君というミュージシャンが居ました。彼は演奏の休憩時間にバンドの控室に居たそうです。 さあ控室から飛び出した!。 一瞬の静寂。 喧嘩してる二人は『さあー、知らん!』と笑いをかみ殺して、喧嘩は収まりました。 |
2.満衷陰志???? |
大先輩の素晴らしいドラマーが亡くなって暫くしてからの、あるジャズのライブハウスでの会話。 ミュージシャン U 『Sさんの一周忌、どこでやるって?みんな行くンやろ。』 U 『そやな、そうしよか。』 (このネタで笑えない人は、ミュージシャンになれる素質を持っておられます。) |