海 外 編

     JAZZを大音量で聴かせる喫茶店は海外ではあまり見かけません。JAZZ喫茶という形態は日本独自の文化なのかもしれません。また、日本ほど研究熱心なJAZZファンが多い国もめずらしいようです。



ニューヨーク  
セブンスアベニューのビレッジバンガードに行って来ました。現地でライブのスケジュールを入手したのですが、あと二日早く到着していれば、トミーフラナガントリオの演奏が聴けた ことがわかり、愕然としました。その日は、ジョーロバノカルテットという聞いたことがないバンドで、演奏スタイルもバッ プなのかフリーなのかよくわかりませんでした。ニューヨーク にも昔からの伝統あるJAZZ CLUB が何軒か生き残っているようです。
 ニューオーリンズ  
   2018年で創業100年の老舗。フレンチクオーターで唯一ドレスコード有の格調高いお店。出てくるクリオール料理の味もフレンチクオーターNo1。訪問当日は、トランペット、バンジョー、ウッドベースの3人編成でクラシックな演奏スタイルでのニューオーリンズジャズ。
リクエストにも応じてくれ、後半は各テーブルの近くまで行って演奏、サービス精神旺盛。
その日に買っていたお土産を忘れたことに気づき、翌日連絡すると、LAの娘の住所まで送ってくれるという、とても親切なお店でした。
パ   リ

サンジェルマン・デ・プレをうろうろしていたら偶然発見!!アートブレイキーのサンジェルマンのジャズメッセンジャーズが収録されたクラブに違いないと思い、日本からはるばるやって来たことを伝え、即座に翌日の席を予約。行ってみたら、ミュージシャンたちを間近に見下ろせる中二階の特等席を用意してくれていました。ワイン、肉料理、その他を注文し一人4000円程でした。地元のバンドが出ていましたが、F-1の今は亡きアイルトンセナに似たドラマーがソロになるとこちらを見ながら一生懸命演奏してくれました。感激して店を出たのですが、パスポートその他が入った紙袋を店に忘れてきたことにホテルで気付き、あわててタクシーで店に戻ると、ちゃんとありました。香港ではとても考えられないことです。

ロンドン
THE 100 CLUB というお店を、オックスフォードサーカスの 近くで見つけて寄ってみたのですが、電気楽器を多用してディスコのような演奏で、本格的なAZZの店とは言えませんでした。あと、PIZZA EXPRESS という店に行きましたが、閉店間際で少ししか聴けませんでした。アコースティック楽器のみのカルテットが出ていて、一応モダンジャズをやっていたと思います。
 コペンハーゲン  
    カフェ・モンマルトル とうとう行って来ました。
かつて、ジョニー・グリフィンがケニー・ドリュー・トリオをバックに The Man I Love を吹き込んだ老舗ジャズクラブです
 ヨーロッパのビレッジ・バンガードとも言われており、他にも、バド・パウエル、デクスター・ゴードン、ジャッキー・マックリーン、スタン・ゲッツ 等そうそうたるミュージシャンが出演し、ライブ録音を残している。
 当日は、スローバラードを得意とする、女性のアルトがリーダーのグループが出ていた。