パソコン乗り換え
ホームページ作成が大幅に遅れた。 パソコンを乗り換えたためである。
還暦を迎えた平成11年10月、初めて挑戦したパソコンもまもなく満2年を経過しようとしている。 文字どうりパソコンのパの字も知らなかったわたくしが曲がりなりにもプリンター、スキャナー、外付けハードディスクを取り付け、デジカメで撮った写真をパソコンに取り込むことができるようになり、フレッシュISDNの接続、ホームページの開設も何とか成し遂げた。今振り返ってみるといろいろアクシデントはあったが、パソコンも壊さずよくここまでやってこれたものとわれながら感心している。 キーボードの操作は勿論、電源の入れ方さえわからないのに、本を読めば何とかなると無謀にもパソコンを購入、いざ本を開いてみると超初心者の私には書いてあることが、チンプンカンプンわからない。 本のレベルを落として入門の入門書にしてみたが、それでも理解できないところが沢山ある。 とにかくパソコンは超初心者には敷居が高い。 何とかもう少し操作方法が易しくならないものかとつくずくおもう。 パソコンスクールにも週1回、月4回のペースで3ヶ月ほど通ったが、仕事の都合で時間の調整がつかづそれ以上の通学はあきらめた。 結局私が終始頼ったのは、やさしめに解説された本と、パソコン関連雑誌のうち初心者向きのものであった。 またパソコン用語には難解なものが多いい。
それもほとんどが英語である。 私らの世代は英語が苦手だ。 だから用語の表す意味さえわからない。 たまに日本語で表現される用語があっても表現が適切でない場合がある。 たとえば「不正な操作を行ったので強制終了する」という表現。 「操作を間違ったので強制終了する」と表現したほうがよいと思うのだが。 不正な操作というと何か道義的に悪いことをしたためと解釈し、初めてこのメッセージを見るとギョッとする。 この件は以前からいろいろの本で指摘されながら、いまだに改められずそのまま使われている。 国内で販売されるパソコンはユーザーがほとんど日本人なのだから、もっとわかりやすい日本語で適切な表現があると思うのだがどのメーカーもそれをしない。 パソコンのハードもソフトもアメリカで発達、普及したので英語が主体となりそれが日本でもそのまま適用されているのであろうが、もっと使うほうの立場で考えてほしいものである。
余談が長くなったが、結局将来のブロードバンド化に対応するためパソコンを買い換えた。 事前にある程度は予測していたのだが、パソコンの乗換えがこんなに大変だとは予想外であった。 今まで使っていたパソコン接続していた周辺機器の新しいパソコンへの接続のしなをし、そのためにはドライバーのCDromとかフロッピーディスクが必要になる。 其れがなかなか見つからない。 日頃から大事に保管していたつもりだが、いざとなると其れがなかなか揃わない。
それにインストールするための取扱説明書。 これがないと間違った操作をしてインストールできない場合もある。 そうすると周辺機器が使えない。 たかがCDRom一枚、取り扱い説明小冊子一冊がないためにプリンター、デギカメ、スキャナー等が使えなくなる。 それに何より困るのはISDNでインターネットに接続する場合、ターミナルアダプターのドライバーがないとネットに接続できないということになる。
周辺機器を接続しただけでパソコンが自動認識し、ドライバーが不要になるというシステムにできないものであろうか。 アプリケーションソフトについても同様である。 一度インストールしたからといって安心してCDRom、取扱説明書を粗末にしていると将来必要になったとき、私のように大変困ることになる。
中でも今回のパソコン乗換えで一番困ったことは、ホームページビルダーで作ったホームページが私の知識不足から新しいパソコンにとりこめなかったことである。 これができないと新しいパソコンでホームページを一から作り直さなければならない。 私の技量では優に二ヶ月はかかるだろう。 それに第一時間がない。 会社勤めをしながらわずかな余裕時間と、休日を利用してホームページを作成しているわけで、このことだけに専念して他のことは何もしないわけにはいかない。
いろいろ悩んだすえパソコンに詳しい友人に相談すると「プロバイダーのサーバーに保存されているホームページを、FTPソフトを使って自分のパソコンに転送すればよい」と教えてもらった。 早速そのソフトを使っていろいろ試行錯誤を重ねながらやっと私のホームページが復元できた。
結論として言えることは、パソコンの乗り換えには多大な時間と労力、エネルギーを要するということである。 おかげでホームページの更新に一ヶ月以上もかかってしまった。 しかしよい勉強になりました。