雪に埋もれて滋賀の葛川

                                  Photo By Yutaka

晩秋の朽木・さば街道
 
   2006年秋

 

紅葉を求めてドライブに出かけたけど

今年の紅葉は暖かい日が多かったせいかまだ少し早かった。

天台宗の聖地とされる明王院あたり雰囲気が清々しい。

 

遠山を望み

枯れかかったススキの間に透けて見える安曇川。

光を浴びるときらきらと美しい

 

 

さば街道(福井県の小浜からここ朽木村を経て花折峠・

そして京都大原まで)と呼ばれるこの当たり、

10年ほど前迄は道幅も狭かったが風情のあるところだった。

さば寿司を売るお店も1・2軒だったのが、

しばらく行かない間に急にふえ時代を感じさせる。

安曇川をはさんだ両側には、火事にならないおまじないの

"水"という字 に祈りを込めた漆喰(?)を屋根に載せた

くずや葺きの家々が、昔の雰囲気の名残を今も見せてくれる。

変わらぬ風景は魅力的で、河原での水遊びも

若い家族をひきつけている様子が、ここかしこに見られる。