俳 句
〇俳句には三つの約束事が有ります。 定型・季語・切字です。 ☆定型 ― 5、7、5 ☆季語 ― 季節感を入れる。 季節の示し方に三種類ある。 *春とか夏とか,言葉の上で明示されているもので、<春の川><夏の山><秋の空> <冬の海>など指示の季語 *<寒さ><暑さ><たんぽぽ><紅葉>など、間違えの無い客観的事実の事実の季語 *実際は他の季節にもあるが習慣や約束として一つの季節として決められている約束の季語 ☆切字 ― 途中を強く言い切る事により句の表す世界が広くなる。「古池や蛙飛び込む水の音」を 古池やを古池にとすると、ただ蛙が古池に飛び込んだ所しか思い浮かばないが 古池やで切ると、そこでいったん止まり古池のたたずまいなど風景を感じ取れ広がる。
*でも定型を破った句(自由律)も良いのがあります。 うしろすがたのしぐれてゆくか 種田山頭火 鐘ついて去る鐘の余韻の中 尾崎 放哉 *無季俳句もあります。 歩行ならば杖突坂を落馬哉 芭蕉 しんしんと肺碧きまで海のたび 篠原鳳作 *切字無し 辛坂の末は花より朧にて 芭蕉
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