平成19年9月24日
日本野鳥の会滋賀支部の石井さんの報告によると、昨23日は総数526羽と好成績であった。今日24日は昨日と違って朝から雲が低くたれこめ、且つ前日長野県の白樺峠を通過した数も少ないとの情報で最初から期待は持てなかった。朝9時過ぎに現地に到着したが、9時台でははるか遠方でノスリらしき1羽が飛んだだけであった。10時半にようやく遠方のハチクマらしき個体をカメラに捕らえた。以後午前中は10〜20分間隔で2回の例外を除き、被写体までの距離500〜700mの遠方を飛ぶゴマ粒大の個体を確認するに留まった。
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写真1 10:31 ハチクマ |
写真2 10:44 ハチクマ に似るがハチクマ |
写真3 10:52 ハチクマ |
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写真4(上左)10:55 サシバ その1 10倍UP 2分間続く |
例外はサシバが11時頃100m上空を、11時半頃150m西側水平方向を飛んでくれて少しましな写真が撮れたことである。午後になると飛来はぱったり途絶えた。
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写真7 11:12 ハチクマ 25倍UP |
写真8 11:29 ハチクマ 25倍UP |
写真9 11:33 サシバ 25倍UP 150m |
しかし素晴らしいフィナーレが待っていた。1時半頃北東方向の空に降って湧いたようにタカ柱が現れた。総数21羽のサシバだ。夢中でシャッターを押し続けたが、内19羽を同一画面に収めることが出来た。タカ柱はおよそ4分間も続きやがて西南方向に順次流れていった。まさしく本日のクライマックスであった。
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写真10(左上) 13:29 ハチクマ |
写真11 13:34 |
本日はタカの数は少なかったが、山頂の岩場で熱射病になることも無く、のんびり鷹の渡りを楽しむことができた。
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写真12 写真11を10倍UPでトリミングして内10羽が入る |
使用機材 キャノンEOS20D EF100〜400mmレンズ、タカ柱以外は400mmで撮影
参考:写真上での被写体までの距離の算出方法(キャノン資料)
Zをカメラのセンサ内の鳥の身長(mm)とすると、
22.5:Z=(写真の幅の長さmm):(写真内の鳥長mm)の関係がある。鳥の身長はL又はWどちらでもよい。数値22.5はEOS20Dの撮像素子の横幅の長さでカメラにより異なる。又写真はトリミングをしていない全景が映った写真を使用する(被写体が微小で測定不能の場合はトリミングした写真を使用し、後に倍率をルートしたものでで割り戻す)。
鳥(被写体)までの距離Y(m)は次の通り
Ym=(焦点距離mm )X(実物の鳥の身長m)/ (センサ内の鳥の身長Zmm)
以上