2月の滋賀県野鳥の会の探鳥会は高島湖岸ウオッチングに参加した。当日は珍しく暖かく絶好の探鳥日和となった。近江中庄駅に集合し、中庄浜から安曇川北流河口湖岸を車で移動しながら鳥見を楽しんだ。途中今津浜脇の浜分沼上空にミサゴが飛来(10時53分10秒)し、2,3回旋廻した後、ホバリングを始めた途端急降下して着水した。次の瞬間大きなフナかブルーギルと思われる獲物を重そうに抱えてゆっくりと上昇、山手の方角に飛び去り視界から消えた(10時55分30秒)。その間2分20秒間の一大ドラマで80枚の連続写真を撮ることが出来た。2分10秒のうち、最初の発見から獲物を発見しホバリングを始めるまでが1分38秒、急降下から着水までが1〜2秒、着水から獲物を捕らえて水面を浮上するまでに7秒、電線の高さに達するまでに10秒、浜分沼上空に達するまでに22秒、函館山方向に向かい視界から消えるまでは着水から40秒であった。ミサゴが狩をする時の速度は200〜300kmとされ、獲物を見つけてから急降下して着水までは1〜2秒しか要しないのに対し、大きな獲物を捕らえた時は上空に舞い戻るのに20秒以上もかかることを初めて知った。

尚、当日の探鳥会の全記録は
http://kaituburi.hp.infoseek.co.jp/tantyou.html をご覧いただきたい。


1 飛来から獲物発見まで


   
2 ホバリングから急降下、着水直前まで 


3 着水から獲物をキャッチし浮上するまで

 
10:54:52 
■再びレンズが捉えたのは2秒後であったが
手前のヨシが邪魔をして様子は把握出来ない。
10:54:56 
■着水から6秒後に獲物を掴んで水面スレスレ
に浮上する。思ったより時間がかかる。
10:54:57 
■7秒後の飛翔
10:54:58 
■8秒後の飛翔
10:55:00 
■10秒後に電線の高さに達する。
水面から4秒かかる。
10:55:06 
■電線の高さで6秒かけてゆっくり旋回、
獲物が非常に重い感じ。


4 上空まで舞い上がり山のかなたに消えるまで



10:55:12
  ▲浜分沼上空に達する



10:55:13

10:55:30 ▲函館山方向に飛び去った。        以上。(山本記) 


使用機材 キャノンEOS40D EF300mm4Lレンズ

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