写真1
6月のある朝、賑やかな鳥の鳴き声で目が覚めた。2階のベランダから目をやると、数日前に巣立ちしたと思われるツバメのひな鳥が4羽、目の前の電線に行儀よく止まっていた。
写真2
暫くおとなしくしていた雛はある瞬間にいっせいに大きな口を開けて鳴き始めた。と同時に親鳥が接近してきて、一番手前の雛に口移しで餌を与えた。
写真3
その間他の雛達は「ボクにもくれー!」と顔より大きく嘴を開けて叫び続けた。1秒も経たない間に給餌を終えて親鳥は再び餌の獲得に飛び去った。そのような光景を2,3分おきに繰り替えした。
写真4
写真5 「育む」 撮影・山本毅也
写真6
データ 2006年6月7日 8:01〜
写真1〜6 F5.6(絞り開放)1/400秒、ISO400、望遠375mm(600mm相当)
注)写真5は現在大津市歴史博物館で開催中(9月14〜21日)の第30回大津市写真展で入選し展示掲載されています。