コハクチョウの飛来と初日の出・草津市志那浜

山本毅也

北から3羽のコハクチョウ飛来(中央の3羽)、バックは雄琴付近(7:22)
 
(左右は同個体をアップ撮影し合成)

 平成18年元旦早朝草津市志那浜をNさんとコハクチョウの飛来を撮りに訪れた。
天気は晴天、気温マイナス1度、日の出時刻は7時4分であるが東の地平線には雲が厚く垂れ込んでいたので、実際に太陽が表れたのは30分遅れの7時35分であった。


比良山稜線に北から南に飛ぶ5羽のコハクチョウを確認(7:29)

上と 同じ個体群

上空で旋回、志那浜に着水する模様(7:31)

脚を出し着水体制に入る(7:32)

脚を踏ん張り着水

 昨年秋の湖南地域へのコハクチョウの訪れは例年に比べ1ヶ月以上遅れ12月中旬になってやっと3羽が現れ、以後日を追うごとに数を増し、年末には90羽以上に達した。しかし今冬は湖面水位がマイナス60cmと低く、コハクチョウにとって餌の水草を採りやすいせいか、各所に分散しがちで湖西には100羽、湖南地域でも草津川河口、志那浜、野洲川等を約90羽が行き来しているようだ。

東の空に初日の出(7:35)

朝日に映えるコハクチョウ、バックは比良山稜線(8:03)

 この日朝6時過ぎに現地に到着したが、昨夜志那浜泊まりのコハクチョウはいないようだ。車で現地に到着する直前に通過した草津川河口付近では多数湖面に浮かんでいるのが見られたので、おそらく昨夜は大部分のコハクチョウ はそこに泊まったものと思われる。野洲方面から早朝訪れた人の話によると、野洲川でも見かけなかったとのだ。

 7時過ぎ周囲が白んできたが、コハクチョウの最初の飛来は6時57分、北から4羽が上空を通過した。多分草津川河口に向ったのであろう。次の飛来は7時22分であった。

3回目の飛来は7時半であった。

 志那浜からの帰路立ち寄った草津川河口でコハクチョウは逆立ちして盛んに水草を食べていた。これでは志那浜にはなかなか飛んでいかない。

 志那浜ではその他の水鳥ではユリカモメ、オナガガモ、ヒドリガモが多いが、珍客としてはマガモの白化型?或いはアイガモ?と思しき水鳥が年末から見られる。何であろうか?

12月31日撮影 不明鳥、通常のカモより一回り大きい
(マガモのつがいと比較するため写真は合成しています)

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