猪子山タカの渡り観察

                         ―平成18年9月24日―
山本毅也    


*滋賀県野鳥の会の9月度探鳥会に参加し猪子山タカの渡り観察を行った。昨年は風が強く荒天でタカの出現は極く少数に限られたが、今年はここ数日好天に恵まれ、出現数も前日、前々日ともサシバを中心に1000羽を越え、今回も絶好のタカ日和となった。

猪子山はJR能登川駅南1km、標高268mで岐阜県からのタカの渡りのルートになっていて、ここを通過したタカは大津市の岩間山、笠取山、音羽山上空を通過して中国、四国、九州へと渡っていく。

 今回はサシバはほとんどが高度が高く、タカ柱も2,3回に留まった。一方ハチクマ、ノスリは何度も近くを飛び望遠ズームレンズを全長から縮めて撮影することも多かった。
 







 猪子山は日本野鳥の会滋賀支部がタカの渡りの定点観察を続けており、同支部の当日の報告によるとサシバ173、ハチクマ201、ノスリ5他合計394とのことであった。

 責任者の石井秀憲さんはじめ定点観察を続けている皆さんに大変お世話になりました。又種の同定は今回も岡田会長にお願いしました。


撮影データ: 
EOS20D
400mm(実質640mm)望遠ズームレンズ、
ISO100、
露出優先、
補正+2/3 
1/400〜1000秒
山本毅也


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