サマーショー(ジャポニズム)

大阪文化服装学院「2000年度サマーショー」衣装。2000年5〜7月制作。

サマーショーのテーマ「COLOR〜支配×独創〜」より、クラス・カラーは「赤」
ディスカッションで「赤」=「ジャポニズム」
デザインポイントは「鳥居」「炎」をモチーフに使い、モチーフから連想されるバランスを整えた所と
日本古来の組み紐をパンツを締める為に脇から出している紐に用いた所などがあげられる。
また現代日本の主流である「スポーツウエア」ベースを用いた所もポイント。
 
素材 ボディ:ナイロン100%(リップストップナイロン)
   リブ:ポリエステル100%
   紐:ポリエステル100%


スポーツウエアと言う事で、1カ所が破れてもそこからのほつれの心配の無い「リップストップ素材」を使用。
ブルゾンはS/Sと言う事でノースリーブ。首周りはポリエステルリブで、C・Fにオープンファスナーを使った。
パンツはワタリ部を広くし、裾で絞る形をとった。シルエットは上下ともにルーズシルエット。
黒色と赤色との境の鋭角になった部分に「角止め」による処理を施し、自然な切り替えを目指した。
パターンに関しては、既製のスポーツウエアよりラブオフしたファーストパターンをベースとし
そこへモデルの基本寸法をはめ込みパターン展開をした

ハンガリングの写真のため、B・Sの右身頃脇がよく見えて無いが、ここにも赤の切り替えがある。
また、前中心にあるシワは、フロントの赤を入れ込むために使った角止めの為に生じたものである。






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