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奈良ホテル 2003.6.22
メインダイニング三笠で、父親の古希のお祝い
(過去関連ブログ記事   奈良ホテル  創業100周年記念企画  ティーラウンジ  奈良ホテルと桜

宮内庁ご用達とかいうひびきにあこがれる私には、奈良ホテルは前から行ってみたいホテルだった。奈良にはたくさん古墳があるからかもしれないけれど、時々皇族の方が奈良に来られ、その時には奈良ホテルに宿泊されていたようだった。
私は、たぶん普通の日本人はそうだと思うのだけれど、ロイヤルファミリーが大好きだった。昔、軽井沢にいったとき、その前後に秋篠宮様の一家が来られていたようで、宿泊された万平ホテルに、喜んでお茶だけ飲みに行った。また、雅子さまが奈良のほうに来られたときには、道路わきに待機して、手をふった・・。写真も撮らせて頂きました。

春、奈良ホテルにちょこっとだけ、立ち寄ったとき、奈良公園の桜には遅い時機だったが、奈良ホテルの前のしだれ桜は、とてもきれいに咲いていた。私は、奈良ホテルに宿泊している人に、かなりホテルの従業員の方には迷惑だと思えるような伝言を頼んだのだが、とても感じよく応対してもらえた。やっぱり奈良ホテルなんだなあと、思った。

そんな風に、憧れの奈良ホテルではあったが、何年も近くに住んでいて、あの近辺も何回も通っているが、今まで1回も利用したことがなかった。お茶すらのんだこともなかった。前に、なんとか1泊宿泊できないものかと考えたこともあったが、さすがに、1泊するには近すぎるホテルだった。
ところで、今年は自分の父親の古稀のお祝いの年に当たった。最初は、どこか旅行にでもと考えたが、最近子供もなかなか忙しいし、家族も休日はぐったりしている。それで日帰り温泉でもと考えたが、ここは自分の好みを大いにとりいれて、奈良公園の界隈で食事をするのはどうかと、考えついた。
奈良公園界隈では、奈良ホテル、菊水楼(レストラン)、江戸三などよさそうなところがあった。子供もいるので、和食のほうがいいかなとも思って、父親にどこがいいか尋ねると、以外だったが、奈良ホテルの懐石ではなく、フランス料理がいいという。私は自分の父親がフランス料理なんか食べるのか、少し疑問だったが、前に奈良ホテルのフランス料理を食べたことがあって思い出深かったようだった。ということで、お祝いは奈良ホテルのメインダイニング三笠のランチと決まった。

さて、予約しておかなければ。
ここで、いくらのランチにするか、私は大いに悩んだ・・・。レディスランチと、フルコースのランチがあるらしい。(実は行ってみるとフルコースにも2種類くらいあるようだったが。)自分の父親は最近、少し薬なども飲んだりしていて、あまり動きまわれなくなったせいか、食事の量も控えていた。たくさん食べ過ぎて後でおなかでもこわされても困る。昔働いていたころ、ボーナスが出たとき、自分の祖母を食事に連れて行ってあげたことがあったが、その時祖母が食べ過ぎておなかをこわしてしまったことがあった。残してしまうのも、もったいないし・・・お値段も、食事代にサービス料10%と消費税5%がかかる。それにフルコースの場合、飲み物も必要となってくるだろう・・・。一流ホテルのワインは、高いものは、それはもういくらでもあるらしい・・・。奈良ホテルには、ソムリエもいるらしかった。
というわけで、恐れをなして、レディスランチのほうを頼む決心をした。ちょっと、しょぼいかなと父親には申し訳なかったが、フルコースを頼む勇気は私にはなかった。レディスランチの値段になら、なんとかグラスワインくらいはつけれるだろう・・。子供も多分結構高くつくとは思ったがお子様ランチをたのむことにした。
奈良ホテルのレストランの予約の電話に出てくれた人は、優しそうな、ちょっと年配かな、と思えるような声の人だった。大人の人数とレディスコースを頼んで、子供は年齢を告げてお子様ランチを頼んだ。すると予約係の人は、その年齢のお子様でしたら、お子様ランチも結構ボリュームもあって、お高くつきますし、お子様にあわせて当日メニューの中から選んでもらっていいですよ、ととても良心的な応対をしてくれた。私はサンドイッチとかのメニューもあることも知っていたので、そうしてもらうことにして、電話を切った。

前の伝言の時といい、今回の食事の予約の係の人といい、感じがよいなあ・・・・。
さて、父親に予約したことを連絡しておかなければ、と連絡すると、父親はいくらのランチがあるのか、と聞いてきた。どうせ隠しておいても、レストランについてメニューを見れば、すぐいくらとわかる。正直にレディスランチとフルコースのランチがあって、安いほうにしたからと言った。しかし、このことを告げてから、仮にも父親の古稀のお祝いを、安いほうのランチにするとは、と良心が痛んできた。それに、どうも父親の質問口調がフルコースを食べたそうでもあった。フルコースがあることを知ったからには、安いほうのランチを食べてもフルコースの方が気になるだろう。お年寄りに、心残りをさせては折角のお祝いも台無しに思えた。うーーん。どうしましょう。

ここで、あのホテルの予約係の人の配慮が私の気持ちを変えさせた。ここは、子供の分を安いのにして、大人はフルコースを頼むことにしよう。そして、父親の分は少し量が多いかもしれないので、その時は子供に食べさせよう・・・。
しかし、なんという心がわり・・・・。さっき予約の電話をいれたばかりではないか・・・。あまり恥ずかしいので、当日レストランに着いてから、フルコースに変更してもらうことにしようかとも思った。しかし、しかし、高い料理のほうが、眺めのいい席にしてもらえるに違いない・・・。(レストランは眺めも綺麗だと聞いていたので・・)
ああ、恥ずかしい、恥ずかしいと思いながらも、変更の電話をすることにした。さっき予約を入れた人が優しそうだったので、その人をお願いしますと頼んだ。すると、予約係の人はキャンセルの電話かなと思ったようだったが、フルコースの方に変えてくださいと言うと、こころよく変更してくれた。(まあ、高いほうに変更するのだから、文句はいわれないと思いますが。しかし、よく考えてから注文してくださいよー、とは思うでしょう・・・)そこで、またまた恥ずかしかったが、思い切ってグラスワインが1杯いくらかも、聞いてみた。まあ、なんとかなりそうな値段だったのでよかった。予約係の人は、電話の最後には、ご予約ありがとうございました、とかなんとか丁寧に応対してくれたので、変更してよかった(しみじみ・・・)と思った。

と、たかがレストランでの食事の予約に、ごちゃごちゃと手間取っていた私でしたが・・・・(それに、ごちゃごちゃと書いた私の文章、理解しにくいかもしれませんが)

当日は、
日曜だったせいか、道から曲がった駐車場のところに、1人ボーイさんが立っていて車を誘導してくれたが、父親を長く歩かせるのは、可哀相なので、車をホテルの玄関に横付けした。(うーーん、ちょっと奈良ホテルの玄関に横付けするには、車がとってもかわいい車だけれど・・・)
ホテルに飾られている絵もしっかり見てきた。玄関には上村松園さんの絵がかかっていた。ホテルのお土産物屋さんで売られている絵葉書には、ホテルに飾られている絵の絵葉書があったので、へーと思って、飾られている絵もしっかり見るようにした。さて、レストランの席は・・・・、子供がいるからか一番端にしてくれて、窓際の眺めのよい席だった。私のすわったほうからは、興福寺の五重の塔が見え、反対側からは池が見えるようだった。
今日は、ご婦人たちの団体のお客さんがいた。洋風懐石ふうだったのだろうか、遠くからみると、和食ふうの食器がみえたのだが・・・。
主人だけグラスワイン(グラスワインには、赤白ロゼとあって、それぞれ甘口と辛口があるようだった)を頼んで、父親はノンアルコールのビールを頼んだ。マンゴーのジュースを2名。子供はパインジュース。

フルコースは、
オードブル 鯛としま鯵(たぶんそうだったと思うのですが)
アスパラガスのスープ
魚 すすき
メイン お肉と野菜 サラダのドレッシングは選べて、サザンアイランドを頼んだ人、私はすだちのドレッシング。梅肉のドレッシングというのもあった。
デザートのケーキ 洋ナシのムースに、パッションフルーツソースがかかったもの。マンゴー(たぶん)とメロンがついていた。
コーヒーと紅茶が選べた。コーヒーはデミカップのもの。紅茶には暖かいミルクで、コーヒーには冷たいミルクがついていた。

さて、お勘定。私のお財布の中の残高は少なかったが、まあ最初からカードで支払うつもりでいたので、カードで支払った。
いろいろ飲み物も頼んだので、思っていたより高くついた。しかし、満足度は高かった。

父親達も満足しているようだった。そして、別れ際に、今日の食事代の補助として子供にお子遣いといって、1万円くれた。「もらっていいの、これではお祝いにならないのでは・・・」と思ったが・・・、手が出ていた・・・・・・・・・。
楽しい1日だった。何年かに一度、こんなところで食事するのも、とっても幸せだと思った・・・。