最近使われなくなりつつある昔からの言葉

最近お年寄り以外は、地方独特の言葉を使わなくなっていますね。 わが町(兵庫県 吉川町)でも40〜60才前後ぐらいの人でも、意味は解っていても 実際にはあまり使っていないようです。若い人には通じない言葉も増えつつあります。 だんだんと古い言葉そのものもなくなっていくと思われます。  そこで、この地方周辺のそういった言葉を、記しておきたいと思います。 独特の言葉もあり、昔からの関西弁もあります。また単に訛っただけの言葉もあるでしょう。

* 説明は個人的な想像もありますので悪しからず。


  
言語意味 · 説明等
てんと〜ずっと、いつも、しょっちゅう 語源は「とんと〜」かな?。少しニュアンスがちがうけど‥
はたける小さい物をちょっと挟む、引っかける小さい物を扱う時だけに使う。大きさの限界はタオル程度まででしょう。
なしたもんや何という事だ!(感嘆詞)感心した時に使う。
実際に使うときは、「なしたもんどいや」と言う。
さんこ散らかっている、汚い。いいかげんな人に対して使うこともある(例)さんこな部屋やなぁ
   さんこな奴やのう
またことない間違いない語源は「事無し」から?
たくなる幾重にも重なる、寄り集まる「手繰る」から来ているのかなぁ
おちゃだける
「落ちる」を強調した言葉落ちて砕けるの意?
むさんこたくさん、 必要以上に多いとき否定的に使う 上記さんことは無関係
(例) そんなむさんこに食べるな
だぼあほ、ばか、 語尾を少しのばして言うと挑発的になる。「だぼぅ」 神戸方面で使う人が多いらしい 大阪は「あほ」を使う
なま〜以前よりましな状態のときに使う。(例)今日はなま寒い(それほど寒くない) 一般的には中途半端な状態を表すときに使う(なま暖かい 等)。当地方ではちょっと違うようですね。
うとら空洞、中身がない語源はたぶん虚ろ(空ろ)であろう
こうと地味な、質素な。(例)こうとな柄やねぇ(服などの)。公道(こうとう)ということでしょうか
いんがりきっちり、すっかり。いんがりと〜してしまう。うまく説明出来ません。
べったらこずぶ濡れになる。(例)べったらこになってしもうた。当然「べったり」濡れる事からでしょうね。
こっきりすべて、全部
すっきりしてけれん味がない、と言う意味もある
→(例)こっきり平らげる
→(例)こっきりしてええがな
微妙な意味合いが説明しにくいですね
めんめ各々、自分自身、それぞれ(例) めんめの事はめんめでしなはれ
語源は、「面々」であろうと思われます。
べっちょない大丈夫、別条ない の訛り播州弁と言うことですが、かなり広い範囲で使われているようです。東北地方では使ってはいけないらしい
くみる(藁などが)湿って腐ること(例)その藁、くみてしもうて使い物にならん
ほめく湿度が高く蒸し暑いこと。
梅雨時から夏にかけて使う
(例)今日はえろうほめきますなぁ
    (今日はたいへん蒸し暑い)
せんど長いあいだせんど見んかったな=せんどぶり=久しぶり
しけたしまった失敗した時に思わず言う
そのこのした縁の下、床下簀(す)の子が訛って「そのこ」となった
へんちょ的はずれの方向を指す
へんちょを向く
片楮=へんちょ(紙の切れ端)が語源と思う
いかたるあたる、ぶつかる軽くぶつかった時などに使う。
あいくるあやす、あいてにする
からかう
(例)赤ん坊をあいくる。
  ちょっとあいつをあいくってやろう。
かつける石などを投げつけて当てること最近の子供は使わないが、ケンカの時などに物を持って「かつけたろか」と脅す
きせんぼ棒切れのこと語源は見当がつきません。
たぼとく後にとっておく。貯める庇う・貯う(たばう)が語源だとおもわれる。一般にあまり使われないですね。
だんないかまわないですよ。べっちょないと同意 「大事ない」が語源。大阪弁の「だんない」は、ちょっとニュアンスが違うようです。
えたら川の中の岩や石の隙間 昔(昭和40年以前)、子供らが、川で「えたら」に手を入れて魚を捕まえたりしていて、これを「にぎり」と言っていた。
はっちょばこ落ち着きがないこと
おてんば
かなりのお年寄りしか知らないと思います。初めて耳にする言葉で、語源も何も分かりません。
めんどい醜い。不細工。漢字では「面倒い」と書く、と思う?。

まだまだ有ると思います。順次アップしていきます。

有るようでなかなか見つからん        も どる