昔の遊び  空き地での遊びU

遊び目次へ ホームへ

タイトル・ねこどん

「ねこどん」、なぜそう呼ばれていたのかわかりませんが、兵庫県吉川町ではそういっていました。
一般には、「花ケン」といって、同じような遊びがあるようですが、 どの辺の地方まで「ねこどん」といっていたのでしょうね。
人数は5〜6人以上。冬場によくやっていたように思います。

遊び方

ねこどん 直径5〜6メートルの円を引き、外側にもう一回り大きい円を引きます。外側の円には、 所々、こぶ状にふくらみをつくります。内側と外側で敵味方に分かれます。外側の者は、 決められたスタート地点から、円の周りを回り、内側の者は、それを阻止しようと妨害します。 外へ押し出されたり、内側へ引き込まれたりしたらアウトです。内側の者も外側へ引き込まれたり すると、アウトとなった、と思います?

基本的なルールは上記の通りだと思いますが、 敵味方の人数の割り振りや、周回する回数、内と外の交代方法など、細かいルールはその時によって 決めていたような気もします。
うゥ〜ん、思い出せない。

タイトル・ろくむし

かなり広い範囲で流行っていたようです。遊び方もほぼ同じようです。
軟式テニスのボールと縦15メートル、幅5メートル以上の場所があればできます。
人数は4人以上でできますが、もう少しいた方がおもしろい。

遊び方

まず1メートルぐらいの幅で線を引いて枠をつくります。。それから15メートルぐらい離して また同じように線を引きます。その間を二人がキャッチボールをする。他の子はボールを投げて いる間に枠から枠へと走り、1往復すると《ひとむし》となります。《ろくむし》を目指して走ります。 但し、キャッチボールをしている二人が、走っている子が枠に到達するまでにボールを当てると、 その子は初めから数え直しです。

キャッチボールをする側も一往復すると《ひとむし》、そして《ひとむし半》《ふたむし》 といったようにかぞえていきます。ボールを落とすとやはり一から数え直し。走っている子に当て ようとしたボールがはずれて地面に転がったらもちろんですが、当たった場合は続きから数えていた のかどうか忘れしまいました。

走る側のだれかが《ろくむし》になるか、キャッチボール側が《ろくむし》になればゲームセット。

広い場所でする場合は何カ所かに円を描いて、円から円へ走ることもあるそうです。

ボールに緩急をつけたり、投げるふりをして飛び出させてボールを当てるなど、かけひきもあり おもしろかったですよ。

タイトル・しけい

このゲームも軟式テニス用ボールを使います。
場所は家の前。
人数は4名〜8名ぐらいが適当。
ルールは地方によって若干違うかもしれません。

遊び方

一人がボールを屋根に投げ上げると同時に他の誰かの名前を呼び、落ちてくるボールを受け取る 子を指名します。 指名された子がボールを地面に落とさないで受け取ると、 同じように、名前を呼びながら屋根に投げ上げます。
ボールを落とすと、他の子はできるだけ遠くに逃げます。ボールを落とした子はボールを 拾った瞬間にストップと叫び、その声を聞くと全員その場で止まらなければなりません。
ボールを持った子はその場から、ボールを誰かに当てます。当てられたらその子は いっけい(一刑)となる。外れるか受け止めるとボールを投げた子がいっけいとなる。 (少し違ったかも分かりません、忘れました)。
とにかくそれを繰り返して、誰かがしけいになるとゲームが中断します。

しけいになった子は、張りつけの刑になります。
しけいになった子がまずボールを壁などにぶつけ、跳ね返って落ちたところに線を引く。 そして壁に向かって手を広げ張りつけになり、 他の子は順番に、線上からその子に向けてボールをぶつけます。
一通り終わると一からゲーム再開となる。

もちろん四つのけいと死刑とを掛けているのは言うまでもありません。
ちょっと残酷なゲームのようですが、小さい子がしけいになりそうになるとその子を指名するのを 控えたり、それでもしけいになったり、またあまりに近くからボールをあてることになった場合は、 わざと外したり利き手でない方の手で投げたり、と子供なりに配慮していた様ですよ。

上へもどる