孤独


世界に自分ひとりでたっているような感じがした

そんなことないはずなのに

寂しくて悲しくてどうしようもないくらいに気が滅入ってしまう

ひとりぼっちは嫌いだ

誰かに気付いてほしかった

本当の自分を

一時でも良いつかの間の幸福を望んだ

明るく振舞って接すれば少なくとも表面上は一人になることはなかった

でもそんなものは偽りだ

時がたてば自分の事等あっという間に忘れてしまう

時がたつにつれて一人のときは増えていった

孤独を感じることが増えていく

自分はもっと臆病になっていく

今はまだ大丈夫安らげる場所がある

でもいつか

外の世界へ飛び出したとき

自分という存在は生きていられるのだろうか

寂しさから逃れるすべを見つけられるのだろうか

眠りは孤独を忘れさせてくれる最後の砦 

夢を見続ける時

すべてを忘れさせてくれる

どうかいつまでも

夢の中をまどろんでいたい


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