2000年2月6日日曜日（雨）

この日はあいにくの雨でしたが大阪府知事選挙と散髪に行って来ました。

昼夜逆転の生活をしてるもので最近は近所で済む用事は（寝る前に）朝のうちに行くことにしています。

予定としては最初に近くの小学校に投票に行ってそれから散髪をする予定でしたが8時30分に出発の予定がいつも外に出ていないせいか準備にモタモタしてしまい8時50分頃になってしまったので散髪屋さんの予約時間が9時だったのでそちらを先に行くことにしました。

当日は雨が降っているということでいつものように電動車椅子ではなく乗用車で車椅子も積まずに行きました。

散髪屋さんに着いたのは10時7分前ぐらいでまた散髪屋さんには電気もついていなかったのですが父親が声を掛けに行ったらすぐにおばちゃんが出て来て、雨の中父親が僕を散髪屋さんの道路沿いに止めた車から散髪屋さんの椅子まで抱き抱えてくれるのですがその途中に僕の耳もとで小さい声で「重たい、重たい」とささやくので(*^_^*)なんでやねん(-_-)/~~あんまり抱き抱えられたくないのですがそんなことは言っていられません。

そのまま散髪屋さんの椅子に座らせてもらって、いざ散髪開始！でもなんとなく座り心地が良くなく頭が後ろに下がる感じがしてそれでも必死で耐えたのですが寝たきりで退化した首の筋肉がもたずどんどん後ろに下がっていって散髪屋さんのおばちゃんが気を使ってくれて「大丈夫？しんどいんちゃう？」と聞いてくれたので思わず「ちょっと(^^;」と答えたら頭を少し支えてくれて、そうこうしてると父親が来て

父親「大丈夫か？」
おばちゃん「ここがしんどいんみたい」
父親「ここ、持っときますわ。大丈夫ですか？邪魔になりませんか？」
おばちゃん「大丈夫です。大丈夫です。」
なんか凄い体制になってしまいました。（；；）

そうこうしてるうちに散髪も終わり父親に抱き抱えられて車に乗りました。

次は選挙です。近くの小学校が投票所なのでそこに車で入って行ったまではよかったんですが前に雨の日に来た時に車を止めた場所に鉄柱が立っていて行けないようになっていたので少し困っていたようですが「しゃあない、ここに止めよう」と他の車がぎりぎり通れるくらいの所に止めました。

父親はすぐに選挙管理委員の人を呼びに行きました。

前に雨の日に車で行った時はすぐに選管の人が来てくれたので防犯的にもエンジンのキーは抜いて行きました。

そういうことですから当然エアコンも切れています。

身体障害の関係上暑さ寒さには弱いのですが、でもちょっとやから大丈夫のつもりが結構待っても誰も来る様子も無く不安な思いで待っていると、車を目立つ所に止めているので投票に来る人たちがジロジロこっちを見てなんかイヤな感じでした。

かなり待っても来ないので見られることよりも寒いことの方が問題になって来て「何考えてねん」と思ってるといきなり僕が座っている助手席の方のドアを父親が開けて、僕は思わず「寒い」と言ったら選管の人が「誰に投票しますか？」と聞くので「あっ？！」と迷っていたら選管のおやじ「大丈夫ですか？分かりますか？」って言うから必死で投票しようと思っていた人の名前を言うとひらがなで書いてくれてありがとうございました。

ひとこと言わせてもらうと「おまえらがアホほど待たすから心配してたんやんけ！」それにオヤジにも「寒い」の次に言ようとしてた「早くヒーター付けて！」と思ってたらおっさんの顔が出てきてびっくりしたんじゃ〜

そういうことで代筆してもらって何とか選挙も無事に済ませることが出来ました。

すぐに父親も運転席に乗ってそこから離れました。

少し動きだしたところで僕が

僕「何であんなに時間かかったあん？」
父親「それが大変や！前はすぐにしてくれたのになぁ」
僕「なんかあったん？」
父親「あかん！って言われたんや」
僕「なんで？」
父親「わからん。だから車椅子家に取りに帰りますって言うたら」
選管（父親の声色）「いいですわ。2度手間なりますし」
父親「って言うて、来てくれてん」
僕「なんで？あかんのちゃうの？」
父親「わからん、電話したり人に聞いたり大変やったわ、だから車椅子家に取りに帰りますって言うたらいいですって来てくれてん」
僕「なんなんやろなぁ？前はすんなり行けたのになぁ」
父親「そうや、汗かくわ（笑）」

そんな会話をしているうちに家に着きました。

これは推測ですが本来はダメなことを現場の判断でやってくれたのではないかと・・・だからこういう内容をホームページに出してはいけないんでしょうか？
だからここだけの話にしており下さい。

そんなこんなでいろいろありましたが数カ月に1回の散髪も数年に1度の選挙も1日で済ませることが出来ました。

今回お世話になった方々には基本的にはすごく感謝しております。

これからもよろしくお願いいたします。