この度は北嶋司のホームページにアクセス頂いてありがとうございます。

僕が障害者になったのは16歳(昭和60年)スクーターで事故を起こしてその時首の骨が折れ同時に首の神経も切れその時から首から下の神経がマヒしました。

当然手足の機能は全くなくなり歩く事はもちろん寝返りをうつ事や自分の顔をカク事さえ出来なくなってしまいました。

それから寝たきりの生活が始まったのです。

僕はそれまで全然知らなかったのですが人間は生きていても肉か腐るってご存じでしたか?最初は信じられませんでしたが単純に寝返りをうたないだけで血液の循環が止まると腐り始めます。

一般的にはこれを床ずれと呼んでるみたいですが病院では褥創(ジョクソウ)と呼んでいました。

これを直すのに3年入院していました。

首の骨折は3カ月程でくっつきましたが首の神経は切れたままなので相変わらずマヒは残った状態です。

体重も落ちベットのマット等を工夫してなんとか褥創を治して待望の退院うれしくも悲しくも体がほとんど動かないまま家に帰りました。

すぐに僕も家族もその生活に慣れぼーっとしている間に10年が過ぎました。

個人的にはまだ元気だった頃のことが忘れられません。

でも最近障害者という自分や回りの環境が少しずつ受け入れられるかな?なんてことを思っているとタイミング良く母親が役所からタイプライターの補助金として20万円近く降りるということを聞いて来たので「それやったら今話題のインターネット」なんてことになって早速NECに電話して「ほんの少し手が動くだけでパソコンが使えますか?」と聞くと「はい使えます」という事で喜んでお願いしようとしたところ以外な問題が浮上してきました。

問題と言うのは障害者用の電子キーボード!これが意上に高く定価で60万円(売値34万円)とびっくりするようなお値段!パソコン、プリンターと合わせると60万円を超えてしまう凄い値段!役所からの補助金を引いてもまだまだかなりの大金が残ってしまいます。

なるべく親に今以上迷惑をかけたくなかったので凄く迷いましたが親がお金を出してくれるということでいつものように甘えることにしました。

それから少したって待望のパソコンがわが家にやってきました。

自分なりにいろいろやってみましたがわからないことが多くて「これはちゃんと習わないといけないかな」ということで障害者の人を対象にボランティアでパソコンを教えている所に親子3人で半年間通って(ここでも親に迷惑をかけてしまいました)なんとかホームページを開設することが出来るようになりました。

これもボランティアの皆さんや企業の障害者に対する関心の高さのお陰と感謝しております。

今では電子キーボードのほかにも音声入力ソフト、ドラゴンスピーチを使って毎日頑張っています。

しかしパソコンというものはやればやるほどわからないところが出てきて毎日のように悪戦苦闘しております。

いろんな解説本なども出ているみたいですが何せこの体 本をめくることが出来ません。

ですからマニュアルを見ることも出来ません。どうかE−mailで構いませんから教えてもらえないでしょうか?

よろしくお願いします。

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