Singles 2000 2002.4.17
地上の星
ヘッドライト・テールライト
瞬きもせず
私たちは春の中で
命の別名
糸
愛情物語
幸せ
たかが愛
目を開けて最初に君を見たい
旅人のうた
SE・TSU・NA・KU・TE
空と君のあいだに
ファイト!
地上の星
風の中のすばる
砂の中の銀河
みんな何処へ行った 見送られることもなく
草原のペガサス
街角のヴィーナス
みんな何処へ行った 見守られることもなく
地上にある星を誰も覚えていない
人は空ばかり見てる
つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を
つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう
崖の上のジュピター
水底のシリウス
みんな何処へ行った 見守られることもなく
名立たるものを追って 輝くものを追って
人は氷ばかり掴む
つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を
つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう
名立たるものを追って 輝くものを追って
人は氷ばかり掴む
風の中のすばる
砂の中の銀河
みんな何処へ行った 見送られることもなく
つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を
つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう
ヘッドライト・テールライト
語り継ぐ人もなく
吹きすさぶ風の中へ
紛れ散らばる星の名は
忘れられても
ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
足跡は 降る雨と
降る時の中へ消えて
称える歌は
英雄のために過ぎても
ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
行く先を照らすのは
まだ咲かぬ見果てぬ夢
遥か後ろを照らすのは
あどけない夢
ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
瞬きもせず
瞬きひとつのあいだの一生
僕たちはみんな一瞬の星
瞬きもせずに
息をすることさえ惜しむかのように求めあう
ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく
ただ痛むための涙だけを持って生まれた
裸すぎる獣たちだ
君を映す鏡の中 君を誉める歌はなくても
僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも
あのささやかな人生を良くは言わぬ人もあるだろう
あのささやかな人生を無駄となじる人もあるだろう
でも僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも
ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく
ただ痛むための涙だけを持って生まれた
裸すぎる獣たちだ
触れようとされるだけで痛む人は 火傷してるから
通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか
あのささやかな人生はもしかしたら僕に似ている
あのささやかな人生はもしかしたら君だったのか
通り過ぎる街の中で そんな人を見かけないか
瞬きひとつのあいだの一生
僕たちはみんな一瞬の星
瞬きもせずに
息をすることさえ惜しむかのように求めあう
ああ 人は獣 牙も毒も棘もなく
ただ痛むための涙だけを持って生まれた
裸すぎる獣たちだから
僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも
瞬きひとつのあいだの一生
僕たちはみんな一瞬の星
瞬きもせずに
息をすることさえ惜しむかのように求めあう
私たちは春の中で
私たちは春の中で 淋しさに苛立っていた
通りすぎる春の中で 遅れることに怯えていた
もしも1人だったならば もしも孤独だったならば
もしも虚ろだったならば もしも自由だったならば
春はあやまちの源
私たちは春の中で 遅れることに怯えていた
私たちは春の中で わからないものに苛立っている
通り過ぎた春のために 失ったものを怯えている
もしも1人だったならば もしも孤独だったならば
もしも虚ろだったならば もしも自由だったならば
春はあやまちの源
私たちは春のために 失ったものを怯えている
もしも1人だったならば もしも孤独だったならば
もしも虚ろだったならば もしも自由だったならば
春はあやまちの源
私たちは春の中で 失くさないものまで失くしかけている
命の別名
知らない言葉を覚えるたびに
僕らは大人に近くなる
けれど最後まで覚えられない
言葉もきっとある
何かの足しにもなれずに生きて
何にもなれずに消えてゆく
僕がいることを喜ぶ人が
どこかにいてほしい
石よ樹よ水よ ささやかな者たちよ
僕と生きてくれ
くり返す哀しみを照らす 灯をかざせ
君にも僕にも すべての人にも
命に付く名前を「心」と呼ぶ
名もなき君にも 名もなき僕にも
たやすく涙を流せるならば
たやすく痛みもわかるだろう
けれども人には
笑顔のままで泣いてる時もある
石よ樹よ水よ 僕よりも
誰も傷つけぬ者たちよ
くり返すあやまちを照らす 灯をかざせ
君にも僕にも すべての人にも
命に付く名前を「心」と呼ぶ
名もなき君にも 名もなき僕にも
石よ樹よ水よ 僕よりも
誰も傷つけぬ者たちよ
くり返すあやまちを照らす 灯をかざせ
君にも僕にも すべての人にも
命に付く名前を「心」と呼ぶ
名もなき君にも 名もなき僕にも
命に付く名前を「心」と呼ぶ
名もなき君にも 名もなき僕にも
糸
なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない
どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない
なぜ 生きてゆくのかを
迷った日の跡の ささくれ
夢追いかけ走って
ころんだ日の跡の ささくれ
こんな糸が なんになるの
心許なくて ふるえてた風の中
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない
縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます
愛情物語
よりそいあって暮らすことが あなたのためにはならないこともある
しでかして来た過ぎた日々が 私を許しはしないらしい
今日までの愛情に報いて出来ることはただひとつ
突然の裏切りと見えるしかなくても
もう逢わない もう呼ばない あなたと他人になるわ
たとえ離れても心は変わらない
せつなさに疲れて息がとまっても
誰でもいい側にいてと 迷いにまかせたひと頃があった
忘れ捨ててほしいならと 忍び寄って来るあの頃の気配
狙うのは私だけでいい おびき寄せて遠ざかるわ
あなたには何者も触れさせはしないから
あなたには裏切りと憎まれてもいいから
たとえ離れても心は変わらない
せつなさに疲れて息がとまっても
狙うのは私だけでいい おびき寄せて遠ざかるわ
あなたには何者も触れさせはしないから
あなたには裏切りと憎まれてもいいから
たとえ離れても心は変わらない
せつなさに疲れて息がとまっても
幸せ
夢なら醒めるいつかは醒める 見なけりゃよかったのにと言われても
それでも夢が醒めるまでのあいだ 見てたことを幸せと呼びたいわ
あなたの町が窓の向こうで星のように遠ざかる電車で思います
幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと
幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと
せんないね せんないね どちらもぜいたくね
せんないね せんないね これからどうしよう
幸せになりたいね
旅の途中の雪降る駅でなぜ降りてしまったのかわからない
あなたは来ない追いかけては来ない 当たり前ねと小さく笑います
急ぎ足では遠ざかれない 雪の粒より小さな夢をまだ見てるわ
幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと
幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと
せんないね せんないね どちらもぜいたくね
せんないね せんないね これからどうしよう
幸せになりたいね
幸せになる道には2つある 1つめは願いごとうまく叶うこと
幸せになる道には2つある もう1つは願いなんか捨ててしまうこと
せんないね せんないね
せんないね せんないね
幸せになりたいね
たかが愛
まちがいだけを数えていても人の心をなぞれはしない
教えておくれ止まない雨よ本当は誰を探しているの
あぁ この果てない空の下で
何ひとつまちがわない人がいるだろうか
何故にたかが愛に迷いそしてたかが愛に立ちどまらされても
捨ててしまえないものがまだあるの
僕はたかが愛に迷いそしてたかが愛に立ちどまらされても
捨ててしまえない たかが愛
傷つきあったさよならだけが形に残るものだとしても
確かにあったあのときめきがいつか二人を癒してくれる
あぁ この果てない空の下で
独りでも寂しくない人がいるだろうか
何故にたかが愛に迷いそしてたかが愛に立ちどまらされても
捨ててしまえないものがまだあるの
僕はたかが愛に迷いそしてたかが愛に立ちどまらされても
捨ててしまえない たかが愛
目を開けて最初に君を見たい
目を開けて最初に君を見たい
誰よりも最初に君を見たい
愛と言わなけりゃわからないだろうか
目を開けて最初に君を見たい
今から始まる長い1日が争いだけにまみれていても
僕は目を開けて見つめてゆくだろう
僕は目を開けて見つめてゆくだろう
だから その前に
目を開けて最初に君を見たい
目を閉じる間際に君を見たい
誰よりも最後に君を見たい
愛と言わなけりゃわからないだろうか
目を閉じる間際に君を見たい
今から始まる長い1晩が冷たい闇に塗られていても
僕は迷わずに帰ってくるだろう
僕は迷わずに帰ってくるだろう
だから その前に
目を閉じる間際に君を見たい
旅人のうた
男には男のふるさとがあるという
女には女のふるさとがあるという
なにも持たないのは さすらう者ばかり
どこへ帰るのかもわからない者ばかり
愛よ伝われ ひとりさすらう旅人にも
愛よ伝われ ここへ帰れと
あの日々は消えてもまだ夢は消えない
君よ歌ってくれ僕に歌ってくれ
忘れない忘れないものも ここにあるよと
あの愛は消えてもまだ夢は消えない
君よ歌ってくれ僕に歌ってくれ
忘れない忘れないものも ここにあるよと
西には西だけの正しさがあるという
東には東の正しさがあるという
なにも知らないのは さすらう者ばかり
日ごと夜ごと変わる風向きにまどうだけ
風に追われて消えかける歌を僕は聞く
風をくぐって僕は応える
あの日々は消えてもまだ夢は消えない
君よ歌ってくれ僕に歌ってくれ
忘れない忘れないものも ここにあるよと
あの愛は消えてもまだ夢は消えない
君よ歌ってくれ僕に歌ってくれ
忘れない忘れないものも ここにあるよと
SE・TSU・NA・KU・TE
友だちをなぐさめる役ばかり回ってきた
励ましてひやかして頼りにされたりしてた
人生の答だけ教えてくれる映画たち
はじめから答だけ教えてくれるドラマたち
みんなみんな嘘ね みんなみんな嘘ね
私にだけなにも教えない
せつなくて ふいにせつなくて
こみあげる涙だけが素直
恋しくて それと言えなくて
こんなせつなさを知らなかった
今までの私なら気のきいたジョークきめる
今までの私ならクールなセリフできめる
なのになぜ口ごもる うろたえて答が出ない
こんなときこうしろと友だちになら言えたのに
わかりすぎてしまう わかりすぎてしまう
あなたに追いつけやしないこと
せつなくて ふいにせつなくて
こみあげる涙だけが素直
恋しくて それと言えなくて
こんなせつなさを知らなかった
せつなくて ふいにせつなくて
こみあげる涙だけが素直
恋しくて それと言えなくて
こんなせつなさを知らなかった
空と君のあいだに
君が涙の時には 僕はポプラの枝になる
孤独な人につけこむようなことは言えなくて
君を泣かせたあいつの正体を僕は知ってた
ひきとめた僕を君は振りはらった遠い夜
ここにいるよ 愛はまだ
ここにいるよ いつまでも
空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る
君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる
空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る
君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる
君の心がわかる、とたやすく誓える男に
なぜ女はついてゆくのだろう そして泣くのだろう
君がすさんだ瞳で強がるのがとても痛い
憎むことでいつまでもあいつに縛られないで
ここにいるよ 愛はまだ
ここにいるよ うつむかないで
空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る
君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる
空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る
君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる
空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る
君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる
ファイト!
あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた
女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている
ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる
悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる
私 本当は目撃したんです 昨日電車の駅 階段で
ころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い
私 驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった
ただ怖くて逃げました 私の敵は 私です
ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ
暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼってゆく
光ってるのは傷ついてはがれかけた鱗が揺れるから
いっそ水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば楽なのにね
やせこけて そんなにやせこけて魚たちのぼってゆく
勝つか負けるかそれはわからない それでもとにかく闘いの
出場通知を抱きしめて あいつは海になりました
ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ
薄情もんが田舎の町にあと足で砂ばかけるって言われてさ
出てくならおまえの身内も住めんようにしちゃるって言われてさ
うっかり燃やしたことにしてやっぱり燃やせんかったこの切符
あんたに送るけん持っとってよ 滲んだ文字 東京ゆき
ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ
あたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに
ならずにすんだかもしれないだけ あたし男に生まれればよかったわ
ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を越えてゆく
諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく
ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ
ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ
ファイト!