2002年9月 日記



2002/09/29(日)
 最近読んでみて、面白かった本


「誰も書けなかったパソコンの裏事情」
(宮永好道 著/並木書房)

 宮永好道氏といえば、知ってる人は知っている、昔のTV番組「パソコンサンデー」で講師として出ていた方。99年に入って亡くなられた氏が、亡くなる直前に書かれたのがこの本。

 この本が出版されたのは98年。主な内容は、当時のパソコンについての状況と、各メーカーが今までに出したパソコンの紹介と批評が書かれている。
 特に今までのパソコンについては、パソコン黎明期といわれる70年代後半〜80年代に出た機種が続々と紹介されていて、ちょっと懐かしい思いにひたる事ができる。また、氏らしくなかなか鋭い視点で語られているので、楽しめる。



「そうだ、ゲームミュージックを聴こう!」
(G-trance/罰帝 監修/マイクロマガジン)

 タイトルでもわかるように、ゲームミュージックについて書かれた本。ゲームミュージックの歴史や作曲者インタビューが綴られている。

 この本の内容を一言で言うと「とにかくマニアック」。GMの歴史についても、各音源チップについてを語りながら述べていたり、インタビューも「さんたるる氏」「崎元仁氏」が出ていたり、スタッフの一押しGMの中に「サンダークロス」「アタリゲームミュージック」などが出ていることから、これがどれだけマニアックかというのがわかると思う。

 そのマニアックさにつられて買ってしまった。


 この2冊について、どうも私は、ゲームとパソコンの黎明期と呼ばれる時代からやっていただけに、こういう「歴史を語った本」を見ると買ってしまうようだ。



2002/09/21(土)
「戦闘妖精 雪風」のビデオを観た。

 戦闘妖精 雪風とは、SF小説では有名な作品。ゲームの方面でも、パソゲーのシルフィードなど、影響を受けた作品も多数存在している。
 それのアニメ化ということで、結構話題になっていた。私も小説を読んで好きだったので、今回観てみたのだった。

 雪風のビデオは、全5巻が発売予定。その最初の1巻を観たわけだが、感想は・・・、んー、なんと言うか、煮え切らない感じ。

 ビデオの方は、小説の中のストーリーをほとんどぶった切って、ごく一部しか語られていない。その一方で、CGを使って製作された飛行シーンに重点が置かれている感じで、小説のファンとしては納得しないぞって感じ。
 あと、「え、1巻でもうそこまでストーリー進めるの?」という感想もあった。

 で、もう一つ思ったのは、「小説読んでない人はわからねえな、これ」。
 ストーリーの説明がほとんど無くて、小説を読んでいない人も納得しないぞって感じになってる。


 ということで、まとめ。
 小説を読んでない人は「覚悟して観ましょう」
 小説を読んだ人は「覚悟して観ましょう」



2002/09/14(土)
 缶コーヒーのTVCMで、「心を亡くすと書いて『忙しい』と言いますけど、暇はあきません、忙しいって最高ですわ」なんてセリフがあるが、今の自分の立場からすれば、本当にそうだなあって思う。
 暇というのは、本当に人間をフヌケけにしてしまうものだ。はあ〜、早く仕事がしたいよ。

 こんな中、先日原付乗って走ってたら、スピード違反でつかまった。たったの50キロしか走ってないのにつかまってしまい、金が無いのに罰金を払わされるという、最低な状態。

 とまあ、いいことが全然無い今日この頃。なんか、パーッと呑みにでも行きたいもんだねえ。


 まあこういう状態の中、今日、近畿大学の方へと足を運んだ。
 何でも、ここにはすごいゲーセンが存在するという話をネット等でよく聞いていたので、一度見てみようと思ったのであった。

 近畿大学の前まで行ってみると、やけに古びたゲーセンがある。入ってみると、いまどき珍しくテーブル型のゲームが多数置かれている。
 まずここで驚かされたのは、1ゲーム20円という安さ。建物の1、2階合わせて100台近くあるゲームが、全て20円である。
 そして、ここのオールドの品揃えもすごい。80年代、中には70年代の白黒ゲームも含めずらりと並んでいる。まさか私も、今になって「リーグマン」や「デッドコネクション」がプレイできるとは思わなかった。
 というわけで、なかなか楽しませてもらった。

 オールドゲーマーにとってはかなりすごい店なので、大阪人は一度行ってみよう。