2001年5月 日記


2001/05/21(月)
 最近、読んで面白かった本。

「田宮模型の仕事」(田宮俊作 著・文集文庫)

 田宮模型といえば、プラモデル、ラジコン、ミニ四駆で有名な、模型の最大手メーカー。
 その中で、プラスチック模型の製造を始めた頃から中心的な存在で、現タミヤの社長、田宮俊作氏が、田宮模型の歴史について語ったのが、この本。
 最初、タミヤはどのようにしてプラスチック模型に関わるようになったか、そしてミリタリー、F1、ラジコン、ミニ四駆と、次々と新しいものを作り続けていった、そのエピソードが事細かく書かれている。


 プラモデルと言えば、男の子だったら誰しも一度は触れた事があると思う。私もその例にもれず、プラモデルを買って夢中になって作り、ラジコンに関しても、夢中になって走らせた覚えがある。だから、私自身、タミヤにはお世話になったという感じである。
 そんなユーザーがこの本を読んで感じたのは、「プラモデルを企画する側の人は、私たちよりもさらに熱意と情熱を持って作っている」ということ。

 プラモデルの製作や設計、取材など、本物を完全再現しようと、細部にわたるまで徹底的にやろうとする。やってる時は、それこそ寝る間や食事する間も惜しんで、夢中になって。
 何でそこまでするかと言うと「好きだから」。そんな製作者のシンプルかつ熱い気持ちが、この本を読んでひしひしと伝わってくる。

 それと共に、私の職業、メカ屋にとっても、この本の中に「設計のときの苦労」「金型に関すること」、中に「愛のある設計とは」なんて事など、技術者としてのさまざまな事が描かれている。なんとも、身につまされるようだった。


 というわけで、この本を読んで改めて「プラモデルってすごいなあ」「技術屋ってすごいなあ」と感じたのだった。


#ひとりごと。んー、ここ最近、腹痛が全然治らん。もう相当やばいんかな、ワシ。


2001/05/05(土)
 さて、旅行も3日目。今日はひたすら帰還の旅となる。


 ホテルを出てから約3時間、一般道路を走り抜ける。約120kmというとんでもない距離だったが、途中、海岸沿いや山の谷間の絶景を眺めたり、山中の急なカーブでスリルあるコースを味わえたり、大変面白いドライブコースであった。
 その途中、路面電車が横を通っていくところもあった。「おお、のどかな町だねえ」などと思いながら、高速道路に入り、瀬戸大橋へと向かう。


 実は私、瀬戸大橋は今まで一度、車で走った事があった。もちろんドライブ目的だったのだが、その時の天気は、何とまあ「大雨」。絶景が見えるはずが、大雨で前すら見えにくい。最悪のドライブだった。

 というわけで、今回は2度目の挑戦となる。まあ今日の天気は曇りで、絶好の状態ではなかったのだが、それでも絶景の中を走り抜ける事ができ、最高の気分となった。
 そしてその最高の気分を盛り上げるべく、カーステレオで私が一番好きな曲、サンダーフォースVの「Steel of Destiny」をガンガンにかけるのであった(←バカ)。

 その後、大阪に直行。さすがにこの日は、Uターンラッシュとなったため、途中渋滞に遭ったりもしたが、無事帰還となった。

 というわけで、ただひたすら走り続けるという、2泊3日のドライブ。とにかく3日ともつらかったのは「渋滞」。ゴールデンウィークだからしょうがないのだが、今年は例年以上に多かったように思う。
 あと、体力的には、もう完全に限界にまで来ていて、帰ってそのままぶっ倒れたのだが、気分的には、まだまだ走りたいところはあった。四国最南端の足摺岬なども時間的都合で行けなかったし、やはり渋滞と計画性の甘さがたたったか。

 そして、今回の走行データは、こんな感じだった。

5/3 5/4 5/5
走行距離 480km 210km 550km 1240km
走行時間 12時間 8時間 12時間 32時間
給油したガソリン 25リットル 18リットル 42リットル 85リットル

 車に乗っている人ならわかるだろうが、3日で1200キロも走るなんて、はっきり言ってバカです(爆)。

瀬戸大橋で撮影。
曇りながら、やはり絶景



2001/05/04(金)
 昨日は走りつかれて、11時には死人のように寝ていた。そして今朝は、7時には跳ね起きて出かける準備をしていた。
 まあ、そんなものである。


 というわけで、四国旅行2日目。今日走ったコースは、八幡浜から、四万十川を渡り、中村町までというコース。
 四万十川とは、「日本最後の清流」と言われる名所。今回ここまで来た最大の目的は、ここなのであった。

 というわけで、四万十川までたどり着く。感想は一言「美しい〜」。
 今日は天気がよかった事もあって、車中から見るその景色は、うわさどおりの絶景であった。途中、車を降りて川まで行ってみたが、水も澄み切っている。

 ただ、ここで辛かったところ。車1台分しか通れない道幅で、しょっちゅう対向車に出くわしたり、渋滞にまで遭ってしまった。こういう道路でここまで車が走るのを見たのもはじめてである。名所ゆえの事だろうか。


 そうしているうちに、四万十川を抜け、今日泊まる予定のホテルに着く。

 私が泊まったのは、JR中村駅の近く。この辺は観光地に近いためか、ホテルや旅館が大変多い。しかし、本当にホテルしかなく、周りはコンビニ1件と小さい食堂が数件いうすごいところ(車で10分ほど行けば繁華街らしいが)。

 だが、こんなところに、なぜかゲーム屋(しかも結構大きめの店)が2〜3軒あった。そこで、「こういう田舎町だからこそありそうな、『このゲームがこんな値段で売られているなんて!』という感じの掘り出し物はないか」などと探していたら・・・、発見!

 というわけで、SS版「メタルスラッグ」を2000円で購入して喜んでいる私がいた(←バカ)。

四万十川にて撮影。
絶景だった



2001/05/03(木)
 さて、今日からゴールデンウィークの4連休に入る。私もその例にもれず、4連休できる状態となっている。

 やはりこの時にしか行けないところに行ってみたいと思い、泊まりがけで旅行に出かけていた。行ったのは、四国。ここを車で走りまくる予定をたてていた。


 簡略ながら、上の地図に走行コースを書いてみた。今日は大阪から高速道路を走り、本州〜四国を結ぶ、しまなみ街道を渡り、最終的に四国の西にある、八幡浜で一泊の予定。
 まあ今日はゴールデンウィーク初日だし、混雑を考慮して、少し早めに出てみた。

・・・が、予想をはるかに上回る大渋滞。朝9時に家を出て、神戸を通過したのが午後1時半。普通なら1時間あれば行けるところを、なんで4時間以上かけねばならんのか。
 また、しまなみ街道でも渋滞にあったため、四国到着が午後6時。予定では2〜3時ごろに着いて観光しながらゆっくり走る予定だったが、このおかげで全て通過するのみ。

 そして、夜の高速を飛ばしながら、ホテル到着が午後9時すぎ。あとは倒れるように寝てしまった。

 ちなみに、しまなみ街道とは、7ヶ所のつり橋を次々と渡りながら四国を目指すコース。つり橋での絶景や、途中で島に降りて走る、とても爽快なドライブコースなのだが、渋滞と時間の遅れのため、それどころではなくなってしまった。

 というわけで、走行距離約480キロ(ほとんど高速道路)、走行(停滞含む)時間約12時間。まあとにかく、今日は渋滞に泣かされた1日であった。

しまなみ街道の橋の一つ。
これが車中で撮影できたのも、
渋滞だったからこそ