今日は祭日、ということで、梅田の町をブラブラとしていた。
何でも、今日11/23は「ゲームの日」らしい。店によって何かイベントでもやってるのかなと思いつつ、いろいろなゲーセンに行ってみた。
すると・・・、何にもやってねえ。どこの店もいつも通りで、特別にイベントをやっているわけでもない。
まあゲームの日なんて、どこかの団体が勝手に決めたもんだし、実際はこんなもんだなと思いつつ、普通にゲーセン巡りを続ける。
私が梅田に行ってまず行くのが、大阪駅前第1〜4ビル(大阪人には俗に『駅ビル』と呼ばれているところ)。ここはオールドゲームが充実している店が多いのでうれしい。今日も行ってみると、「ゼクセクス」「シティコネクション」「ゲバラ」等々、いろいろ楽しませてくれた。
また店によっては、いつまでもかたくなに「ラピッドヒーロー」を置いていて、こだわってるのかそうでないのかよくわからないところもある。
その途中、とある店を覗いてみると、「ドラゴンニンジャ」「シークレットエイジェント」があった。妙にマイナーなものがあるなと思いつつ入ってみると、「空牙」「ウルフファング」「スカルファング」が並べられている。
おお、なかなか通なラインナップだねえと思っていると、その他には、「ミッドナイトレジスタンス」「チェルノブ」「マジカルドロップ」「トリオザパンチ」「ダークシールI・II」「ブレイウッド」等々・・・
ここで、わかる人はピンと来るだろうが、その店に置かれている十数台のゲームのほとんどが「DECOゲー」なのである(1〜2台ほど最近の格闘ゲームがあるのみ)。さらには「バッテンオハラのスチャラカ空中戦」「ウエスタンエクスプレス」まであるのは、あまりにも通すぎる。そしてあまりにもうれしすぎる。そして、これであまりにも喜んでいる私ってなに(爆)。
場所は、確か第2ビルのB1Fのはず(記憶薄でスマネ)なので、DECOファンは駅ビルへGO!
その後、大阪駅の方に行った。
実は今日ここへ来たのは目的があった。今日は大型パソコンショップである「ソフマップ」の梅田店がオープンする日だったのである。広告等によると、西日本最大規模のパソコンショップとのことで、ちょうど休みだし、軽く行ってみるかという感じだった。
で、行ってみると・・・、長蛇の列。列の長さからして、店に入るのに30分〜1時間くらい待たねばならない様子だった。
パソコンショップに入るのに並んで待つのは、実にバカバカしいと思ったので、その時は断念。
その後梅田をまたうろうろしていたのだが、夕方の午後6時頃になって、そろそろ人が少なくなったかなと思いつつ、もう一度寄ってみた。列はまだあったが、さすがに人は少なくなり、5分くらいの待ちでいけるようだったので、結局並んで入店。
入ってみると、確かに規模は大きい。パソコン、ゲーム、そしてソフト、ハード、中古、さらにDVDまで、全てが1フロアにそろっている。
でもこれって、1フロアでこれなので、日本橋にある5〜6階建てのソフマップと、総合的な面積は同じようなもの。だから、特別すごいってものじゃない。
まあでも、パソコンやゲーム関係で欲しいものがあると、梅田と日本橋の両方にあるので、それだけ選択肢が増えて、私にとっては実にうれしいところではある。
というわけで、今日はDECOゲーゲーセンが最大の収穫だった(オイ)。
またマンガネタ。
最近私、マンガ喫茶に行ったりして、ボチボチとマンガを読んでいるが、そこで注目しているものをいろいろ書いてみたりする。
ちなみに、私が現在購読しているマンガ雑誌は、週間少年マガジン。それ以外は、単行本での購読になる。
・バガボンド
井上雄彦氏のマンガは、ジャンプに連載していた「スラムダンク」の時に読んでいたが、この時から、キャラの見せ方と、動きのある絵が凄いなあと思っていた。
だが、この作品では、それに付け加え「瞬間の絵」というのが凄い。
8巻での一場面、「見える!」宮本武蔵が心の中でつぶやくこの一言が、1ページ絵で大きくバンと出て来る。その後では、一瞬だけ、そして大きく動くアクションがある。
こんな、「静」と「動」の両方を描き分けて、その両方で魅せてくれるのが、あまりにも魅力的。
・トライガン
実はこのマンガ、第一印象ははっきり言って悪かった。理由は、「ギャグとマジのバランス」
徹底的にギャグとか、徹底的にマジというのは好きだが、それが混在すると、やはり「笑わせるところは笑わせて、決めるところではビシッと決めてくれる」てのであって欲しいなあってのが、私の思うところ。
そういう意味でトライガンは、いささか「ふざけすぎ」という印象があった。
とは言っても、1巻の中盤あたりから、結構ビシッと決めるところが出てきたので、そこからはまりだし、今は続編「トライガンマキシマム」も読んでしまった。
でもやはり、もうちょっとマジ方向に行って欲しいなあって思っていたりする。
・無頼伝 涯
マガジンに連載中のマンガ。この作者の副本伸行氏といえば、「カイジ」などで有名なマンガ家。その彼が、初めて少年誌での連載として話題になっていた。
で、私の感想、「この作者、絶対少年誌というのを意識してないな」
内容は暗い。特に人間の持っている暗い面、「心の弱さ」「悪の心」などを押し出した、心理的に怖い内容のものになっている。この辺も、福本氏ならではといった感じで、よくこれで少年誌に載ってるなってくらいのもの。
と共に、実に読ませてくれるので、はまっている。
・ラブひな
今、やたらと同人誌のネタにされたり、「○○萌え〜」の対象となっているが、俺的にはこのマンガ、「ほのぼのドタバタコメディ」という感覚で見ている。つまり、あまり気合を入れることなく、気軽に読めるって感じ。
ストーリーとして、いきなり海外に飛んだりすることもあるが、やはり、ひなた荘を舞台にしたほのぼの編の方が好きだったりする。
と共に、このマンガって、一度に多くのキャラが出るわりには、悪役がいない。つまり、どのキャラに対しても好感が持てるというのもある(別に『萌え』の感覚は無いが)。
・PEAK
マガジンに連載されていたが、先週で終わってしまったマンガ。山岳をテーマにした作品で、人物の描写に迫力があって好きだったのだが、急遽連載終了が決まったのか、最後はあまりにも急ピッチの展開で、実に残念だった。
まあ、単行本は早くも今月出るらしいし、買おうと思っている。
他にもいろいろあるけど、とりあえずこんな感じ。
ちなみに最近、マンガ喫茶では「MASTERキートン」を読み始めているところ。これを読み終えたら、同作者の「MONSTER」あたりを読みたいところだけど、マンガ喫茶には、そうしょっちゅう行けないし、読み終えるのはいつのことやら。
昨日、今敏氏のマンガについて書いていたが、今日は彼の監督アニメ作品「パーフェクトブルー」を、レンタルして観ていた。
内容はサイコスリラーとなっているのだが、展開としては、「主人公が暮らす現実の中に、非現実的な世界が見えてきて、それがだんだん大きくなっていく。しまいにはどこが現実かどこが夢かわからなくなり、そして自分自身の存在すらわからなくなっていく」というもの。
そして観てる側も、途中からどこまでが現実の世界か混乱するほどのもので、その見せ方には驚かされた。
感想としては、こういうのってSFではよくあるパターンだねえ、と共に、彼が手がけた「ワールドアパートメントホラー」「メモリーズ」と近い要素を含んでいるなあって思った。
そういう点で面白かったが、俺的にあまり好きではない要素が入ってたりするので(芸能界のドロドロした裏側とか、残酷な殺人とか、レイプとか)、めちゃめちゃ好きという程ではなかったりする。
まあ何はともあれ、今敏氏の次なる監督作品「千年女優」が製作中なので、この辺も期待しているところ。
今日は、私の一番好きなマンガの話。
今敏のマンガ「海帰線」というのがある。今敏氏と言えば、今はアニメーターとして知られているが、元々はマンガ家。その彼が10年前にヤングマガジン誌上に連載していたのが、この作品。
当時の単行本は、すでに絶版となっているが、再販されている事を昨日知ったため、今日買いに行ったのだった。
マンガのストーリーとしては、ある田舎町を舞台に、ある大事件が起こるというもの。その町に伝わる「人魚」の伝説が大きなテーマとなっていて、ファンタジーな要素も含んでいる。
でも、特に幻想的な内容でも、派手なアクションがあるわけでもない。舞台もごく普通の田舎町だし、特にヒーローが出てくるわけでもない。
そこに出てくる一人一人の人物が、それぞれのドラマを持っていて、それらが重なって一つの大きな物語になっていく。こんなストーリーの展開や、派手さの無い演出、そして絵の魅力に引き込まれていた。
私は当時、ヤングマガジンで連載中にはまってしまい、単行本も、発売日の朝に買いに走った覚えがある。まあそれくらい、当時から思い入れを持っていた。
で、この再販の方を見ていると、巻末に作者のコラムが載っている。それによると、
「単行本は初版しか出ていないらしい」
んー、そんなに人気無かったのか。
「彼のマンガはこれと、後に出した『ワールドアパートメントホラー』の2冊のみ」
んー、「ワールド・・・」は持っているし、この後の活躍を期待していたのだが、完全にアニメーターになってしまったのね、残念。
そういや、彼の監督作品「パーフェクトブルー」を観てみたいものだなあ。
「この本は、海外版も出版されている」
んー、マジで個人輸入などして買いたい(ファンとはそんなもの)。
 |
左が初版の単行本、右が再販のもの
絵のタッチが明らかに違う |